私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

シマアジちゃうやんっ!

2019-11-29 18:53:57 | 海釣り
2019年11月29日(金)

ほぼ1か月前の10月28日のこと。
兄貴夫妻と広島西部での釣り。

今年はハマチがたくさん釣れてるらしい。
確かに、何人も30cmほどのコノシロを背がけにしてポンポン投げてた。

「ハマチ、よく釣れるんですか?」
「まあ、運のいい人は5,6本はあげるな」
「エサのコノシロは船釣りかなんかで釣ってくるんですか?」
「いや、おか釣りよな」
「え?そんないい場所があるんですか!」
「あるんよな。ほれっ、これ見てみ!すぐ弱るけえエサにならんシマアジよな」


「え~っ!シマアジですかっ!撮影していいですか?」
「ええよ」
「その場所はどこなんです?シマアジもコノシロもまだ釣ったことないんですよ」
「教えられんな!秘密の場所やもんな。知っとるんは身内の5人だけや」
「このシマアジ、エサにならんけえな。わしらのエサじゃ」

というヤリトリのもと、初めて手にしたシマアジのハズだったのである。

ところがである。

ブログにしたためんとあらためて調べてみたら・・・
シマアジちゃうやんっ!

ギンガメアジ幼魚やんっ!


①:エラぶた後部に黒点がある。(ない)
②:ゼンゴ(盾状鱗)が発達し、はっきり見える。(見えない)
③:尾ビレ後縁が黒ずんでいる。(黄色のまま)
( )内はシマアジの特徴

この3点からシマアジと区別できると書いちょったど!

ちなみに、ギンガメアジ幼魚なら昨年台湾で釣っちょるもんっ!


ま、聞いたオッチャンに悪気はないもんな。

イシガニ(245種目)残念!

2019-11-28 09:42:34 | 昆虫以外の節足動物
2019年11月28日(木)

まだまだ小さなイシガニをいつものタナゴ竿・仕掛けで釣った。


これで245種目。


両方ともハサミがない。残念!無念!


私が釣り上げたとき、すでになかったのである。


ま、比較的大きなハサミをもつコイツらのこと
もし、ついてたら岩場に隠れて釣り上げられなかったにちがいない。


そう考えればラッキーなのだが・・・

11月22日(日)のこと。
近場の停船場へ。


なかなかアタリも遠い。
マハゼねらいの投げ釣りの人も2~3匹。

かみさんは3m、私はいつもの1.8mのタナゴのべ竿。

2人とも釣れたのはタケノコメバル数匹ずつ。


アカオビシマハゼ数匹ずつ。


私にウロハゼ1匹。


またまた私に小さなダイナンギンポ1匹。




あまりに釣れない若者がワーワーキャーキャー釣ってる私らに近づいてきた。
「いろいろ釣れていいですねえ。横でやってもいいですか?」
もちろん観察ケースに入れて、紹介してったぞ!

干潮の時刻も近づき、手を伸ばしても仕掛けが届かなくなってきたころ


少し大きめのイシガニがシュッパッと岩陰から跳びついてきた。
アワセをくれると宙を舞って落ちた!

「わっ!イシガニおるでっ!いつものケフサイソガニとちゃうわ!」
「確かに大きかったね!私も釣り落とすの見たよ」

そっからはヤッキになって、腰かがめて・・・
結構いるのである。
次から次から現れてはエサをとり岩場へ隠れる。
不思議なもんだ。
例年、イソガニの仲間ばかりだったのに・・・

やっとこ釣れたと思ったら、ハサミがなかったコイツ。
立派なハサミを紹介したくて、その後も粘ったあげく
イシガニはそれっきり、腰がまるっきり。
しばらく立てなくなってた。

さてさて、このイシガニ
瀬戸内でよく食べるガザミと同じワタリガニ科である。
だから第4歩脚が平べったくなってて、泳ぎにたけている。
移動速度も半端ない。

なのにだ。
基本、岩場のすき間を生活の場所にしてる。
泥地でも砂地でももちろん生活できるようで、生活環境は広いみたい。
ハイブリッド型適応なのである。

食べてもガザミに負けぬ旨さだしね。

ともかく、この日はアレヤコレヤ種類を釣った私の勝ち!
しぶい日には腕がものを言うんでいっ!

