私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ゼゼラくんのお言葉の巻

2017-03-31 21:51:57 | 純淡水魚
昨日の用水路でのガサの話。

友が採ったゼゼラである。




2年ぶりのご対面だ。
これまでいい撮影をした覚えがないので撮らせてもらった。

若い頃の記憶では、琵琶湖・淀川水系に生息する淡水魚であり、
私の暮らす地域へは琵琶湖産小アユの放流とともに移入された国内外来魚となっていた。

ところが最近の研究では在来種であるということになっている。

こういう場合、どのように明らかにしていったのだろうか?
考えてみても分からないのである。

話は変わるが、明日から4月である。
4月から働くことになってしまったのである。
私事なので詳しく書くつもりはないのだが、
1年間のんびり好きなことだけをやってきた身で、
社会復帰はできるんだろうか?
ありがたいとも思うけれど、働きたくないという気持ちも当然あるのである。

「ゼセラくん、働かなあかんやろか?」
撮影をしながら心の中で声をかけてみた。


「あ・か・ん!」
ゼゼラくんのお言葉なのであった。

ま、仕事もこのブログも・・・・・・ボチボチ続けますわ。
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クイズ この魚は何でしょう?② の巻

2017-03-31 16:19:32 | 通し回遊魚
 2017年3月31日 金曜日

昨日最後に立ち寄ったちっちゃな河川干潟の写真を載せ忘れていた。

こんな所。


これまで同様、見てもよくわからないように切り取っている。
川幅は1mくらい。

では好評(?)につき第2弾、ここで採集した体長5cmほどの
クイズ 「この魚は何でしょう?②」である。


正解は、次回のコメント欄にて発表できるのかな?

では、前回の正解をこのブログのコメント欄に掲載しますね。(できるのかな?)
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クイズ この魚は何でしょう? の巻

2017-03-30 22:00:55 | 周縁魚
2017年3月30日 木曜日

久しぶりに気のおけない友とガサと釣りをしに出かけた。

用水路2箇所でガサを
水路のタマリ2箇所で釣りを
さらに海辺と向かい、ホンマ小っちゃい河川の干潟でガサをした。
とっぷり日が暮れるまで飽きることもなく網を振り、竿を伸ばした。
ホンマ楽しかったわあ!


見た目は大人、頭脳は子ども。
迷探偵オジンなのである。

さて、最後に遊んだ干潟で採った魚について、クイズです。

銀色の体色にうす茶色の横帯模様のこの魚は何でしょう? 


ヒント:釣り人にはかなり有名な魚の稚魚でっせ。

正解は次回のコメント欄にて発表の予定!(忘れとったらすまんの)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ソウギョ(草魚)をサシで釣るの巻      釣査72種目

2017-03-30 06:30:07 | 中国大陸の魚たち
中国で出会った魚たち 22種目

ソウギョの幼魚である。


第二次中国釣りガサ隊に参加していたOくんがダム湖で釣った個体である。
Oくんは釣りもガサもビギナー、釣りに興味もない。
私の用意したタナゴ竿(仕掛け)でたまたま釣ったのである。
エサは現地の人にいただいたサシ(ミミズ)。
私は日本の釣り堀でしか釣ったことがないのである。クソッ!
でもまあ釣り上げた72種目に登録しておくぞ。

ソウギョは草食性である。
なんでミミズに食いついたのか? 
それは基本的に淡水魚たちの多くは雑食だからである。
とりわけ幼い時期は栄養吸収効率の良い動物食性が強くなるのである。
草食性といわれるソウギョもワタカもミミズでしっかり釣れるのである。

くどいけどソウギョは草食性である。
寿命も長く体長1mを超える大きさになる。
食糧事情の悪かった時代に貴重なタンパク源として中国から移入された魚の1つである。
繁殖には流程がなだらかで長い大きな河川が必要なため、
日本では利根川でしか世代交代できていないという。

ところがコイツけっこうやっかいな外来魚なのである。
私の中ではブルーギル・オオクチバス・放流コイの次なのだ。
住んでる町にいくつものため池がある。
その中にまったく水草のはえない死んだ水の池がいくつかある。
そうしたため池について聞き取りをすると
ヒシやオニバスなどトゲのある水草を除くためにソウギョを入れているのだ。
悲しい過去なのである。
ため池の生態系を下支えしていた水草がしだいになくなるにつれ生き物は消えていく。
最期はソウギョもガリガリになりながら静かにおちていく。
そして腐敗した死の世界だけが広がるのであった。
悲惨な現在なのである。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中国のドジョウとカラドジョウの巻

2017-03-29 16:44:07 | 中国大陸の魚たち
中国で出会った淡水魚 20種目と21種目

どうも私には縁がないようで、いずれも同行した友が採集したものである。

まずはカラドジョウ。


続いて中国のドジョウ。日本のドジョウとは亜種の関係にある。


抱卵中のメス。


カラドジョウの口ヒゲはドジョウと比べ、長いことがわかる。
また、この写真の場合、ドジョウの方は尾ビレ付け根の上部分に小さな黒点があるので区別しやすい。

さて、コイツらどちらもドジョウ養殖関係での輸入なのか、
大型観賞魚のエサ用としての輸入なのか、原因はよく知らないけど
どちらも日本にも定着してしまっているのである。
いわゆる外来種なのである。
ドジョウ輸入禁止としている国もある。

わりと川や水路に出かけていると思う私でさえ、最近すっかりドジョウの姿を見なくなった。
川や水路の圃場整備が大きな原因なのだろう。
ドジョウの一生を考えたとき、産卵場として田んぼや湿地帯などの氾濫原を選んだことが致命傷なのだと思う。
今は、川や水路と田んぼを行き来できないような構造にほとんどなっているのである。

絶滅危惧種のシンボルであるメダカよりもダメージは大きいと思うのである。

ま、公的な形での環境破壊はある程度ヒトとしての生活をふまえたとき、やむを得ないのかもしれない。
できるだけ工夫はしてほしいけどね。

やっかいなのは放流である。
「ドジョウがいなくなったから」と善意で子どもたちと放流されていたりもするのである。
まず、増えない。
放流されたドジョウも野垂れ死になのである。

さらに、きわめて少なくなった生息域に競争力のあるカラドジョウが入ると大変なのである。
まして、見た目の区別がほとんどつかない中国ドジョウが入るともう手のつけようがない。

決して外来種がすべていけないと、日本の純潔を守れと、言うつもりはこれっぽっちもない。
これっぽっちもないのであるが、
一部の人の利益のために人知れぬまま日本の生き物が海外の生き物と入れ替わってしまう
のはいかがなものか? と思うだけなのである。

少なくとも日本の民族伝統芸能の一つである安来節を守り継いでいくことと
その主演俳優である在来ドジョウくんの生活環境を大切にしていくこととは、
同等の価値があるんじゃないかなあ?
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする