どもども~、こんにちは! そうだいでございます~。
なんだか今日の千葉は、またしても真夏の暑さがもどってきちゃいましたねぇ。夕べは日が落ちてからずいぶんと涼しくなって、夜中なんかはむしろ寒いくらいだったんですけど。んもう、バテるサマーはもうたくさんなんですが……
わたくしごとになりますが、日常生活がいよいよ忙しくなってまいりました。
新しく始めたアルバイトのほうが、まだまだ見習いなので働く時間自体は短いものの、ほぼ毎日のように入るようになってきたァ!! これはがんばらんば。
それで、午前中から昼過ぎにかけてがそのお仕事で、夕方から日がかわるくらいにかけてが6年ほど続けさせてもらっている今までどおりのお仕事、というタイムスケジュールになっております。いや~、深夜2時に寝て朝6時に起床し、あとは働くか休んでるか。なんという健康的な日々! ほどほどに休日を入れながら、がんばっていきましょう。
え? あれ? これからは夜中にちゃんと寝なきゃいけないの!?
ど~すんのよ~、深夜のラジオライフはぁ~!!
これは困りました……いや、上のように私の2つの仕事が重なることは今のところは毎日ではないのですが、寝不足で働くなんていう危険なこと極まりない選択肢だけは絶対に避けなければならない私からしたら、深夜の TBS『ジャンク』や J-WAVE『ロケットマンショー』をリアルタイムで聴くことを諦めなければならない日がぽつぽつ出てくることは火を見るよりも明らかなのです!
これはも~、世間のサラリーマンや学生諸君が喜んで使っているという「ポッドキャスト配信」なるものを、いよいよ私も導入しなければならなくなるのかしら? でも、「いつでも聞きたいときに好きなラジオが聴ける」ポッドキャストって、考えてみれば私のインターネット生活の中ではいちばん嬉しい利用法かも。早急に検討することにいたしましょう。
そんなこんなで、先月に紹介した「そうだいラジオ事情 2012・上半期」のすばらしいラインナップも、下半期に入ってまた大きく変更してくる可能性があります。なので、まずその前に、お世話になった上半期の面々をまとめてふりかえってみることにいたしましょう。
しょっぱなから、2012年のことじゃなく去年2011年の話になっちゃうんですけど、2011年の私のラジオライフといえば、そりゃあ~もう、とんでもない中毒度でした。
そのへんのことは去年12月ごろの記事にまとめた通りなんですが、いちおう仕事に出ている時間帯は聴いていなかったにしても、朝8時30分に始まる番組から深夜……っていうか早朝5時に終了する番組までをチェックしていたという執着ぶりには、我ながら驚愕してしまうところです。まぁ~、頭おかしいですね。
それにくらべますと、確かに聴く時間帯が大幅にコンパクトになったのはさみしくもあるのですが、だいたいムリしないで聴ける時間帯だけに絞られるようになった今年2012年のラジオライフはひじょ~に楽チン。おさまるところにおさまったという感じですね。
個人的な感触としましては、やっぱり今年の3月に TBSラジオ平日の名物昼おび番組だった『小島慶子 キラ☆キラ』が終了してしまったことが大きかったなぁ。これによって、なしくずし的に『大沢悠里のゆうゆうワイド』も『荒川強啓 デイ・キャッチ』も聴かなくなっちゃいました。
それにしなくとも、私の実感としては、火曜日のゲストパーソナリティーだったコラムニストの神足裕司さんが、くも膜下出血の療養のために2011年9月に降板したあたりから、日によって『キラ☆キラ』はなかなか聴きづらい回があったりして……まぁ、終わるべくして終わったと言えるんじゃないでしょうか。なんか、「聴かせる怒り方」が小島さんの最大の持ち味だったんじゃなかろうかと思うんですけど、おっしゃることは至極ごもっともながら、ちょっと聴ける感じじゃない怒りをぶつぶつつぶやく時間がたまにあったような気がするんです。
ふしぎなもんで、別に私は月~金曜日のゲストパーソナリティー陣の中でも、特に火曜日の神足さんが好きだというわけでもなかったのですが、神足さんが欠けたことによって確実に番組全体のバランスが崩れたという実感はありました。ご本人の能力や貢献度というところ以上に、「ただ、そこにいる」ってだけで集団に圧倒的な影響をおよぼす人材って、やっぱりいるもんなんですねぇ。神足さんの一日も早い復帰を祈りたいです。
そんな変化はあったんですけど、それでもやっぱり変わらないのが、TBSの『爆笑問題の日曜サンデー』と深夜『ジャンク』枠と、J-WAVE の『ロケットマンショー』ね! ゆるぎないな~、ここは。
このあたりは、もうホンットに手ばなしたくない貴重な時間なのですが! 翌朝に早起きして仕事しなくちゃならないとなると、まぁリアルタイムでのチェックは難しいですな。背に腹はかえられないやね……
最近やっと確定したのですが、これらの中でいっちばん私が好きなのは、ジャンク木曜日の『おぎやはぎのメガネびいき』です!
いや~、グダグダ、これグダグダ! ホントに力を抜いて聴けるのが最高なんだよなぁ~。
特にこのハガキコーナーが大好きってこともないのに、なんか聴いちゃうんです。特に声をあげて大爆笑するってこともないのに、なんか毎週チャンネルをあわせちゃうんです。まさに深夜ならではの贅沢すぎる「無駄な時間のつぶしかた」って感じなんですよ、おぎやはぎの2人のだらだらした会話がね! 裏番組の『オールナイトニッポン』がまさしく正統派なナインティナインであるだけに、むしろだからこそ際立つ温度の低さですね。私はだんぜん、『メガネびいき』のオフビートっぽさを推したい!
ほんとのことを言うと、実は私、この『メガネびいき』で半年に1回くらい、生放送でなく録音放送になった時に突然ふってわいたように不定期で放送されるやはぎさんソロのラジオドラマ『ママン』シリーズが死ぬほど大好きです。これはもう……至高の幻惑タイムですね。こういうことをたま~にやってくれるからたまりません。おぎやはぎはやっぱ、いい!
深夜ラジオのだいたいの動向はそんな感じなのですが、2012年におきた変化でやはり欠かせないのは、なんといっても週末のラジオライフにこれらの番組が参入してきたことでした。固定しがちだったラインナップに風穴があいた!
毎週土曜日・深夜0時30分~1時
『モーニング娘。のモーニング女学院 放課後ミーティング』
パーソナリティ …… モーニング娘。第9期生(譜久村聖、生田衣梨奈、鞘師里保、鈴木香音)と第10期生(飯窪春菜、石田亜佑美、佐藤優樹、工藤遥)のうちのいずれか3名の週替わり
毎週土曜日・深夜1時~1時30分
『中島早貴のキュートな時間』
パーソナリティ …… ℃-ute・中島 早貴
毎週日曜日・深夜1時~1時30分
『Berryz ステーション1422 』
パーソナリティ …… Berryz工房・徳永 千奈美、熊井 友理奈
出ました「ラジオ日本・1422キロヘルツ」!! 2012年に入って、私はとんでもない異世界への扉をひらいてしまった……
1422ラジオ日本。間違っても、1242ニッポン放送では決してない。
ラジオ日本は、神奈川県の横浜に本社をおくラジオ局で、関東地方の他には岐阜県と兵庫県にネット局のある、「ビミョ~にネット放送している」不思議なチャンネルです。昔は沖縄にもネット局があったそうですね。1990年代からは日本テレビの傘下会社になっているのですが、そういえば巨人戦の中継が多いなぁ、くらいなもんで、特に放送を聴いていて TBSと TBSラジオ、フジテレビとニッポン放送ほどの親密な関係を感じ取ることはできません。
横浜に本社があるものの、実際は東京の麻布にあるスタジオから送信している番組がほとんどということで、ラジオ日本の放送は関東地方のほぼ全地域で聴くことが可能であるようです。もちろん、千葉でも聴けるわけですね。
ラジオ日本は、当時の経営方針のために1982~94年の長きにわたって「若者向けの番組をあえて制作しなかった」時期があり、現在はその方針はとっていないはずなのですが、やはり今でも『夏木ゆたかのホッと歌謡曲』とか『えんか侍』とか、ナツメロ歌謡曲や演歌のリクエスト番組が多いように感じられるのが、他のネットラジオ局と比較しての大きな特徴です。な~んか、番組個々の問題ではなく、放送チャンネル自体がまるごとぜ~んぶ「まったり」してるんですね。
そうではあるんですが、「若者向け」として最近は AKB48随一のラジオパーソナリティーテクと評される佐藤亜美菜、アイドリング!!!、SUPER☆GiRLS、9nine(ナイン)といった女性アイドルグループの看板番組が前面に押し出されており、その中でも特に、今年2012年に入ってからドンドンドンと3連発で始まるようになったのが、上の3つの直球ハロプロど真ん中ラインナップだというわけなのです。それぞれ中島さんが1月、モーニング女学院が4月、Berryz ステーションが7月の番組開始となっていますね。
ちなみに、2012年9月現在、グループとしてのモーニング娘。とBerryz工房メンバーと℃-uteメンバーそれぞれが、関東地方で聴くことができる地上波ラジオ番組のパーソナリティをつとめている番組はこれらの3つだけだそうです。Berryz工房のももち三太夫頭領が文化放送でやっておられたソロのラジオ番組は、現在はインターネット放送に異動しているようですね。あの~、新潟FM でやってるっていう℃-uteの矢島舞美リーダーのソロ番組って、どうにかして千葉で聴くことはできないもんでしょうか? やっぱ移住しなきゃダメ?
