私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

宍道湖畔のアチコチで・・・ : 復興周遊割 島根紀行⑤

2018-10-31 15:59:43 | 汽水釣り
2108年10月31日(水)

もう10月も終わるというのに、アヂアヂ台湾お魚旅の話も5日目で止まったまま・・・
ま、寒くて釣りに行く気がなくなる頃までネタのストックにしておこうかね。
冬ごもりに備えて動物たちも今せっせと蓄えているんだもんな。

ということで、復興周遊割での島根紀行2日目(10月25日)

この日は、まず宍道湖畔の周遊ドライブ。
何といっても景色がいいもん。
こういう風景を見てるだけでもう十分満たされるというものよ。

名産のシジミ漁の船着き場と選別小屋のあたりや


石垣護岸が延び、コイ釣りの名ポイントらしく次々と釣り人が来る所や


古い木杭と石積みが残るのどかな堤で・・・釣りもした。(やっぱりやね!)


釣れたのはシモフリシマハゼ




ヌマチチブ




ウロハゼ




マハゼ


ほいでもって、タナゴ竿にはちいとばかし荷の重いスズキの幼魚(セイゴ)を


ワーワーキャーキャー言いながら、かみさんが釣った。

「圧倒的に大きいけんね。私の勝ちじゃけえね。」
「わかった、わかった。参りました」
「記念に写真撮っといてっ!」

それはそれは、「もちろん喜んで」なのだが・・・何度も地面に落とすのはいけんぞ!
できるだけダメージを与えずに湖へともどしてやらにゃあ・・・

「宍道湖での釣り、私らがいつも行く近場での釣りと変わらんやんか」 と、かみさん。
「そりゃ、汽水湖やもん。似たようなんが釣れるわなあ・・・」と、言いつつ・・・

少々の違いに気付いたんだけどなあ・・・

それは、シモフリシマハゼの体色がどいつもこいつも黄ばんでるのである。


私らんとこのシモフリシマハゼはうすいベージュ色。


オルニチンたっぷりの宍道湖産シジミを年中食ってるから、元気はつらつの色になっとるんかなあ・・・。
コメント (2)
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アオハタ幼魚(釣査196種目)を仲良く? : 復興周遊割 島根紀行④

2018-10-30 16:17:06 | 海水魚
2018年10月30日(火)

タナゴ釣りをしなくなって久しい。

日本の在来淡水魚の約半分が絶滅危惧種に指定され
在来のタナゴ類にいたっては、国の天然記念物2種・種の保存法指定1種も含め
カネヒラ以外はすべて絶滅危惧種になっているもんな。

地方自治体によっては、条例で捕獲禁止にしている種類もあるし
「珍しいから釣ってみたい・手に入れたい」というちっぽけな自己満足のために出かけてもなあ・・・
わざわざ出かけたとき、ほどほどでやめる自信もない。
沢山のタナゴ釣り人が押し寄せて、見る影もなくなったポイントもこの目で見てきたしな。

その点、海辺での釣りはまだ少しは気楽だ。
タナゴ竿でも十分すぎるほどいろんな種類が釣れる。
何が釣れるか分からないワクワク感も、十分すぎるヒキも味わえる。
タナゴをチマチマ釣るより楽しいかも・・・と最近つくづく思う。

ということで、復興周遊割での島根紀行1日目(10月24日)のトリを飾るのは

アオハタ幼魚である。


生活排水が流れ込んでいる漁港の付け根へ移動した。

想像通りマハゼが釣れた。


次に、排水路のコンクリートの境界が波でえぐれてるポイントをねらった。

「わ~い! なんか知らんハタが釣れたあっ!」


ハタの仲間は、キジハタ(アコウ)しか釣ったことがない。
実にうれしい。
よく釣り番組で、波の荒い磯や船上からハデに格闘されとられるもんな。

得意顔の私にかみさんはどくれ顔。
黙々と竿を振り続ける。

「ほれっ! 私も釣れたけんね。アンタのより小さくてきれいやけんね」


ホンマ負けず嫌いなかみさんである。


ここは3歩下がって4の5の言わずである。ガマン・ガマン・・・

2匹あわせて撮影ケースへ。

最初はシンクロして泳いでいた2匹も・・・


次第に方向性の違いに気付き始め・・・


やがて袂を分かつように離れていく。


何か人生の縮図みたいで、ささくれのようなちっちゃな痛みが走った気がした。

「そこそこおっきなカサゴも釣れたよ~っ!」


ささくれの傷口に塩をなすりつけてきやがるわっ!

宿に戻り調べてみた。

ハタの仲間では、沿岸域で最もポピュラーだという。
アオという名だケド、これは日本人がミドリ色をアオと呼ぶ習慣から来てるのだろうか?
少しミドリがかってるもんな。

かみさん、すこぶるゴキゲン。
帰り道に見つけた広島県の誇りの1つ「アオハタのジャム」まで買ってたもんな。

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想定外のオキエソ(釣査195種目)! : 復興周遊割 島根紀行③

2018-10-29 19:49:51 | 海水魚
2018年10月29日(月)

復興周遊割での島根紀行1日目(10月24日)の続き。

予想だにしなかったオキエソ(体長12cmほど)が釣れた!