地産地消「ふくふく市」:ふくやまブランド農産地見学ツアー⑤

2019-11-23 20:59:03 | 魚を食らう
2019年11月23日(土)

ふくやまブランド農産地見学ツアーのラスト。

ツアーバスは、最近オープンしたばかりの大きな地産地消市場へ。


地元の農産物に加え
「備後フィッシュ」認定の魚介類や地元特産の加工品などが並ぶ。


入り口付近で説明を聞く。


説明が終わり、前に一度来てるし、もう夕方近いし、とりあえず魚を見にいくことに。

めずらしいものを探す。
大半の魚介類は売れちゃってるからね。

おっ!
地元でも殆ど忘れ去られてるであろうツメタガイの煮つけが、ツボガイという名で


瀬戸内名物のミミイカの煮つけとともに並んどるぞ!

タモリと呼ばれてるセトダイの煮つけも名物なんだろね。


さてさて、農産物も見に行きますか?

おお~っ! 
いただいた2Lほうれん草と


同じパッケージのほうれんそう発見!
少し小ぶりで200円。


ん?
反対側にもほうれん草が何種類もあるぞ?
値段を見ると100~120円。
半値近く安い。
この安い方がよく売れてる。


生産者さんのいろんな取り組みを聞いたから少々高くなると、少し分かったケド
そんなの聞いてなかったら、私も安い方選ぶもんなあ。

どちらも地物だしね。

よくよく突き詰めてみたら
「とうがたったほうれん草、どこまで食べられますか?」なんて
自分の畑の柿やほうれん草のことばかり聞いてたご婦人なんか
究極の地産地消なのかもしれんなあ。

ま、自産自消とでも自給自足とでも言うべきなんだろうケド
帰りのバスで「私は聞きたいこといっぱい質問できてよかったわあ」とワイワイ話してたから
自画自賛とでも書き直そうかな?

ちなみに、「野菜を見る会」のこのバスツアー、弁当代の1000円のみ。
市の税金を使ったイベントだケド、「桜を見る会」のような招待ではないよ。
希望者申し込み→抽選という公正な形で選抜されたもの。
しかも初応募者を優先すると明記してる。

ABさんの出身、山口県には吉田松陰という優れた人物がいて
「体は私なり、心は公なり・・・」という名文がある。
ABさんの場合「体は私なり、心も私なり、口先だけは公なり」なのかもしれんな。

ま、抽選からもれた人たちもいただろうし、こうして書いとこうかなって。
見てくれればどんなイベントだったか、少しはわかるようにね。

ふくやまSUNブランドほうれん草の地:ふくやまブランド農産地見学ツアー④

2019-11-22 18:56:37 | 植物
2019年11月22日(金)

ふくやまブランド農産地見学ツアーの続き。

午後から、ほうれん草生産者を訪ねる。
なんと、これまた釣りへと何十回も通った道のすぐ横。


知らんかったわあ!

つくづく人は自分が見たいものしか見えないのだなあ。

ABさんも「桜と身内の姿は見たいから見えてるんだろう」ケド
モリやカケでもそうだケド
偉そになっちゃって世間は見えなくなってるんじゃないかな?
はしたないったらありゃしない!
いくら立派な業績があるとしても、今回はいい加減引き際じゃないかな?

ま、『天狗の納め時』ちゅうことや!(オッサン!そりゃ年貢じゃっ!)

さてさて、生産者さんのお話。


手間ひまかけて、安心・安全ブランドを維持しているそうだ。
栽培・収穫・出荷に厳しい条件を自ら課しているという。

例えば、この若いほうれん草たち。


悪天候にさらされたため、すべて破棄する(土へ返す)という。

例えば、この試験栽培。


さらに品質向上を目指すためのビニルハウスだ。

例えば、このフェロモントラップが数十個。


栽培に厄介なあるヨトウガの仲間をとらえる仕掛けだ。
メスのフェロモンに似た化学合成誘引物質によってオスの蛾を集めるという。


3カ月ほど有効で、とらえた蛾の数を確かめ、多い時だけ農薬を散布するという。
多い時は数百匹が採れるという。
散布は、およそ3分の1に減ったそうだ。

ただし、ヨトウガには有効でもメイガの仲間には効かない。
そりゃそうだよね、昆虫のフェロモンは種によって違うもんな。

そのために、天敵となる昆虫を増やすために他の作物も栽培しているという。

例えば、このビニルハウス。


アスパラガスや何やらが伸び放題。


オクラなんかも有効だそうだ。

とりあえず、良いほうれん草を出荷するためのいろんな工夫や苦心を少し知った。

厳しいこともあり、収入もかつかつだと若手生産者さん、後でコソッとこぼしてたもん。

こうして、露地栽培とビニルハウスで1年中おいしいほうれん草を出荷してるんだねえ。


ほうれん草の本場、九州からも見学者が来られるという。


品質・味など、ブランド力を高めたことが消費者に評価されてる証だ。

市の職員も協力されて、出荷のようすの説明も聞く。


本当にありがたいなあ。

なのに、なのにだ!

