私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

ケヤキナガタマムシ Agrilus spinipennis :ムネアカ~と比べる

2023-08-09 08:52:39 | タマムシ・ホタル・コメツキなどの仲間
2023年8月9日(水)

ケヤキナガタマムシ Agrilus spinipennis

20230607   8mmほど

「ナガタマムシの仲間がいたよ」と、友人が地元の里山でみつけ、送ってくれた画像。
ケヤキの葉でおとなしく撮影会をしてくれたらしい。


小さなタマムシの仲間は、体のわりに目が大きく、すぐ逃げられてしまうことが多い。
コイツはおだやかな気立てのいいヤツなのかもしれない。


その次の日、ごみ捨て当番ついでの散歩中、エノキの葉で瓜二つのナガタマムシを見つけた。

20230608

調べてみたら、コイツはムネアカナガタマムシ。
エノキ・ハルニレ・ケヤキなどをホストにするそうだが、ケヤキはごみ捨て場付近にないからたぶん同定に間違いはない。

問題は、地元の生き物関連で長い付き合いをしてる友人の送ってくれた画像。
拡大をしてみる。


のように、上翅先端が画びょうのように鋭く尖ってる。
また、のように上翅後方の会合部付近にはっきりしない白い毛がある。

これらの特徴は、ムネアカナガタマムシではみられない。
なので、たぶんケヤキナガタマムシでいいのだと思う。
暇な人は見比べてみてね。

よくもまあ、別々の散歩中に似たようなナガタマムシを1日違いでみつけあい、画像を送りあってたもんだ。
思えば、友人と私も、淡水魚関連の行動では周りからよく似た変わり者扱いをされ続けてきた。
が、この2種のナガタマムシが別々の種の特性を示すように、当人たちはしっかり違いを理解してるのである。

さ、水曜は卵1パック99円の特売日。
ササッと済ませて、スーパーへ向かわなきゃ!

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オオクシヒゲコメツキ Tetrigus lewisi ♂:ウサギ顔っぽい?

2023-07-29 13:26:54 | タマムシ・ホタル・コメツキなどの仲間
2023年7月29日(土)

オオクシヒゲコメツキ Tetrigus lewisi オス

20230719  20mmほど

すぐ近くの山頂公園を散歩してて
植樹されたソメイヨシノが次々寿命を迎え、切り倒され枯れ木となってる。
この公園をデザインしたとき、寿命およそ60年といわれるクローンのソメイヨシノばかり植えたことがあだになったのかな。
オオシマザクラとかエドヒガンとかヤマザクラとか在来種の桜をいろいろ植える手もあったような気がするな、と思いつつ
切り株のこんな隙間をのぞき込んだら・・・「いたっ!」


くそ暑い盛夏、虫たちの殆どは活動をやめ夏眠するという。
コイツもチェーンソー跡の隙間でお休みになられてた。

そこで、申し訳ないのだが、姿を見たくて、枯れ枝でコチョコチョしたのだ。
のっそりと出てきたのはオオクシヒゲコメツキのオス。
コメツキの仲間は、どれもこれもよく似てて、模様も単調で、素人の私はどうも判別が苦手だ。
できたら「ゴミムシダマシの仲間」に会いたかったのに・・・

と、何枚か撮ってみたら・・・


「ううっ! カワイイ!」と、思わず小声を漏らしていた。
だんだんウサギの顔に見えて仕方なくなるから不思議だ。

ほぼ全土にいて広葉樹の樹液をエサにしてるそうだ。

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ヒロオビジョウカイモドキ Laius histrio :ごみ捨て場の葉の住民

2023-07-11 08:25:07 | タマムシ・ホタル・コメツキなどの仲間
2023年7月11日(火)

ヒロオビジョウカイモドキ Laius histrioメス

20230618  3mm

日々のごみ捨てついでのプチ散歩でいつも出会う小さな甲虫。
黒いボディ・上翅中央に太く赤い帯。
目立つしきれいだ。
きちんと撮っておこうとしては、すばしこく逃げられる。

持ち帰って撮影することに。


ほぼ日本全土でふつうに見られ、幼虫・成虫ともに昆虫食だそうだ。


と、調べてたら・・・
コイツはメスで、「オスの触角は第2節と第3節が太く、ヒメツチハンミョウと似たような変わった形をしている」らしい。


あ~あ、せっかくつかまえて、それなりの画像になったのに・・・

確かに、ネット上のオスの触角はおもしろい。
自分の目で確かめて、いつかこの記事にオスの画像とか他の昆虫を捕食している場面とか追加してみたい。

20240724 追記:ごみ捨て場のアカメガシワの葉にいたオス 3mm弱


触角の付け根当たりの太さは見事なもんだねえ。

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コウゾチビタマムシ Trachys broussonetiae :東と西で

2023-07-03 08:37:03 | タマムシ・ホタル・コメツキなどの仲間
2023年7月3日(月)

コウゾチビタマムシ Trachys broussonetiae

20230524  3mmほど



地元(広島県東部)を散歩中みつけたチビタマムシの仲間。
古くなった5円玉のような黄銅色で、お休みになられていたのもいた。


本州、四国、九州の平地から低山地に広く分布し、クワ科のコウゾ、ヒメコウゾ、カジノキなどをホスト(食草)にしてるとのこと。
「ズミチビタマムシによく似てる」そうなので、はっきりしないうちは書かずに保管しようとしてた。

で、7月1日広島市での所用を終えた後のプチ散歩。
プチ散歩とは、ごみ捨て散歩と似て、関連施設周りをほんの数分ほどチョロッと歩くだけのこと。
そこにもコイツらしきチビタマムシがいて


クワ科の葉にいたことや斑紋・大きさなどから、どっちもコウゾチビタマムシでいいと思ったのだった。


チビタマムシの仲間もじっくり観察して、しっかり記録しないとなかなか区別がつかない。
そのへんのややこしさが面白い。

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ムツボシタマムシ Chrysobothris succedanea :山道の足元に

2023-06-12 10:58:56 | タマムシ・ホタル・コメツキなどの仲間
2023年6月12日(月)

ムツボシタマムシ Chrysobothris succedanea

20230610  11mm

山道散歩してるとき、後方にいた友人が見つけた。
どうして、いつもいつも私は見逃すのだろう?
かみさんのアオマダラタマムシ、兄貴のマスダクロホシタマムシ、今回のムツボシタマムシ・・・
全部、私が見ていたはずのポイントで見つけられてしまう。

ま、だれが見つけてもいい。
地元の生き物たちに出会う機会が増えるほどいい。

友人の撮影が終わり、私の番。

相変わらずへたくそで、目にピントがあわないなあ・・・

この日は、雨上がりで気温も低く、じっとしてる。
触角もはっきり見えない。

明るいところまで葉を持ってって・・・
気づかれた!


胸部の赤や橙、上翅の6つの斑紋の黄・黄緑・水色など、しっかり観察するととても美しい。


艶やかな本家「タマムシ」もいい。
が、こういう一見シックにまとめつつ「ポイントはちゃんとおさえてますよ」も大人の美みたいでいい。

ほぼ日本全土の平地~山地の広葉樹林によく見られるそうだ。

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