私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

妄想巣ごもりアメリカ釣り旅行:北米の魚・鯨図鑑de楽しむ

2020-04-26 11:28:50 | 外国の淡水魚図鑑紹介
2020年4月26日(日)

巣ごもり生活に持ってこいなのが海外の図鑑。

例えば
National Audubon Society Field Guide to North American Fishes Whales & Dolphins


北米の淡水魚、海水魚、鯨・イルカ類がのっている
ビニルカバー新書サイズの図鑑なんてのは、お手頃・お薦め!


およそ850ページあるうち、下の黒い地層が全部カラー図版。
美しい生態写真が大半を占めている。

この図鑑が、海外の魚図鑑を手に入れたいと思ってる初心者の方にいいと思う。
価格が19ドルと書いてある。
が、例えばアメリカのアマゾン。
古書だと新品同様で1セントで売られている。
貧困学生や弱者にやさしい側面を持つ国でもあるのだ
1セントって1円くらいだよね?
私が購入した当時の送料は1500円かかってないと思う。
超お手軽なのだ。

さあ、この図鑑で妄想アメリカ釣り旅行に行くぞっ!

まず、友を誘おうじゃないかっ!
「わしゃ、行かんで! アメリカなんかコイ科魚類少ないけんな! おもろない!」
「それよりアフリカ行こ? 南アフリカのコイ科魚類見に行こ!」

「それは、また今度な! 金出しちゃるけん行かんな?」(妄想やからな)

「行く行く!」

と、友を巻き添えにして・・・・・・

北米といえば、なんといってもバスだよ。いや、サーモンだよ。
なんてな人たちとは、飛行機降りたら、笑顔でお別れして・・・・・・

北米なら、まずヒメハヤ属のミノーたちでしょ!
鱒釣り用ルアーの名称にもなったコイ科魚類たち。
図鑑をめくり、Fathead Minnow なかなかオモロイ面構えやん。
生息地も広いし釣り餌としても売られてると書いてる。

楽勝だね。
私がヒョヒョイと釣っちゃうな!

その横で、友は Mimic Shiner というスゴモロコ類によく似た地味物しか釣れないのだ。
ざまみろ!

卵生メダカ類やカジカ類もいいけどなあ。
できれば、ダーターたちに会いたいわな、釣りたいわな。

と、そのページをながめ、Fathead Minnowと生息地が重なるオレンジスロートダーターにしぼる。


体長6.5cm。
澄んだクリークにいるという。

ならば、ミミズでよかろ?

ほらっ、釣れたあ~っ!
チチブやウキゴリのような手応えじゃあ~っ!

私ばかり、次々と北米特有の魚たちが釣れ
友は釣れない、採れないと、その横で地団駄を踏んだり、川底の石につまずいたりしてる。

ワーイワーイ!

・・・・・・お見苦しい妄想で申し訳ござらぬ。




コメント (4)
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出かけます。探さないでください。・・・ の巻

2017-07-27 21:17:13 | 外国の淡水魚図鑑紹介
2017年7月27日(木)

海外へ出かけることになった。
7月の終わりから8月上旬にかけて。
しばらくブログを留守にします。

そういえば、お気に入りのうどん屋さんが
「しばらく店を留守にします。探さないでください。」の張り紙をして、店を閉めてたのだ。
「どないなっとんな?」
「何があったんやろか?」とウワサがウワサを呼んだ1ヶ月後、店が再開してるとの知らせ。
さっそく出かけ、奥さんにおそるおそる聞いてみた。
「うちの人、スキーで骨折入院してただけなんですよ。」
「どっひゃ~!」というくだらんことを思い出す。(オッサン、また話それてまっせ)

そんなことはどうでもいいのである。

話は、非公式な会食中(一緒にメシ食うとったと書かんかいっ!)
「外国へ一人で行ってくるけえな」との友の言葉に
「ワシも行く、連れてって!」と反射的に答えたことからはじまった。

だから、とある国の総理大臣だって
「学部つくりたいわ」とかなんとかいった友の言葉に
「ワシも何とかしてみます」くらいは反射的に応えるのが自然じゃね。(オッサン、横道クネクネクネクネ・・・)

