私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

コテングコウモリ Murina silvatica : 桐の葉かげに

2024-10-15 09:18:16 | 哺乳類
2024年10月15日(火)

コテングコウモリ Murina silvatica

20241013   40mmほど

仲間たちときのこ観察会に参加したときのこと。
秋の昆虫を探していた大学生が桐の葉かげで見つけたという。
その場所へと、知人たちに声かけしながら案内してもらうことにした。
もはや「きのこ観察会」はそっちのけの「コウモリ観察ミニツアー」だ。

重なった桐の葉かげに眠っていたのを、私たちが撮影するものだから、目を覚まし始めた。
実にかわいい!
見つけ案内してくれた大学生に感謝感謝!

コテングコウモリは群れをつくらない森林性コウモリ類であるとか
洞窟よりも樹洞やアカメガシワや桐などの大きな葉をねぐらにしているとか
その方面に詳しい知人による解説を聞きながらの撮影だから、贅沢この上ないもんだ。

広島県RDB:絶滅危惧II類

ニホンイノシシ Sus scrofa leucomystax の子:ボケボケで子犬めく

2024-06-21 06:56:25 | 哺乳類
2024年6月21日(金)

ボケボケの画像でトホホホホ・・・情けないのだが
ニホンイノシシ Sus scrofa leucomystax の子

20240620   50cmほど

山道散歩中、遠くの休耕畑でおすわりしてた。
とりあえずシャッターを切ったら走り出し草陰に消えた。


「ウリ坊(イノシシの子)だっ!」
私のデジカメは記録に時間がかかるため、走ってる姿をとらえることはできず。
「子がいるってえと母親が近くにいる」と、慎重に後戻りして去ることにした。

帰宅後、画像をさらに切り取り、カミさんに見せると


「あらあ~カワイイ子犬!」
「イノシシの子だよ」
「いや、子犬よ!」
ということで、わが家では「子犬が正しい!」
のだが、去ってくコイツの尾()が、細い紐様みたいなのは、どう説明する?


ちなみに、ちょうど1年前は偶然にも『ボケボケのニホンジカ』の話を書いている。
ニホンジカ Cervus nippon :ボケボケの野生ジカ
なので、6月20日は『ボケボケのほ乳類の日』に個人的に認定!

ニホンジカ Cervus nippon :ボケボケの野生ジカ

2023-06-20 08:51:29 | 哺乳類
2023年6月20日(月)

ニホンジカ Cervus nippon オス成体

20231014
※ この画像は、新たな遭遇を追加したもの。


20230502  頭胴長100cm強

若い雌ジカなのだろうか?
地元のダムの遠い対岸に佇んでいたのをたまたまかみさんが見つけた。
車をそっと停め、あわててコンデジを探し、フロントガラス越しに目一杯ズームして撮った。


ピントもあってない。
フロントガラスは汚れたまんまだから、ボケボケ。

何度か遭遇したり、食害を聞いたり見たり、足跡を見たりしたことはあった。
宮島へも幾度となく足を運んでるから、『神の使い』である地の鹿たちには身近でお世話になってる。
けど、野生ジカを記録したのは初めてだから、記念に残しておこう。

ニホンジカは、ベトナムから極東アジアにかけて広く自然分布するそうで
もちろん日本全土にも生息してる。


そのニホンジカたちは、国内で数亜種にわけられていて
有名どころでいうと、北海道のエゾシカ、本州のホンシュウジカ、四国・九州のキュウシュウジカ、屋久島のヤクシカなどがある。


ということは、コイツは『ホンシュウジカ』という亜種にあたるのだけど
近年の遺伝子による系統解析(玉手・2002)によると、ニホンジカは北日本と南日本の大きく2つのグループに分かれるそうだ。
私の住む地域は、その2つのグループの境界にあたるようで、交雑も起きてるみたい。
もちろん、どっちのグループなのか私にはまったくわからない。

コイツ、あっという間に去ってった。
わかったことはかみさんの観察眼が優れているということだけだった。

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アブラコウモリ Pipistrellus abramus :知人の勤務先へ

2023-04-16 09:10:21 | 哺乳類
2023年4月16日(日)

アブラコウモリ Pipistrellus abramus

20221010 40mmほど

古い記録で申し訳ない。
私が有機栽培・無農薬の田んぼの生き物調査を手伝っていた日、知人の勤務先の天井に張り付いていたコウモリ。
知人はメールで記録を送ってくれていたのだが、なかなか書く機会もないまま・・・

耳の大きさや顔つきから、まだ幼体のような気もする。
が、なんせ素人なもので、よくわからない。

知人は、とりあえず夜まで保護した後に野に放ったそうだ。


もふもふで可愛らしい顔つきではないか!

日本に棲息する30数種類のコウモリの中で、唯一人家を利用するコウモリ。
だから、最も身近なコウモリで、その習性からイエコウモリ(家蝙蝠)とも呼ばれる。
ユスリカなど小さな昆虫たちをエサとしてるから、人の日常生活にも役に立つ。
だから、かつては家にいると縁起がよいとされていた。

いつからなのだろう?
コウモリが「気味が悪い・不吉で縁起が悪い」動物というイメージに変わっていったのは・・・

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ニホンリス Sciurus lis :今年も森のエビフライ

2023-01-19 09:05:36 | 哺乳類
2023年1月19日(水)

ニホンリス Sciurus lis の食痕

20230103

2年前のこと、既に絶滅と思われていた広島県で、数十年ぶりにニホンリスの生息が再確認された。
その前年のこと、私も散策中に食痕らしき松ぼっくりを拾い、専門家に問い合わせた。

いわゆる『森のエビフライ』


地元だし、縁も生まれたので、今年も散策に出かけてみた。
秋から冬にかけ、松の実が熟す頃、ニホンリスがやってくる。
今年は、まだ食痕が少なく見つけたのは2本だった。
でも訪れてくれていることに一安心。

一昨年秋には山道に沿って走ってる姿も確認したし・・・
定点カメラを設置すれば記録も撮れるかもしれないが、ただの素人の私がすることじゃない。
当時、専門家からいただいたニホンリスの画像はとっても嬉しかったが、それはそれで他人のふんどし。
サッカー代表の森保監督が、ワールドカップ中、常にコメントで「応援」と「きょうどう(共同・共動・協同・協働)」を区別し、並べて話していたように
「頑張れ」と騒ぐより、「だから自分も頑張ろう」と糧にする方が性に合う。

そこで、後日地元の動物園に出かけ、金網越しに・・・
食事中のニホンリス

つまらん行動としけた写真だが、私なりに頑張った共動。

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