2019年5月31日(金)
マナマコの黒型かな?
チョイ投げに引っかかって釣れた。
一般の投げ釣りなので新しく釣れた魚種には含めないので外伝6種目。
ずいぶん前の話になる。
5月5日子どもの日のこと。
いろんなネタを消化してるうちに後回しにしてた。
こんなステキな景観のもと、かみさんと海釣りへ。
幼い子を連れ、投げ釣りにいそしむ家族の横で
いつものタナゴ竿釣りと一般の投げ釣りを同時に行うことに。
タナゴ竿・仕掛けでアサヒアナハゼ幼魚が釣れた。
ケースに入れ、撮影してると幼い子がすぐ横へやってきた。
「おじさん、すごいですね」
「ん、この竿と仕掛けなら君でも簡単に釣れるよ」
「へぇ~っ!」
「この魚、アサヒアナハゼというんだよ。カワイイでしょ。君の名は?」
「Tくんと言います。5才です。あそこにいるのがお兄ちゃんのYくん。10才です」
実にはきはきと礼儀正しく答える子だね。
「あのね。そこにおばちゃんいるでしょ? あの人の方が上手いんだよ」
「いえ、そんなことはありません。おじさんは魚博士です。僕分かります」
それからは私の横にベッタリ。
「よし、Tくんに釣らせてやろう!」
アタリに合わせ、かかってるのを確かめた後
「Tくんアタリがあったぞっ! そっと上げてみ?」
「ワーッ! 釣れた~っ! 初めて釣った~っ!」
アカオビシマハゼである。
「Tくん、よく見てて。しま模様がドンドン変化するから」
「わ~っ! ホントだ! おじさんやっぱりすごいです」
5才に投げ釣りは難しい。
お母さんとお兄ちゃんは昼食の準備、お父さんは1人黙々と釣れない投げ釣り。
要するにTくんは時間を持て余してるのだ。
とうとう私のそばから離れなくなり、いろんなお話をしてくれる。
「子どもの日やもんな。Tくんに楽しんでもらおうかね」
Tくんに竿を渡し、横でタイミングを指示。
ついにアイナメを1人で釣った。
もちろん私のウンチクにもしっかり耳を傾ける。
「ありがとうございます!」と大きな声で応え
お母さんのもとへケースごともって駆けていく。
お父さんの空のバケツに移すことに。
兄ちゃんのYくんは大変控えめ。
この子にも楽しんでもらわんと、私のお節介はエスカレート。
魚がかかったのを確かめて
「Yく~ん! おいでおいで! 魚が食いついてきたよ~っ!」
おずおずやってきたYくん、ブルブル竿震わせながら
ムラソイを釣り上げた。
「やるなあ~っ! ムラソイが一番釣りにくいけんな」
Yくん、得意満面の笑顔。
おさまらないのはTくん。
ますますべったりひっついてチャンスを逃さないようにしてるぞ。
「投げ竿、そろそろ上げてみるか?」
上がってきたのはイトヒキハゼ
「お魚博士! この魚とってもキレイです!」
「写真撮ってみる?」
「撮りたいです!」
そう、このちょっとピンボケ写真はTくんが撮った初めてのお魚写真。
そうこうしてるうちにもう1本の投げ竿にひっかかってたのがマナマコ黒型。
赤型・青型・黒型の3タイプあるマナマコのうち、もっとも美味しく高価だという。
惜しいケド、コイツもプレゼント。
お父さん、ここで一発調理の腕前を見せてやんなきゃ!
幼い子を連れた家族で投げ釣りやサビキ釣りをしてる場面をよく見かける。
お父さんは楽しいかもしれん、食糧調達のプレッシャーがあるのかもしれん。
ただ、子ども向きの釣りじゃないと思うんだよな。
丈夫な竿と重いリールと強い糸で、ズリズリ魚をひきずっても重いばかりで楽しくなさそうだし
サビキ釣りはもつらせて、ほどくのにイライラしてるし。
子の目線に立ったもっと単純で楽しい釣りを広めるのは大人の責任じゃないかな?
今の日本の釣りの大半は子ども向けにはなっていない気がするから
それだと次世代に釣りの面白さ・魚の多様さが伝わらないまま、すたれてく文化になるから
と、改めて思うのであった。
さておき、見ず知らずのTくんYくん、子どもの日に遊んでくれてありがとな。
楽しかったよ~っ!