話がまたそれた。

どこに行くのか、というとタイである。
タイにはタイを釣りにいくのでもなくメコンオオナマズに会いにいくわけでもなく、


タイのチェンマイあたりでチェンマイ魚を釣りたいと思うとるのである。
できればこんなのを。


再就職後、まだ4ヶ月。
少々休みが長くなる。
職場の上司に思い切ってお願いしてみた。
「どうぞ、どうぞ。いってらっしゃい!」(・・・・・・どうやら役に立ってないらしい)

その他いろいろもトントンと進み、今日を迎えているのである。

海外に出かけるとなると「お魚の予習」だ。

古い「タイの淡水魚図鑑」らしきものを引きずり出した。


1945年にアメリカのスミソニアン博物館が刊行したもの。
1945年というとちょうど日本が敗戦を迎えた年である。
Amazon.usaの古書コーナーでやっすい価格で買ったのである。

上の魚の写真やスケッチもこの図鑑から使わせていただいたものなのだが・・・・・・


この時代のスケッチはつくづくといいねえ。

どう見てもこの本ボロボロだけど、70年以上たった今もほぼ未開封。
製本が古い古い袋とじ方式になってて、1ページごとにペーパーナイフで開けんといけん。
その袋とじがそのまんまなのだ。(ずいぶん昔にうちの子が一枚開けやがって)
そこらへんのオッサンが耳にしたらウハウハ状態になるやもしれん。

もったいのうて、ページを開く気になれんで、すき間からのぞいとる。

も、予習はナシじゃ。
帰ってきたら、旅の思い出とともに裁断機で一気に開けるぞお!
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淡水魚図鑑の紹介 台湾その④ 台灣淡水魚類原色圖鑑 第壹卷 鯉形目

2016-12-18 09:33:09 | 外国の淡水魚図鑑紹介
 2016年12月18日 日曜日

 台湾の淡水魚図鑑紹介ラストを飾るのは、「台灣淡水魚類原色圖鑑 第壹卷 鯉形目」である。
2005年に発行されたとき、多くの淡水魚ファンから絶賛の拍手を浴びた図鑑である。


 台湾在来のコイ科魚類45種の写真がとても美しく、豊富に散りばめられている。




 外来のコイ科魚類についてはほんの付録程度にしか記されていないことからも、強烈な郷土愛を感じてしまう。
この図鑑を越えるものは今のところないかもしれんと思うのだが。

 ほいでも個人的には注文をつけたいんじゃね。
1.1500台湾元ととてもお高い。日本円で5500円の定価はちょっとなあ。
2.コイの仲間しか載っとらん。当たり前じゃ!
  第二巻「ハゼの仲間」 第三巻「スズキの仲間」 第四巻「ウナギ・ナマズの仲間」と続く予定はどうなったん?
  もう10年以上待たされとるで・・・・・・。
3.台湾で使われている漢字での説明に加え、その英語訳が載っているけど、英語で訳されても困るでないかい!
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淡水魚図鑑の紹介 台湾その③ 台灣淡水魚蝦生態大圖鑑

2016-12-16 09:21:08 | 外国の淡水魚図鑑紹介
 2016年12月16日 金曜日

 今日も台湾の淡水魚図鑑の紹介。

「台灣淡水魚蝦生態大圖鑑」上下巻である。


 ソフトカバーながらも製本は「上製本(糸かがり綴じ)・丸背」と豪華である。
上下巻ともに239ページ。
台湾にいる淡水魚類121種、淡水エビ類40種がほぼ漢字のみで紹介されている。
2007年第一版発行から2016年2月までに8回目の印刷がされるほど、とても人気のある図鑑なのである。
価格も定価一冊560台湾元(約2100円)ととってもお得感に満ちているだけでなく、
「なんと今調べてみると上下巻セットで740台湾元(約2700円)となっとるわあ!」
安すぎまっせ!
ヤマケイさん、一度この価格破壊を試してみてくだちー!(あかん、おかしゅうなっとる)
十分に元をとった後の「投げ売りセール」中なのかもしれんが、ちいと悔しいがっ。

