山下智久、若き金田一耕助に 明智小五郎役の伊藤英明とスペシャルドラマで共演
（毎日新聞デジタル 2013年２月８日付記事より）
俳優で歌手の山下智久（27歳）が、フジテレビのスペシャルドラマ『金田一耕助 VS 明智小五郎』で名探偵・金田一耕助の駆け出し時代を演じることが８日、明らかになった。ドラマには、横溝正史の金田一耕助と江戸川乱歩の明智小五郎という、日本の推理小説を代表する名探偵２人が登場するということで、すでに海外でも活躍する有名探偵になっていた明智役で、俳優の伊藤英明（37歳）が共演する。ともにこれまで多くの俳優が演じてきた役だが、本作では若く美しい「山下版金田一」と、精悍でりりしい「伊藤版明智」の鮮やかなツーショットも見どころだという。現在は撮影中で、放送日は今後発表される予定。
ドラマは、芦辺拓（54歳）の推理小説『明智小五郎対金田一耕助』（2002年 原書房）が原作で、山下智久演じる金田一はまだ無名の若手探偵という設定。山下は、おなじみの着物と下駄姿に加え、頭にソフト帽をかぶるという「山下流」金田一ファッションで挑む。また、定番の頭をかきむしる癖のほかに、難問を解こうと悩む際には、床にゴロゴロ転がり続けるという新たなシンキングスタイルも生まれており、さらに美女相手にドギマギする初々しい姿も描かれる。
一方、伊藤英明が演じる明智は、金田一とは対極の洋風紳士スタイルで、クラシックな三つぞろえのスーツ姿。若き金田一が解決した事件の新聞記事を読んで興味を示し、新聞記者と偽って金田一を訪れては、事件の進捗（しんちょく）状況を探ったり、事件を解くヒントをさりげなく残していくといった重要な役割を果たす。また、明智ならではの驚きの仕掛け、演出も多数用意されており、金田一の推理と合わせて、冒頭から最後まで見逃せない展開になっているという。
２人の共演は、同局で2009年に放送された月９ドラマ『ブザービート』でプロバスケットボール選手とコーチという役どころを演じて以来２度目。山下は伊藤との再タッグについて、「相変わらず頼りがいのある兄貴という感じで、全く印象は変わっていません。久々に共演できてうれしいです。」と喜び、伊藤の明智役についても「しぶくて格好いい。」と絶賛。伊藤は山下演じる金田一を「インテリな感じがしますね。品があって色気もあって、すごく新しい金田一だと思います。」と語っており、同ドラマの後藤博幸プロデューサーも「今回の作品が金田一、明智のこれからの新しいスタンダードになってくれると嬉しい。」と期待を寄せている。
物語は、長年いがみ合ってきた薬問屋の間で暴行失踪事件が起きる。２年後、東京・下町で暮らす駆け出しの探偵・金田一のもとにその一方の薬問屋から依頼が舞い込み、金田一は大阪へ向かう。その頃、新聞で金田一の事件解決の記事を読んだ明智は興味を示し、自らの身分を隠して彼の元を訪れる……というストーリー。今後、ヒロインなどキャストも発表される予定。
ふ～ん。あっ、そう。
フジテレビがこれ以降にちゃんと山下金田一シリーズとか伊藤小五郎シリーズをスタートさせてくださるのならば期待度は大なんですけど……
ともあれ、今回は2005年に放送された『土曜ワイド劇場』版の TOKIOファン以外はだぁれも得をしない『明智 VS 金田一』とはだいぶ違って、評価のそれなりに高い原作がしっかりと存在している作品なので、内容はたぶん、おもしろくなるはずです。私はやっぱ、少なくともリアルタイムでは観ないだろうなぁ、TVねぇし。
でも、やっぱさぁ……
番外編なんかファッキンどうでもいいから、とにかく横溝原作か乱歩原作のドラマ化をちゃんとやってくれやァアアアア！！
