女性の場合、多くのソプラノが、最後はメゾを歌う。しかし我々には素晴らしいドミンゴがいる。バリトン・ロールで経歴を広げている。
(このあとは以下のような英文が続きます)and all are tearing their hair ...(ちょっと訳しにくいです‥直訳すると「みんな髪をかきむしっている」ですが・・苦笑)
オケはベートーヴェン・アカデミー・オーケストラ。ポーランドラジオ合唱団とグレツキ室内合唱団、ソリストが加わり、参加したアーティストは、最終的に186人になったとのことです。そして観客は、子どもを含めて1000人以上が参加したと報道されていました。
Orkiestra Akademii Beethovenowskiej
Chór Polskiego Radia , Górecki Chamber Choir
Małgorzata Walewska , Urška Arlič Gololičič
José Cura
La Forza del Destino (Verdi)
Jose Cura (Don Alvaro)
Georgina Lukacs (Leonora)
Leo Nucci(Don Carlo)
1999 La Scala
Hugo de Ana , Riccardo Muti
第1幕
スペインの由緒ある侯爵の家に生まれたレオノーラ、一方、スペインに滅ぼされたインカの王族の子孫であるドン・アルヴァーロ。愛し合う2人だが、結婚を侯爵に反対され、駆け落ちを計画する。迎えに来たアルヴァーロとためらうレオノーラ、アルヴァーロは熱い愛の告白を、レオノーラは父への思いと恋人への愛とのあいだで悩み苦しみ、最後はかけおちを決断する。
Jose Cura La forza del Destino Act 1 duo
2人で家を出ようとしたところを父侯爵に見つかり、自衛のため持っていたピストルを、無抵抗であることを示すために投げ出した。ところがそれが運悪く暴発、侯爵に当たり、亡くなってしまう。
Verdi:La forza del destino: "Vil Seduttor!.."- José Cura, Georgina Lukacs, Eldar Aliev
第3幕
侯爵の家を逃げだしたものの、途中ではぐれた2人。アルヴァーロは、レオノーラがすでに亡くなったと思い込み、イタリアの戦場で偽名で士官となっていた。戦場で、自らのインカの血統、侵略者に処刑された父母、不幸をふりかえりながら、愛するレオノーラを回想する「天使のようなレオノーラ」
Jose Cura, " La forza del destino " -- 1999
敵とたたかう同僚の声を聞きつけ救出。実はそれが、復讐のためアルヴァーロを探し続けていたレオノーラの兄、ドン・カルロだった。しかし互いに偽名を名乗ったため、まだお互いに気付いていない。変わらぬ友情を誓うテノールとバリトンの二重唱が、とてもりりしく、美しい。
Jose Cura La forza del Destino Act 3 scene 2 duo
戦闘で負傷したアルヴァーロ、カルロに「秘密が入っている。自分が死んだら焼き捨ててほしい」と箱を渡す。その中には、恋人レオノーラの肖像画が入っていた。
Forza del Destino Act 3 scene 4 duo
負傷から生還したアルヴァーロに、すでに箱を開けて秘密を知ってしまったドン・カルロが、レオノーラの無事と自らの復讐の思いを告げる。レオノーラへの愛と自らの無実を語るアルヴァーロ、しかしやむなく剣を抜き、応戦。運命の恐ろしさから、修道院に行くことを決意する。
Jose Cura La forza del Destino Act 3 scene 7,8,9
第4幕
それから5年後、執念で修道院にいるアルヴァーロを探し出したカルロ。罪を贖い、慈悲を請い、運命の前にひざまずくと歌うアルヴァーロ。しかしアルヴァーロを許さず、侮辱の言葉をなげかけるカルロに、ついにアルヴァーロも剣をとる。
Verdi:La forza del destino:"Le minacce, i fieri accenti"- José Cura, Leo Nucci
さらなる悲劇が襲う。カルロを刺した直後に再会したレオノーラとアルヴァーロ。兄を殺したと告白するものの、そこにまだ生きていた瀕死のカルロが現れ、父を裏切ったレオノーラを刺す。静かに息を引き取るレオノーラ、運命のあまりの過酷さを嘆き、絶望するアルヴァーロ。終
Jose Cura La forza del Destino last