今日は、牛肉の赤ワイン煮こみを作っている。すね肉を、玉ねぎ、ニンジン、トマト、ワインと一緒に煮込む。基本的なフランス料理、シチューの原型のような料理だ。今、低温のオーブンに鍋ごと入れたので、あと2時間ほどで出来上がり。
うちは、金持ちではない。その分だけ自分で美味しい料理を作ることにしている。今日の制作費は、牛なので少々高いが、肉が900円程度、野菜は200円分、ワインが400円分くらいだろうか、1500円程度で、6人前程度できるだろう。お店だと少ししかないが、うちの人数なら大目にあるだろう。
普段は、牛は食べないようにしているのだが、たまには良いと思う。下の子が大学受験で、今日は一日中模試を受けている。疲れたところなので、力がつきそうで暖かいものを食べさせてやろうと思い、普段よりも高めの値段設定をした。
世間では、女性活用とか言っているのだが、女性がおせち料理を作らなくって久しくなるように思う。外にでれば家の仕事ができなくなるのは当然で、そこに企業がサービス、商品を持ち込むのは当然のことだ。それを利用しないと生活がなりたたないのだから。家でおせちを作るのが正しいとか間違いということではないのだが、女性がパートに出かける家庭では、年末におせちを作るのは結構厳しい、しんどい作業だと思う。自分でも、休みはゆっくりしたいと思うのだから。
いったい何が豊かさなのだろうと思う。高い値段をだせば、自分で作る料理よりも美味しい料理はあふれている。そのために、あくせく働いてそのサービスを買う。そのサービスのために働くので、サービスは買わないと生活がなりたたない。
どこかで、この循環を切り離さなければならないのだろうと思う。