ドラマ制作陣は、今現在における金田一耕助と明智小五郎の一般的な知名度を、そんなに左うちわにとらえているんですか。「まぁだいたいどんなキャラかは、新作ドラマやらなくてもみんなわかってるだろ。」みたいに。
ダメダメ！ ホントにいい加減そろそろ、新しいシリーズをスターとさせないといけないんだって！ いつまでも過去の遺産に頼っていてどうする！！ みんながみんな、石坂金田一とか天知小五郎とかを観てるわけじゃないんだから。むしろ、『金田一少年』の映像化すら観ていない若者に向けて原作をちゃんと打ち出していく新機軸が必要なの！ 単発スペシャルものじゃなくて！！
そうしないと、2006年版の石坂『犬神家』や古谷金田一シリーズのどうしようもない末期しか観ていないような、黄金期を知らない哀れな世代が満足できないじゃないですか。
今こそ、「芸能事務所の都合」とか「ちょっとやってみた。」みたいな低次元の話ではない、10年20年と続いていく21世紀のニュースタンダードを！！ それが生まれなければ、金田一耕助と明智小五郎は第二、第三の「ゴジラ」になってしまう！ いや、現実にもうなりつつある！！
余談ですけど、いちおう我が『長岡京エイリアン』なりのカウントでいくのならば、山下智久さんは「31代目金田一耕助」、伊藤英明さんは「66代目明智小五郎」ということになります。この『 VS 』の放送がいつになるのかはわかりませんが、おそらくその前に、あの美輪サマの舞台版『黒蜥蜴』（2013年4～6月に全国ツアー上演予定）で木村彰吾さんが「65代目明智小五郎」を演じることになるはずですから。
それにしても、山下さんって、もう27歳だったんだ……そりゃいろいろと模索するよね。原作の『明智小五郎対金田一耕助』は確か横溝正史の『本陣殺人事件』以前の物語だったから、金田一耕助は「20代前半」であるわけなんですが、そんなのは誤差の範囲内でしょう。
「美しい金田一耕助」なんて、じぇんっじぇんいらないんですけどね……まぁテキトーにがんばってくだしゃ～い♨
（毎日新聞デジタル 2013年２月８日付記事より）
俳優で歌手の山下智久（27歳）が、フジテレビのスペシャルドラマ『金田一耕助 VS 明智小五郎』で名探偵・金田一耕助の駆け出し時代を演じることが８日、明らかになった。ドラマには、横溝正史の金田一耕助と江戸川乱歩の明智小五郎という、日本の推理小説を代表する名探偵２人が登場するということで、すでに海外でも活躍する有名探偵になっていた明智役で、俳優の伊藤英明（37歳）が共演する。ともにこれまで多くの俳優が演じてきた役だが、本作では若く美しい「山下版金田一」と、精悍でりりしい「伊藤版明智」の鮮やかなツーショットも見どころだという。現在は撮影中で、放送日は今後発表される予定。
ドラマは、芦辺拓（54歳）の推理小説『明智小五郎対金田一耕助』（2002年 原書房）が原作で、山下智久演じる金田一はまだ無名の若手探偵という設定。山下は、おなじみの着物と下駄姿に加え、頭にソフト帽をかぶるという「山下流」金田一ファッションで挑む。また、定番の頭をかきむしる癖のほかに、難問を解こうと悩む際には、床にゴロゴロ転がり続けるという新たなシンキングスタイルも生まれており、さらに美女相手にドギマギする初々しい姿も描かれる。
一方、伊藤英明が演じる明智は、金田一とは対極の洋風紳士スタイルで、クラシックな三つぞろえのスーツ姿。若き金田一が解決した事件の新聞記事を読んで興味を示し、新聞記者と偽って金田一を訪れては、事件の進捗（しんちょく）状況を探ったり、事件を解くヒントをさりげなく残していくといった重要な役割を果たす。また、明智ならではの驚きの仕掛け、演出も多数用意されており、金田一の推理と合わせて、冒頭から最後まで見逃せない展開になっているという。