実は、私がこんな感じのラジオ日本に夢中になってしまったきっかけは自分スタートではなく、完全に他人様からの情報提供でした。いっつも私は知るのが遅い!
忘れもしない2012年6月30日。
私は日ごろ懇意にしていただいている同志の方に教えてもらった、『℃-uteコンサートツアー2012春夏 美しくってごめんね』のよこすか芸術劇場での最終公演の YouTube生中継を楽しみました。その夜、深夜1時をすぎてすぐに、同じその方から「ラジオ日本のなっきぃの番組を今すぐ聴きたまへ。」という神託をちょうだいしたのです。
えっ、中島さんラジオ番組やってんだぁ。その情報を受け取った私は、えっちらおっちら新聞のラジオ欄をめくって、はっきり言って生まれて初めて意識した「ラジオ日本」というラジオ局の周波数をチェックしたのです。
それで途中から聴いてみたらさぁ……まぁ~ビックラこきましたね。
なんか、ものすごく小声なゲストが中島さんとボソボソしゃべってる……えっ、おれ、どっかの部屋の盗聴した音声をまちがって聴いてんのか!?
どうやら中島さんとはかなり気心の知れた関係であるらしいのですが、その回の特別ゲストは中森明菜かと聴きまごうばかりに声がちっちゃかったのです。とにかく、人生最初のラジオ日本体験がそれだったために、そのふつうのラジオ番組では考えられない「ヒミツの隠れ家」的な雰囲気に、私は完全に心を奪われてしまいました。また、心なしか、千葉で聴くラジオ日本の音声は TBSラジオとかよりも遠い感じでモヤ~っとしてるんですよ。全体的に「聴きなれないチャンネル盗み聞きしている」というよそいき感と背徳感がハンパないんですね。
ほら、旅行でひとりでホテルに泊まったりして、夜中に眠れなくてヒマな時、その地方のラジオ番組なんかを、適当にチャンネルをぐるぐるまわして聴いてみるじゃないですか。え? やんない? そんな哀しすぎる旅、しない?
ああいうときの「一期一会」なドキドキとさみしさを常に提供してくれるんだよなぁ~、ラジオ日本は。
結局、その回の中島さんの番組のゲストは、数時間前の℃-uteのコンサートにも特別ゲストとして出演していたBerryz工房の菅谷梨沙子さんだったことがすぐに判明したのですが、いい放送回を聴きましたねぇ。なんか、その日にかぎって菅谷さんのノドの調子が最悪だったのだそうで。でも、かえって彼女の「ハロプロ一のアーティスト肌」が存分に強調されてよかったんじゃないでしょうか!?
中島さんも菅谷さんもまだまだ18歳なんですけど、とにかくトークが大人なんですよね……
さすが、「アイドル歴10年」。ハロー!プロジェクトの中でいくと、モーニング娘。の道重さゆみ現リーダーと田中れいなエースが22~3歳で年長者となるわけなのですが、芸歴という点でみれば、2002年6月30月にオーディションに合格したBerryz工房と℃-uteのメンバーの方が、2003年1月19日にモーニング娘。第6期メンバーとして合格したお2人よりも「約半年の先輩」にあたることになるのです! 人生の半分以上アイドルっすか……
まぁそういった感じのとっかかりとなったのですが、『中島早貴のキュートな時間』はとにかくパーソナリティがかなりしっかりした進行をしてくれる、私にとっては本当に「なつかしいかおり」がする正統派アイドルラジオ番組です。中島さんが特に芸能活動向けの架空のキャラクターを持っているということでもないので、奇抜なテンションや過激なハガキ職人という部分でなく非常に自然なトークが聴こえてくるのがとっても耳にやさしいですね。昔、私が聴いていたラジオ番組の中で言うと、森高千里さんのやっていた番組の空気に近いような。
ところが、そのようにしっかりした番組だけを提供しているわけではないのがラジオ日本の恐ろしいところで、私が聴いている番組のうち、残りの2つは毎週毎週、非常にデンジャラスなにおいをふりまいてくれます。
『モーニング娘。のモーニング女学院 放課後ミーティング』は毎回かわる3人のパーソナリティのうち誰かが進行役をつとめることになっているのですが、まぁ~内容がまともに進行しません。コーナーがまとまらない、脱線どころか話の本線が見あたらない、なにがそんなにツボに入っているのかがわからない。だが、それがいい!! これぞまさに放課後ミーティング。タイトルに偽りなしです。
それでも、回を重ねるごとにだんだん番組としての体をなすようにはなってきているのですが、進行を失敗したりハガキの内容を忘れてトークに興じるときのほうが断然おもしろいという持ち味に変わりはないので、これからもどうか、番組としてのきれいなまとまりなどはいっさい意識せずに、適度につまらないコーナーで出演している3人の「変なところ」をくすぐるリアクションやハプニング重視のグダグダ体制でいっていただきたいと思います。
個人的にはやっぱり、工藤さんがいちばん好きだなぁ~。まったく予想のつかないところで火がつく、彼女の「キシシシシ」や「エヒヒヒヒ!」という笑い声は、これから成長していってもぜひとも忘れないで武器にしていっていただきたい! 女性アイドル界最高峰のバッドボーイですね。
『キュートな時間』が「古典的」で『モーニング女学院』が「ぐだぐだ」とくれば、残る『Berryz ステーション1422 』はやはり「バッタバタ」ということになるかと思います。
『Berryz ステーション1422 』の徳永・熊井ペアは、他の2番組のパーソナリティよりも年上の19~20歳なのですが、そこはそれ、やっぱり19~20歳。とにかく進行がおぼつきません。でも、コーナーやハガキから話題をつなげていこうとする必死な姿勢はビシバシ伝わってきて、聴いているこっちまでイヤな汗をかいてしまう緊張感に満ち満ちています。だが、それもいい!
あと、この番組は録音放送らしいのですが、それでも「スタジオ入りが遅れてどっちかのパーソナリティがいない」という事態がけっこう多発しています。タイトなスケジュールなのはわかるんですが、なんつうか……30分番組なんだから録音開始をちょっと待てばいいんじゃないの? たぶん、スタジオブースの使用時間にかなりの制限があるんじゃないでしょうか。なにはともあれバッタバタです。
これらの3番組からわかるように、ラジオ日本はまさしく「不器用ですから……」を旨とする日本ラジオ界の高倉健といってさしつかえないかと思われます。いい意味でも悪い意味でも、ラジオディレクターがまったく前に出てこない手づくり感が徹底しているんですね。簡単なコーナー、競争心をあおる計算が微塵もないハガキ募集。時間がピタッと停止している「古きよきユートピア」になっているんですなぁ。いや、ユートピアっていうよりは、シーラカンス?
遊園地での公開録音では強風の「ゴー!!」っていう音を思いっきり拾って聴きづらくなるし、「ファンなら知ってるでしょ?」と言わんばかりのナチュラルさで「アイドル本人じゃなくてアイドルのマネージャーのコメント」を流すし……とにかく、恐ろしいラジオ局です。伝統と狂気が同居しているという点ではイギリスっぽいですね、なんか。
また、どの番組でもパーソナリティに、
「いちよんにーにー、ラジオにっぽん!」
と最初にかならず言わせる局そのものの必死感もたまらないものがあります。
まぁ、とにかく他のラジオキー局がしっかりしすぎなほどにしっかりしてるんでね。このスピード感のない、なつかしい味わい……疲れきった週に1回、逃げ込んで楽しむには本当に最適なアジール(不可侵領域)なんですねぇ。
1422・ラジオ日本。これからも、ついていきます!!