「みんな十分楽しみました。
 帰るので余ってるまき餌をもらってくれませんか?」 と、隣で釣ってた作業所サポーターの若者たち。
「もちろんいいですよ。ありがとうございます。ちゃんときれいにしときます」

と、いうことでバケツに半分くらいのアミエサとオキアミをもらった。

とはいえ、サビキ道具もカゴもない。
まき餌は海の富栄養化につながるので基本やらないことにしてるしね。

私らは、その水域に住む多くの種類の魚たちをちょっぴりずつ釣っていくのが楽しみなのだ。

「ま、少しずつまいてくしかないか・・・」 と・・・イシダイやホシササノハベラに加えて

メジナやマアジ


カワハギやシロメバル


ホンベラやアイゴが


たくさん集まってて、釣り飽きてた頃、不埒な妄想が浮かんできた。

「ひょっとして、これだけまき餌がまかれ続けてる海底でも
 ハゼ類やカレイ類などの底魚たちが集まっとるんとちゃうかいな?」

そう思うと試してみたくて居ても立っても居られない。
以前イトヒキハゼを釣った方法(オモリを多くして、ひたすら道糸を長くするだけ)を実行しようじゃないか!

オキアミを1尾つけて岸壁に沿って、スルスルと下す。
4mくらい下したとき、ガツンッときた。

まだ、底についとらんがなっ!
向こう合わせ、糸が緩まぬように気をつけながら・・・一旦タナゴ竿を持ち、ヤリトリをする。
そうしないとタナゴ竿で釣ったことにならないからである。

その後、竿を置き、手で手繰り寄せていった。(ややこしいヤツやね)

ニシキハゼかなんかとちゃうかいなあ? と想像しながら・・・

と、上がってきたのが、このオキエソだったのであった。


こちとらこんなカラフルでちんちくりんな顔つきのエソは初めて見たもんで、あわてたのなんの。

温かい海域に住み、キス釣りなんかのときに混じって釣れるという。
体長40cmにもなるというから、釣れたのは幼魚なんだろうね。

底を狙うという発想はアタリだったケド・・・
底に着く前に想定外の魚が食いついてくるとはね。

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ホシササノハベラ(釣査194種目)はイソゴカイで! : 復興周遊割 島根紀行②

2018-10-28 06:42:21 | 海水魚
2018年10月28日(日)

復興周遊割での島根紀行1日目(10月24日)の続き。

エサをイソゴカイに切り替える。

ホシササノハベラがポンポン釣れた。


体色の濃いコイツはオスっぽい?



体色の明るいコイツはメスっぽい?



なんせ初めて釣った魚だからよくわからない。

海釣りを始めて2年、広島県東部の沿岸域でしょっちゅう釣りをしてきたけれど
一度もお目にかかったことがない。
周りで釣ってるのを見たこともない。

何の本だったか忘れたケド
最近の海水温の上昇で少しずつ分布を広げてるベラだという記憶がある。


ネットで調べてみることに。
広島県では、安芸灘あたりでは普通に見られるようになってるらしい。
冬の時期の水温が定着するか否かの鍵だとも書いていた。
アイナメが減ってる原因と書いてあるものも。

島根県には温かい対馬海流が絶えず流れてる。
瀬戸内海中央部より暖流系の魚が豊富なんだなあと、思った。
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イシダイ幼魚(釣査193種目)を2匹! : 復興周遊割島根紀行①

2018-10-27 09:34:24 | 海水魚
2018年10月27日(土)

西日本豪雨災害以降、観光客がなかなか戻らないという。
その施策として10月からさらに利便性を高めた「新復興周遊割」が実施されている。

そいつを使って24~26日(2泊3日)の島根旅行に出かけた。
ホテルには国から補助金が出るし、安くのんびり旅ができるし、安くなった分お金を使えば地域も潤うしね。

10月24日

こんな観光施設横の岸壁とその奥の漁港へ。


岸壁では数名の若い方々がサビキ釣りをしていた。
障がいを抱えた若者数名とそのサポーターたちだった。
楽しそうにマアジ・メジナ・カワハギなんかを次々と釣っておられる。
釣れた魚はトロ箱へと、みんな笑顔だ。

「横で釣ってもいいですか? 迷惑はかけませんので」
「どうぞ どうぞ」

タナゴ竿を取り出し、スーパーで買ったバナメイエビを小さく切って・・・
マアジもメジナもカワハギも入れ食いだ。

「トロ箱に入れてもいいですか?」
「えっ? くださるんですか? ありがとうございますっ!」
「いえ、横で釣らせてもらってるだけで嬉しいので・・・」

と、なんかあったかい空間に満たされてたら・・・

グンッ! とタナゴウキモドキが沈んだ。

イシダイ幼魚(サンバソウ)である。


初物193種目である。
嬉しいのはやまやまなのだが、横でせっせと釣っておられるのだ。
急いで撮影を済ませて、釣りをせんといけん。

「そろそろお弁当にしますよお~っ!」 サポーターリーダーらしき人の声。

私たちも奥の漁港へと移動。

2匹目が釣れたっ!
今度は余裕もある。

まずは海面で・・・


手のひらの上で・・・


ここでは撮影できる適当な場所が日陰になってて・・・しかもバチャバチャあばれるし・・・


ま、イシダイは結局かみさんには釣れないまま、私にだけ微笑んでくれたのである。

ワハハハハハ・・・すこぶる気分ええわあ!
磯の王者イシダイをついにタナゴ竿・タナゴ仕掛けで釣ったどおっ!

ま、幼魚はなんぼでも群れとると地元の人が言ってたし
みんなよく知ってる魚なので説明はせんとこ。
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