２人の共演は、同局で2009年に放送された月９ドラマ『ブザービート』でプロバスケットボール選手とコーチという役どころを演じて以来２度目。山下は伊藤との再タッグについて、「相変わらず頼りがいのある兄貴という感じで、全く印象は変わっていません。久々に共演できてうれしいです。」と喜び、伊藤の明智役についても「しぶくて格好いい。」と絶賛。伊藤は山下演じる金田一を「インテリな感じがしますね。品があって色気もあって、すごく新しい金田一だと思います。」と語っており、同ドラマの後藤博幸プロデューサーも「今回の作品が金田一、明智のこれからの新しいスタンダードになってくれると嬉しい。」と期待を寄せている。
物語は、長年いがみ合ってきた薬問屋の間で暴行失踪事件が起きる。２年後、東京・下町で暮らす駆け出しの探偵・金田一のもとにその一方の薬問屋から依頼が舞い込み、金田一は大阪へ向かう。その頃、新聞で金田一の事件解決の記事を読んだ明智は興味を示し、自らの身分を隠して彼の元を訪れる……というストーリー。今後、ヒロインなどキャストも発表される予定。
ふ～ん。あっ、そう。
フジテレビがこれ以降にちゃんと山下金田一シリーズとか伊藤小五郎シリーズをスタートさせてくださるのならば期待度は大なんですけど……
ともあれ、今回は2005年に放送された『土曜ワイド劇場』版の TOKIOファン以外はだぁれも得をしない『明智 VS 金田一』とはだいぶ違って、評価のそれなりに高い原作がしっかりと存在している作品なので、内容はたぶん、おもしろくなるはずです。私はやっぱ、少なくともリアルタイムでは観ないだろうなぁ、TVねぇし。
でも、やっぱさぁ……
番外編なんかファッキンどうでもいいから、とにかく横溝原作か乱歩原作のドラマ化をちゃんとやってくれやァアアアア！！
ドラマ制作陣は、今現在における金田一耕助と明智小五郎の一般的な知名度を、そんなに左うちわにとらえているんですか。「まぁだいたいどんなキャラかは、新作ドラマやらなくてもみんなわかってるだろ。」みたいに。
ダメダメ！ ホントにいい加減そろそろ、新しいシリーズをスターとさせないといけないんだって！ いつまでも過去の遺産に頼っていてどうする！！ みんながみんな、石坂金田一とか天知小五郎とかを観てるわけじゃないんだから。むしろ、『金田一少年』の映像化すら観ていない若者に向けて原作をちゃんと打ち出していく新機軸が必要なの！ 単発スペシャルものじゃなくて！！
そうしないと、2006年版の石坂『犬神家』や古谷金田一シリーズのどうしようもない末期しか観ていないような、黄金期を知らない哀れな世代が満足できないじゃないですか。
今こそ、「芸能事務所の都合」とか「ちょっとやってみた。」みたいな低次元の話ではない、10年20年と続いていく21世紀のニュースタンダードを！！ それが生まれなければ、金田一耕助と明智小五郎は第二、第三の「ゴジラ」になってしまう！ いや、現実にもうなりつつある！！
余談ですけど、いちおう我が『長岡京エイリアン』なりのカウントでいくのならば、山下智久さんは「31代目金田一耕助」、伊藤英明さんは「66代目明智小五郎」ということになります。この『 VS 』の放送がいつになるのかはわかりませんが、おそらくその前に、あの美輪サマの舞台版『黒蜥蜴』（2013年4～6月に全国ツアー上演予定）で木村彰吾さんが「65代目明智小五郎」を演じることになるはずですから。
それにしても、山下さんって、もう27歳だったんだ……そりゃいろいろと模索するよね。原作の『明智小五郎対金田一耕助』は確か横溝正史の『本陣殺人事件』以前の物語だったから、金田一耕助は「20代前半」であるわけなんですが、そんなのは誤差の範囲内でしょう。
「美しい金田一耕助」なんて、じぇんっじぇんいらないんですけどね……まぁテキトーにがんばってくだしゃ～い♨