なんだか今日の千葉は、またしても真夏の暑さがもどってきちゃいましたねぇ。夕べは日が落ちてからずいぶんと涼しくなって、夜中なんかはむしろ寒いくらいだったんですけど。んもう、バテるサマーはもうたくさんなんですが……
わたくしごとになりますが、日常生活がいよいよ忙しくなってまいりました。
新しく始めたアルバイトのほうが、まだまだ見習いなので働く時間自体は短いものの、ほぼ毎日のように入るようになってきたァ!! これはがんばらんば。
それで、午前中から昼過ぎにかけてがそのお仕事で、夕方から日がかわるくらいにかけてが6年ほど続けさせてもらっている今までどおりのお仕事、というタイムスケジュールになっております。いや~、深夜2時に寝て朝6時に起床し、あとは働くか休んでるか。なんという健康的な日々! ほどほどに休日を入れながら、がんばっていきましょう。
え? あれ? これからは夜中にちゃんと寝なきゃいけないの!?
ど~すんのよ~、深夜のラジオライフはぁ~!!
これは困りました……いや、上のように私の2つの仕事が重なることは今のところは毎日ではないのですが、寝不足で働くなんていう危険なこと極まりない選択肢だけは絶対に避けなければならない私からしたら、深夜の TBS『ジャンク』や J-WAVE『ロケットマンショー』をリアルタイムで聴くことを諦めなければならない日がぽつぽつ出てくることは火を見るよりも明らかなのです!
これはも~、世間のサラリーマンや学生諸君が喜んで使っているという「ポッドキャスト配信」なるものを、いよいよ私も導入しなければならなくなるのかしら? でも、「いつでも聞きたいときに好きなラジオが聴ける」ポッドキャストって、考えてみれば私のインターネット生活の中ではいちばん嬉しい利用法かも。早急に検討することにいたしましょう。
そんなこんなで、先月に紹介した「そうだいラジオ事情 2012・上半期」のすばらしいラインナップも、下半期に入ってまた大きく変更してくる可能性があります。なので、まずその前に、お世話になった上半期の面々をまとめてふりかえってみることにいたしましょう。
しょっぱなから、2012年のことじゃなく去年2011年の話になっちゃうんですけど、2011年の私のラジオライフといえば、そりゃあ~もう、とんでもない中毒度でした。
そのへんのことは去年12月ごろの記事にまとめた通りなんですが、いちおう仕事に出ている時間帯は聴いていなかったにしても、朝8時30分に始まる番組から深夜……っていうか早朝5時に終了する番組までをチェックしていたという執着ぶりには、我ながら驚愕してしまうところです。まぁ~、頭おかしいですね。
それにくらべますと、確かに聴く時間帯が大幅にコンパクトになったのはさみしくもあるのですが、だいたいムリしないで聴ける時間帯だけに絞られるようになった今年2012年のラジオライフはひじょ~に楽チン。おさまるところにおさまったという感じですね。
個人的な感触としましては、やっぱり今年の3月に TBSラジオ平日の名物昼おび番組だった『小島慶子 キラ☆キラ』が終了してしまったことが大きかったなぁ。これによって、なしくずし的に『大沢悠里のゆうゆうワイド』も『荒川強啓 デイ・キャッチ』も聴かなくなっちゃいました。
それにしなくとも、私の実感としては、火曜日のゲストパーソナリティーだったコラムニストの神足裕司さんが、くも膜下出血の療養のために2011年9月に降板したあたりから、日によって『キラ☆キラ』はなかなか聴きづらい回があったりして……まぁ、終わるべくして終わったと言えるんじゃないでしょうか。なんか、「聴かせる怒り方」が小島さんの最大の持ち味だったんじゃなかろうかと思うんですけど、おっしゃることは至極ごもっともながら、ちょっと聴ける感じじゃない怒りをぶつぶつつぶやく時間がたまにあったような気がするんです。
ふしぎなもんで、別に私は月~金曜日のゲストパーソナリティー陣の中でも、特に火曜日の神足さんが好きだというわけでもなかったのですが、神足さんが欠けたことによって確実に番組全体のバランスが崩れたという実感はありました。ご本人の能力や貢献度というところ以上に、「ただ、そこにいる」ってだけで集団に圧倒的な影響をおよぼす人材って、やっぱりいるもんなんですねぇ。神足さんの一日も早い復帰を祈りたいです。
そんな変化はあったんですけど、それでもやっぱり変わらないのが、TBSの『爆笑問題の日曜サンデー』と深夜『ジャンク』枠と、J-WAVE の『ロケットマンショー』ね! ゆるぎないな~、ここは。
このあたりは、もうホンットに手ばなしたくない貴重な時間なのですが! 翌朝に早起きして仕事しなくちゃならないとなると、まぁリアルタイムでのチェックは難しいですな。背に腹はかえられないやね……
最近やっと確定したのですが、これらの中でいっちばん私が好きなのは、ジャンク木曜日の『おぎやはぎのメガネびいき』です!
