テナガテッポウエビ Alpheus japonicus
20240210 40mmほど
横島の底引き網漁で採られたテッポウエビの1種
水深数十mほどの泥底に生息しているためか
今まで河口域の泥干潟などで見かけたことはない初見のテッポウエビ
鉗脚が相当長いことから「手長」という和名になったらしい
はさみの部分を急激に閉じて生じる強い衝撃波と音波で獲物をしとめることから「鉄砲のエビ」ということだ
飼育していてガラス水槽を割られたこともある
テッポウエビ類とハゼ類の共生は有名な話だが
コイツの場合、水揚げの様子からおそらくイトヒキハゼと共生しているようだ
潜って観察できればいいのだけれど、泥が舞うから相当むずかしいだろう
人はわずか数十mほどの距離(水深)にいる生き物のことがほぼわからないままなんだなあ
今日は、横島底引き網漁浜売りの今シーズン最終日
売り物にならない生き物たちを「ミニ水族館」に展示し続けてくださった「龍神丸」さんに会いに行かなくちゃ!
紹介しきれていない生き物たちも多いまま・・・