一部参加者の質問のレベルが少しかなしい。
・我が家のほうれん草が素人だから上手く育たない、石灰をまけばいいのですか? 
なんてのがしつこくしつこく繰り返されるんだよね。

自分で栽培されてて、その悩みや苦労もあるんだろうケド
そういうのはプロの生産者に聞いちゃいけないんじゃないかなあ。
少なくとも作ってる以上、生産者さんから買わないわけだし
種ひとつにしてもこだわっておられる相手に対して
節度もなく、敬意もまるではらわない質問は、聞いてて見苦しい。

私ら見学者としても「貴方のほうれん草がどう育とうと関係はない」からご迷惑。
そういうのJAにでも行かれて、個別に「お悩み相談」受けなきゃ!
やっとるかどうかは知らんケド、自分で調べんさい!ねっ!

生産者さん、少しムッとしながら何度も何度も同じ説明をくり返しておられた。

少しお高い2Lのブランドほうれん草がおみやげ。


仲良くなった職員さん曰く
「しゃぶしゃぶが一番おいしいです!」とのこと。

帰ってさっそくやってみよっと!

ま、市の職員さん、あらかじめ希望者を募るパンフにも注意事項を
バスの中でも参加者の質問項目を整理しといてほしかったなあ。

そこが唯一かなしい思い出!

さあて、最後は産直市場だ!

地元漁師コラボの地産地消弁当:ふくやまブランド農産地見学ツアー③

2019-11-21 12:10:06 | 魚を食らう
2019年11月21日(木)

ふくやまブランド農産地見学ツアーの続き。

昼食会場は園芸センター。
入り口には、地産地消のイメージキャラクター「チッチ」くんを模した巨大カボチャたち。


たぶんハロウィン用におかれたんだろうね。

ちなみに、福山市の他のゆるキャラには
・バラ関連の『ローラ』ちゃん
・鞆の浦関連の『鞆竜馬』さん
・郷土料理関連の『うずみちゃん』
・健康関連の『ふくっぴー』
・食育関連の『福の山ファミリー』などがいる。(少し多すぎんか?)

が、何といってもダントツ私好みのゆるキャラは『くわいちゃん』
好きな食べ物が「きれいな水とすんだ空気」というエコ関連のキャラクター。
この子(女の子らしい)、知らない人は、ぜひ一度ネットで検索してみてほしい。
およそイメージとかけ離れた、一度見たら忘れられないキャラだから。

さて、バス内で職員さんから
「地産地消にできるだけこだわった弁当なんです」
「地元漁師さんと協働して地魚料理も加えてます」と聞いてたからね。
楽しみ楽しみ。

その弁当と100%国産茶葉使用のお茶の外観がこれ。


包み紙にある『彦丸』は、「漁師の店 旬菜旬魚」弁当の店名みたい。

その包み紙をとると『ばんぶ』のロゴがあるぞ?


う~ん? 
少しややこしいので、いただいたパンフを見る。

『ばんぶ』は「唐揚・焼鳥・惣菜市場」弁当とより広範な弁当の店名。

なるほどね!
「漁師の店 旬菜旬魚」弁当だけでは高価格となり経営が難しいのかもしれない。
しかも、漁師さんが普段の漁の片手間に弁当を作りまくる訳にもいかないのかもしれない。

つまり、『ばんぶ』という弁当屋に間借り(?)して、漁師の店『彦丸』があるんだろうね。

ふたを開ける。


地サバの味噌煮のうまいことうまいこと!
コロッケに似た魚のすり身揚げも、隠れてるエビフライも味がキッチリ。
もちろん、野菜も酢の物も。

お茶を含めて1000円は安い!
企画担当者さんが店の人に無理なお願いをしたのかもしれないなあ?

食後、「ふくやまブランド野菜」によるビンゴゲーム。
賞品はこれら。


かみさんともに、見事なまでのおおはずれ。
1個もあかんまま。

ま、十分です。
満足です。
文句のつけようもございません。
感謝しかございません。

さあ、一番楽しみにしていたほうれん草畑に向かうぞ!

「フェロモントラップ」を利用してること、聞きたくて聞きたくて・・・