いや~、グダグダ、これグダグダ! ホントに力を抜いて聴けるのが最高なんだよなぁ~。
特にこのハガキコーナーが大好きってこともないのに、なんか聴いちゃうんです。特に声をあげて大爆笑するってこともないのに、なんか毎週チャンネルをあわせちゃうんです。まさに深夜ならではの贅沢すぎる「無駄な時間のつぶしかた」って感じなんですよ、おぎやはぎの2人のだらだらした会話がね! 裏番組の『オールナイトニッポン』がまさしく正統派なナインティナインであるだけに、むしろだからこそ際立つ温度の低さですね。私はだんぜん、『メガネびいき』のオフビートっぽさを推したい!
ほんとのことを言うと、実は私、この『メガネびいき』で半年に1回くらい、生放送でなく録音放送になった時に突然ふってわいたように不定期で放送されるやはぎさんソロのラジオドラマ『ママン』シリーズが死ぬほど大好きです。これはもう……至高の幻惑タイムですね。こういうことをたま~にやってくれるからたまりません。おぎやはぎはやっぱ、いい!
深夜ラジオのだいたいの動向はそんな感じなのですが、2012年におきた変化でやはり欠かせないのは、なんといっても週末のラジオライフにこれらの番組が参入してきたことでした。固定しがちだったラインナップに風穴があいた!
毎週土曜日・深夜0時30分~1時
『モーニング娘。のモーニング女学院 放課後ミーティング』
パーソナリティ …… モーニング娘。第9期生(譜久村聖、生田衣梨奈、鞘師里保、鈴木香音)と第10期生(飯窪春菜、石田亜佑美、佐藤優樹、工藤遥)のうちのいずれか3名の週替わり
毎週土曜日・深夜1時~1時30分
『中島早貴のキュートな時間』
パーソナリティ …… ℃-ute・中島 早貴
毎週日曜日・深夜1時~1時30分
『Berryz ステーション1422 』
パーソナリティ …… Berryz工房・徳永 千奈美、熊井 友理奈
出ました「ラジオ日本・1422キロヘルツ」!! 2012年に入って、私はとんでもない異世界への扉をひらいてしまった……
1422ラジオ日本。間違っても、1242ニッポン放送では決してない。
ラジオ日本は、神奈川県の横浜に本社をおくラジオ局で、関東地方の他には岐阜県と兵庫県にネット局のある、「ビミョ~にネット放送している」不思議なチャンネルです。昔は沖縄にもネット局があったそうですね。1990年代からは日本テレビの傘下会社になっているのですが、そういえば巨人戦の中継が多いなぁ、くらいなもんで、特に放送を聴いていて TBSと TBSラジオ、フジテレビとニッポン放送ほどの親密な関係を感じ取ることはできません。
横浜に本社があるものの、実際は東京の麻布にあるスタジオから送信している番組がほとんどということで、ラジオ日本の放送は関東地方のほぼ全地域で聴くことが可能であるようです。もちろん、千葉でも聴けるわけですね。
ラジオ日本は、当時の経営方針のために1982~94年の長きにわたって「若者向けの番組をあえて制作しなかった」時期があり、現在はその方針はとっていないはずなのですが、やはり今でも『夏木ゆたかのホッと歌謡曲』とか『えんか侍』とか、ナツメロ歌謡曲や演歌のリクエスト番組が多いように感じられるのが、他のネットラジオ局と比較しての大きな特徴です。な~んか、番組個々の問題ではなく、放送チャンネル自体がまるごとぜ~んぶ「まったり」してるんですね。
そうではあるんですが、「若者向け」として最近は AKB48随一のラジオパーソナリティーテクと評される佐藤亜美菜、アイドリング!!!、SUPER☆GiRLS、9nine(ナイン)といった女性アイドルグループの看板番組が前面に押し出されており、その中でも特に、今年2012年に入ってからドンドンドンと3連発で始まるようになったのが、上の3つの直球ハロプロど真ん中ラインナップだというわけなのです。それぞれ中島さんが1月、モーニング女学院が4月、Berryz ステーションが7月の番組開始となっていますね。
ちなみに、2012年9月現在、グループとしてのモーニング娘。とBerryz工房メンバーと℃-uteメンバーそれぞれが、関東地方で聴くことができる地上波ラジオ番組のパーソナリティをつとめている番組はこれらの3つだけだそうです。Berryz工房のももち三太夫頭領が文化放送でやっておられたソロのラジオ番組は、現在はインターネット放送に異動しているようですね。あの~、新潟FM でやってるっていう℃-uteの矢島舞美リーダーのソロ番組って、どうにかして千葉で聴くことはできないもんでしょうか? やっぱ移住しなきゃダメ?
実は、私がこんな感じのラジオ日本に夢中になってしまったきっかけは自分スタートではなく、完全に他人様からの情報提供でした。いっつも私は知るのが遅い!
忘れもしない2012年6月30日。
私は日ごろ懇意にしていただいている同志の方に教えてもらった、『℃-uteコンサートツアー2012春夏 美しくってごめんね』のよこすか芸術劇場での最終公演の YouTube生中継を楽しみました。その夜、深夜1時をすぎてすぐに、同じその方から「ラジオ日本のなっきぃの番組を今すぐ聴きたまへ。」という神託をちょうだいしたのです。
えっ、中島さんラジオ番組やってんだぁ。その情報を受け取った私は、えっちらおっちら新聞のラジオ欄をめくって、はっきり言って生まれて初めて意識した「ラジオ日本」というラジオ局の周波数をチェックしたのです。
それで途中から聴いてみたらさぁ……まぁ~ビックラこきましたね。
なんか、ものすごく小声なゲストが中島さんとボソボソしゃべってる……えっ、おれ、どっかの部屋の盗聴した音声をまちがって聴いてんのか!?
どうやら中島さんとはかなり気心の知れた関係であるらしいのですが、その回の特別ゲストは中森明菜かと聴きまごうばかりに声がちっちゃかったのです。とにかく、人生最初のラジオ日本体験がそれだったために、そのふつうのラジオ番組では考えられない「ヒミツの隠れ家」的な雰囲気に、私は完全に心を奪われてしまいました。また、心なしか、千葉で聴くラジオ日本の音声は TBSラジオとかよりも遠い感じでモヤ~っとしてるんですよ。全体的に「聴きなれないチャンネル盗み聞きしている」というよそいき感と背徳感がハンパないんですね。
ほら、旅行でひとりでホテルに泊まったりして、夜中に眠れなくてヒマな時、その地方のラジオ番組なんかを、適当にチャンネルをぐるぐるまわして聴いてみるじゃないですか。え? やんない? そんな哀しすぎる旅、しない?
ああいうときの「一期一会」なドキドキとさみしさを常に提供してくれるんだよなぁ~、ラジオ日本は。
結局、その回の中島さんの番組のゲストは、数時間前の℃-uteのコンサートにも特別ゲストとして出演していたBerryz工房の菅谷梨沙子さんだったことがすぐに判明したのですが、いい放送回を聴きましたねぇ。なんか、その日にかぎって菅谷さんのノドの調子が最悪だったのだそうで。でも、かえって彼女の「ハロプロ一のアーティスト肌」が存分に強調されてよかったんじゃないでしょうか!?