 さて、この図鑑の良さはたくさんあるが、
なんといっても生態や生息環境の写真がたっくさんあって、なんと76ページも割いているのである。

 渓谷や渓流(小河川)下流域とか


 平野部の水路や小さな池・沼とか


 日本だったら希少種保護のために掲載できなかったり加工してたりするような写真がいっぱい載っとる。

 しかも、説明がよくまとまっていて日本人でも分かりやすいのだ。

「ホンマ淡水魚マニアや川ツリニストがぎょうさん日本からやってきたらどうするん?」(来るかいっ!)
と心配になるくらいの図鑑である。
これ、初めて「海外の淡水魚図鑑を買ってみようか?」という人にホントおすすめしたい。

 ま、それでも注文をつけると
1.エビはいらん。(ワガママですみません)下巻の約半分は淡水エビが占めている。
  淡水魚飼育マニアや広く生態系を知りたい人にとっては淡水エビも当然大切だからね。
  でも、淡水エビ類は省いて一冊のハードカバーにもできたと思うけどなあ。
2.安売りせんでくれ。複数所有しとるけど、どんどん安くなっとる。
  しがないサラリーマンだった頃にどんだけ悩んで買ったか、きみは考えたことがあるのか!
3.今度行った時に買うとしても書店で「上下巻セット740台湾元(約2700円)」では売ってない!

 くらいかな。
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淡水魚図鑑の紹介 台湾その②  鰕虎圖典 Goby Pedia

2016-12-15 08:03:43 | 外国の淡水魚図鑑紹介
 2016年12月15日 木曜日

 今日も台湾の淡水魚図鑑でお勉強の予定。

 今日は、「鰕虎圖典 Goby Pedia 2014年発行 」。「鰕虎」は日本でハゼ(鯊・沙魚)のことである。


 台湾を中心に、中国・日本・インド・タイなど主にアジアの200種を越えるハゼたちを1000枚以上の写真で紹介している。
ハードカバー 422ページの力作である。
日本にもハゼ図鑑が2種類あり、海水魚も含め、たくさん掲載されているのに対し、
この図鑑はいわゆる「淡水魚」に焦点を当てているのもすばらしい。
しかも生息地の環境まで写真で載せとるではないか!

 タナゴモドキとか台湾にしかいないヨシノボリ類とか写真を見るだけでも楽しい。


 台湾の研究者さんがタナゴ竿でアベハゼ類を釣ろうとしとったり、
他国のハゼ類の写真も協力を求めて掲載しとったりと、とても面白くホントいい仕事しとる。


 これで700台湾元未満(約2500円)(価格が未表示かな? 各書店で違うぞ?)はお買い得ぢゃ。

 旅行をするとき、
下調べをして知識をたくわえて行くタイプと下調べをせんで現地で初体験の感動を味わうタイプがいると思う。
私は前者である。
「ヒトは自分のもつキャパの範囲内でしか刺激や感動を味わえない」と思うからである。

 例えば、見知らぬ外国のフリマでたくさん骨董が並んでいたとしよう。
その中にとんでもない掘り出しもの・お宝ものがあっても私はまったく分からないまま見過ごすことになる。
少しかじった人は興味を持ち、気に入ったものや価値がありそうなものを買ってだまされるかもしれん。だまされるんかいっ!
深く学んでる人はとことん価値のあるものを探しあて「おおもうけぢゃ!」となるかもしれん。

 この3人比べると、1人目の私の心はまったく日本にいるときのままである。
2人目は出会いの喜びと後悔と怒りなどの複雑な感情を、3人目は「やりました!」という感激を味わうんである。
どっちも旅の思い出として忘れられんだろうね。
ま、生き物はだまさんので、その国でごく普通におるもんでも気付けば「出会いました!」という感激になるんだなあ!

 では、最後に、とっても気に入ってるこの図鑑へきわめて個人的な注文をつけておく。
1.飼育や観賞の魚(ペット)としての扱いを重視しているためか少し写真が艶やかすぎるのではないかなあ。
2.図鑑の最初の何ページかは飼育用品の広告なので、初めて手にしたとき「なんじゃあ、こりゃあ!」と松田優作になる。
3.ハゼしかのっとらん。(当たり前じゃ!)これの続刊で「コイの仲間」とか「ナマズの仲間」とか出んかなあ。
4.あやしいと思い1冊しか買っとらんわい! 失敗ぢゃっ!

 台湾渡航まであと7日。





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