私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ラクダムシ Inocellia japonica:成虫に会えた!

2024-07-07 12:35:06 | ヘビトンボ・アミメカゲロウなどの仲間
2024年7月7日(日)

ラクダムシ Inocellia japonica メス

20240610  15mmほど

ヘビトンボ(👇はオオツノトンボ)や

カマキリモドキ(👇はキカマキリモドキ)

など、ヘビトンボ目やアミメカゲロウ目に近いラクダムシ目の昆虫。

一度会いたいと思いつつ、山道散歩中一度も出会ってこなかったからうれしくてうれしくて・・・
「風の谷のナウシカ」の腐海の森を飛んでいそうなデザインがかっこいいではないかっ!
コイツは産卵管がのびてるからメスだ。

なんせ昨年末にアカマツの樹皮下で、初めて幼虫に出会い興奮して

20231228

きれいに撮りなおそうと再び出かけ


近くの杉の樹皮にも複数いて

20240106

後日、他の散歩コースのケヤキにもいたりして

20240223

割とどこでもそこそこいるのを知り、あの興奮は何だったのかと当たり前になり
「なんでこんなに幼虫に出会うのに成虫には会えないんだ?」と思っていた6月下旬
アカメガシワの葉の上にチョコンといて
震える手でパチリ!


逃げようとするところをパチリ!


思ってたより動きが鈍いと知りパチリ!


落ち着いてパチリ!


見ての通り、成虫と幼虫は翅の有無を除くとよく似てる。
蛹になるから完全変態といえるけど、蛹もよく似てる上によく動くそうだ。
だから、不完全変態のようでもある。

こういう変わり者っぽく感じる生き物に何となく惹かれるよなあ・・・
ラクダムシ科では日本に生息する唯一の種であることも・・・

成虫をこれまで見てこれなかったのは、セミと同じように成虫であるスパンが短いのだろうか?
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オオツノトンボ:小さな栗の木の枝で

2021-08-08 17:48:32 | ヘビトンボ・アミメカゲロウなどの仲間
2021年8月8日(日)

オオツノトンボ 30mmほど

20210620

山道を散歩するとき、ついのぞき込むクリの木の枝にじっと止まってた。

トンボと名前についてるけど、トンボの仲間とは縁もゆかりもない。
以前、すっかり勘違いしてたアミメカゲロウ目の仲間。
アミメカゲロウ目の仲間と書いたけど、カゲロウの仲間とは縁もゆかりもない。
トンボやカゲロウが不完全変態で原始的な翅をもつ昆虫グループなのに対し
アミメカゲロウ目は完全変態、つまり蛹の過程をもつ、かなり進化した昆虫グループみたいなのだ。

そのことは、以前同じアミメカゲロウ目の仲間である
キカマキリモドキ
を書いたとき、「水と光の幻影」という飛騨の美しい自然を書かれてる先輩ブロガー blue-wing-oliveさんからご指摘いただいた。
つくづく間違いを指摘くださるのは、素直にありがたいことだと思う。
未だに、私はその程度の虫シロウトなんである。

あらためて「昆虫類の系統樹」を調べてみて、いい勉強になったなあ・・・

さておき、このオオツノトンボ、実に良い子してくれてて外出しようともしない。

反対側に回りこみつつ、パチリ!


完全に回りこんで、パチリ!


1分もかからぬまま、散歩の続行だ!
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キカマキリモドキ

2021-07-03 10:27:57 | ヘビトンボ・アミメカゲロウなどの仲間
2021年7月3日(土)

キカマキリモドキ 翅を除き20mmほど

20210625

この日、大切な所用で、久しぶりに県西部の兄貴のとこへ出かけ
ひと気の少ない山あいの公園で昼飯。

「この虫何なん? 2匹おるけど?」
腹ごなしの散策中、兄貴が葉の裏にコイツを見つけた。


「ん? 奥のはハムシモドキ・・・」
「どっひゃあ~っ! カマキリモドキとちゃうんなあ~っ!」


カマキリモドキは、名に反して「カマキリの仲間」ではなく「カゲロウの仲間」「アミメカゲロウの仲間」
もちろん、虫シロウトの私、実物は初めて見たから、この時点では確からしいことは何も言えない。

「申し訳ない申し訳ない」とつかまえて、タッパーに入れ持ち帰り。
撮影開始! 何とかカマを伸ばしてエサを捕食するようなシーンが撮りたい!

「うわっちゃ~っ!」家でタッパーを開けた途端、カーテンへと飛びたった!


思いのほかすばしっこいやっちゃ!
やはり、翅がカマキリと全然違ってるから飛行能力は相当高そうだ。

冷暗所にしばらくおいて、再開!


カマを伸ばすのが一瞬で、連写機能など持たない私の安物デジカメではなかなか難しい。


この1枚が限界だな。


顔つきも逆三角形でカマキリに似てるし、小さな虫を捕食するためのカマ(前脚)もよく似てる。
でも、「アミメカゲロウ目」と「カマキリ目」では、全然グループが違うもんなあ。
こういうのも『収斂進化』の例としてあげていいのかな?

「成虫は小昆虫を食べ、幼虫はクモのメスに寄生し,クモが産卵するときに卵嚢へと移動し,クモの卵を食べて育つ」
「カマキリモドキの仲間には何種かいる」
というところまでは調べたけど
『産卵はどんなクモへどうしてるのだ?』とか
『どんな樹木の葉にいるのだ?』とか
『寿命はどれくらいなのだ?』とか、わからないまま。

そして、今回は撮影後申し訳ないけど冷凍し、各部位をよく観察してから庭のアリの餌に。
生息地とはかなり離れてる我が家で、放す訳にはいかないからなあ。

これが、6月25日にブログを書かなかった原因なのでありましたとさ。
コメント (6)
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