中島さんも菅谷さんもまだまだ18歳なんですけど、とにかくトークが大人なんですよね……
さすが、「アイドル歴10年」。ハロー!プロジェクトの中でいくと、モーニング娘。の道重さゆみ現リーダーと田中れいなエースが22~3歳で年長者となるわけなのですが、芸歴という点でみれば、2002年6月30月にオーディションに合格したBerryz工房と℃-uteのメンバーの方が、2003年1月19日にモーニング娘。第6期メンバーとして合格したお2人よりも「約半年の先輩」にあたることになるのです! 人生の半分以上アイドルっすか……
まぁそういった感じのとっかかりとなったのですが、『中島早貴のキュートな時間』はとにかくパーソナリティがかなりしっかりした進行をしてくれる、私にとっては本当に「なつかしいかおり」がする正統派アイドルラジオ番組です。中島さんが特に芸能活動向けの架空のキャラクターを持っているということでもないので、奇抜なテンションや過激なハガキ職人という部分でなく非常に自然なトークが聴こえてくるのがとっても耳にやさしいですね。昔、私が聴いていたラジオ番組の中で言うと、森高千里さんのやっていた番組の空気に近いような。
ところが、そのようにしっかりした番組だけを提供しているわけではないのがラジオ日本の恐ろしいところで、私が聴いている番組のうち、残りの2つは毎週毎週、非常にデンジャラスなにおいをふりまいてくれます。
『モーニング娘。のモーニング女学院 放課後ミーティング』は毎回かわる3人のパーソナリティのうち誰かが進行役をつとめることになっているのですが、まぁ~内容がまともに進行しません。コーナーがまとまらない、脱線どころか話の本線が見あたらない、なにがそんなにツボに入っているのかがわからない。だが、それがいい!! これぞまさに放課後ミーティング。タイトルに偽りなしです。
それでも、回を重ねるごとにだんだん番組としての体をなすようにはなってきているのですが、進行を失敗したりハガキの内容を忘れてトークに興じるときのほうが断然おもしろいという持ち味に変わりはないので、これからもどうか、番組としてのきれいなまとまりなどはいっさい意識せずに、適度につまらないコーナーで出演している3人の「変なところ」をくすぐるリアクションやハプニング重視のグダグダ体制でいっていただきたいと思います。
個人的にはやっぱり、工藤さんがいちばん好きだなぁ~。まったく予想のつかないところで火がつく、彼女の「キシシシシ」や「エヒヒヒヒ!」という笑い声は、これから成長していってもぜひとも忘れないで武器にしていっていただきたい! 女性アイドル界最高峰のバッドボーイですね。
『キュートな時間』が「古典的」で『モーニング女学院』が「ぐだぐだ」とくれば、残る『Berryz ステーション1422 』はやはり「バッタバタ」ということになるかと思います。
『Berryz ステーション1422 』の徳永・熊井ペアは、他の2番組のパーソナリティよりも年上の19~20歳なのですが、そこはそれ、やっぱり19~20歳。とにかく進行がおぼつきません。でも、コーナーやハガキから話題をつなげていこうとする必死な姿勢はビシバシ伝わってきて、聴いているこっちまでイヤな汗をかいてしまう緊張感に満ち満ちています。だが、それもいい!
あと、この番組は録音放送らしいのですが、それでも「スタジオ入りが遅れてどっちかのパーソナリティがいない」という事態がけっこう多発しています。タイトなスケジュールなのはわかるんですが、なんつうか……30分番組なんだから録音開始をちょっと待てばいいんじゃないの? たぶん、スタジオブースの使用時間にかなりの制限があるんじゃないでしょうか。なにはともあれバッタバタです。
これらの3番組からわかるように、ラジオ日本はまさしく「不器用ですから……」を旨とする日本ラジオ界の高倉健といってさしつかえないかと思われます。いい意味でも悪い意味でも、ラジオディレクターがまったく前に出てこない手づくり感が徹底しているんですね。簡単なコーナー、競争心をあおる計算が微塵もないハガキ募集。時間がピタッと停止している「古きよきユートピア」になっているんですなぁ。いや、ユートピアっていうよりは、シーラカンス?
遊園地での公開録音では強風の「ゴー!!」っていう音を思いっきり拾って聴きづらくなるし、「ファンなら知ってるでしょ?」と言わんばかりのナチュラルさで「アイドル本人じゃなくてアイドルのマネージャーのコメント」を流すし……とにかく、恐ろしいラジオ局です。伝統と狂気が同居しているという点ではイギリスっぽいですね、なんか。
また、どの番組でもパーソナリティに、
「いちよんにーにー、ラジオにっぽん!」
と最初にかならず言わせる局そのものの必死感もたまらないものがあります。
まぁ、とにかく他のラジオキー局がしっかりしすぎなほどにしっかりしてるんでね。このスピード感のない、なつかしい味わい……疲れきった週に1回、逃げ込んで楽しむには本当に最適なアジール(不可侵領域)なんですねぇ。
1422・ラジオ日本。これからも、ついていきます!!
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