マナマコの黒型かな?
チョイ投げに引っかかって釣れた。
一般の投げ釣りなので新しく釣れた魚種には含めないので外伝6種目。
ずいぶん前の話になる。
5月5日子どもの日のこと。
いろんなネタを消化してるうちに後回しにしてた。
こんなステキな景観のもと、かみさんと海釣りへ。
幼い子を連れ、投げ釣りにいそしむ家族の横で
いつものタナゴ竿釣りと一般の投げ釣りを同時に行うことに。
タナゴ竿・仕掛けでアサヒアナハゼ幼魚が釣れた。
ケースに入れ、撮影してると幼い子がすぐ横へやってきた。
「おじさん、すごいですね」
「ん、この竿と仕掛けなら君でも簡単に釣れるよ」
「へぇ~っ!」
「この魚、アサヒアナハゼというんだよ。カワイイでしょ。君の名は?」
「Tくんと言います。5才です。あそこにいるのがお兄ちゃんのYくん。10才です」
実にはきはきと礼儀正しく答える子だね。
「あのね。そこにおばちゃんいるでしょ? あの人の方が上手いんだよ」
「いえ、そんなことはありません。おじさんは魚博士です。僕分かります」
それからは私の横にベッタリ。
「よし、Tくんに釣らせてやろう!」
アタリに合わせ、かかってるのを確かめた後
「Tくんアタリがあったぞっ! そっと上げてみ?」
「ワーッ! 釣れた~っ! 初めて釣った~っ!」
アカオビシマハゼである。
「Tくん、よく見てて。しま模様がドンドン変化するから」
「わ~っ! ホントだ! おじさんやっぱりすごいです」
5才に投げ釣りは難しい。
お母さんとお兄ちゃんは昼食の準備、お父さんは1人黙々と釣れない投げ釣り。
要するにTくんは時間を持て余してるのだ。
とうとう私のそばから離れなくなり、いろんなお話をしてくれる。
「子どもの日やもんな。Tくんに楽しんでもらおうかね」
Tくんに竿を渡し、横でタイミングを指示。
ついにアイナメを1人で釣った。
もちろん私のウンチクにもしっかり耳を傾ける。
「ありがとうございます!」と大きな声で応え
お母さんのもとへケースごともって駆けていく。
お父さんの空のバケツに移すことに。
兄ちゃんのYくんは大変控えめ。
この子にも楽しんでもらわんと、私のお節介はエスカレート。
魚がかかったのを確かめて
「Yく~ん! おいでおいで! 魚が食いついてきたよ~っ!」
おずおずやってきたYくん、ブルブル竿震わせながら
ムラソイを釣り上げた。
「やるなあ~っ! ムラソイが一番釣りにくいけんな」
Yくん、得意満面の笑顔。
おさまらないのはTくん。
ますますべったりひっついてチャンスを逃さないようにしてるぞ。
「投げ竿、そろそろ上げてみるか?」
上がってきたのはイトヒキハゼ
「お魚博士! この魚とってもキレイです!」
「写真撮ってみる?」
「撮りたいです!」
そう、このちょっとピンボケ写真はTくんが撮った初めてのお魚写真。
そうこうしてるうちにもう1本の投げ竿にひっかかってたのがマナマコ黒型。
赤型・青型・黒型の3タイプあるマナマコのうち、もっとも美味しく高価だという。
惜しいケド、コイツもプレゼント。
お父さん、ここで一発調理の腕前を見せてやんなきゃ!
幼い子を連れた家族で投げ釣りやサビキ釣りをしてる場面をよく見かける。
お父さんは楽しいかもしれん、食糧調達のプレッシャーがあるのかもしれん。
ただ、子ども向きの釣りじゃないと思うんだよな。
丈夫な竿と重いリールと強い糸で、ズリズリ魚をひきずっても重いばかりで楽しくなさそうだし
サビキ釣りはもつらせて、ほどくのにイライラしてるし。
子の目線に立ったもっと単純で楽しい釣りを広めるのは大人の責任じゃないかな?
今の日本の釣りの大半は子ども向けにはなっていない気がするから
それだと次世代に釣りの面白さ・魚の多様さが伝わらないまま、すたれてく文化になるから
と、改めて思うのであった。
さておき、見ず知らずのTくんYくん、子どもの日に遊んでくれてありがとな。
楽しかったよ~っ!