☆「ウォッチメン」
(原題:WATCHMEN)
監督:ザック・スナイダー
出演:マリン・アッカーマン、ビリー・クラダップ、マシュー・グード、カーラ・グギーノ、ジャッキー・アール・ヘイリー、ジェフリー・ディーン・モーガン、パトリック・ウィルソン、スティーヴン・マクハティ、マット・フルーワー、ローラ・メネル、ロブ・ラベル、ゲイリー・ヒューストン、ジェームズ・マイケル・コナー
1986年、DCコミックから出版されたアラン・ムーア原作、デイヴ・ギボンズ作画による大人気グラフィック・ノベルを「ドーン・オブ・ザ・デッド」、「300<スリーハンドレッド>」のザック・スナイダーが実写映画化。
黒い模様が浮かび上がるマスクにフェドーラ帽子、薄汚いトレンチコートに身を包む“顔のない男”ことロールシャッハ(ウォルター・ジョゼフ・コバックス)を演じるのは「オール・ザ・キングスメン」、「俺たちダンクシューター」のジャッキー・アール・ヘイリー。
この方、70年代に日本でも人気を博したTVドラマ「がんばれ!ベアーズ」シリーズで不良少年ケリーを演じてた俳優さんだったんですね。
すっかりオッサンに・・・全く気づきませんでした(^-^;
“顔のない男”ことロールシャッハは、幼い頃娼婦である母に虐待を受け、母に対する憎悪、悪に対する怒りとトラウマをもつようになる。
成長し、ヒーローとして凶悪犯罪と戦うようになった彼は、1975年の少女誘拐事件を切欠に人間に絶望。
以前に増して悪を憎悪することに。
青く輝く超人・Dr.マンハッタン(ジョナサン・オスターマン)には「あの頃ペニー・レインと」、「M:i:III」のビリー・クラダップ。
科学者であったジョナサン・オスターマンは実験の失敗により全身を粒子分解された、青く輝く原子意識体Dr.マンハッタンとして復活。
瞬間移動や未来を見通す力、あらゆる原子を操作できる能力を持ち、時間も年齢も超越。
アメリカ政府の下、ベトナム戦争やソ連に対する抑止力、国防の要のヒーローとして活躍。
しかし、彼の人智を超越した意識は、徐々に人間性を喪失していくことに。
同じヒーローである初代シルクスペクターと、その娘・二代目シルクスペクターとは親子で恋仲。
このDr.マンハッタン、基本はビキニパンツ一丁で素っ裸なんですが、後半はモロチ○コ丸出し状態(^-^;
初めて見ました、チン○丸出しのヒーロー(^-^;
額には水素原子をモチーフにしたマークがあるのですが、劇中ずっとフジテレビのマークに見えて仕様がなかった(^-^;
二代目シルクスペクター(ローレル・ジェーン・ジュスペクツィク)には「最凶家族計画」、「幸せになるための27のドレス」のマリン・アッカーマン。
初代シルクスペクターの娘であり、彼女によって英才教育を施され、後を継ぎヒーローとなる。
母の元彼であるDr.マンハッタンと恋仲になるも、彼の超人的な思考回路と人間的感情の欠落に戸惑いを覚え、すれ違いが多くなり、彼のもとを去ることに。
フクロウをモチーフにしたコスチュームに身を包み、飛行艇を操り夜空を飛ぶナイトオウル二世(ダン・ドライバーグ)には「ハード キャンディ」、「いつか眠りにつく前に」のパトリック・ウィルソン。
正義感が強く、オーソドックスタイプなヒーロー。
真面目で精神的な抑圧が強いせいなのか、インポテンツに悩む一面も(^-^;(笑)
Dr.マンハッタンのもとを離れた二代目シルクスペクターと恋仲に。
世界一の天才・オジマンディアス(エイドリアン・ヴェイト)には「マッチポイント」、「敬愛なるベートーヴェン」のマシュー・グード。
ラムセス2世を崇拝し、大企業ヴェイト社の若き社長である彼は、その頭脳を武器に数々の難事件を解決。
頭脳だけではなく、肉弾戦にも長けており、ロールシャッハ、ナイトオウル二世、二代目シルクスペクター3人がかりでも凌駕するパワーを持つ。
キーン条例を可決後は、自らの正体を明かし引退するも、コメディアンに続き、“ヒーロー狩り”第二のターゲットとなり狙われることに。
“ヒーロー狩り”第一の犠牲者となる古参のヒーロー・コメディアン(エドワード・モーガン・ブレイク)には「ホテルゾンビ」、「P.S. アイラヴユー」のジェフリー・ディーン・モーガン。
彼にとってこの仕事は、正義のためでなく自らの暴力や欲望を満たす為の行為であり、その粗暴は荒く、自らの子を宿した女性を無慈悲にも殺したり、市民を無差別に発砲。
過去には初代シルクスペクターをレイプしようとしたりと、ヒーローとはほど遠い人物。
本国アメリカでは、絶大な人気を誇り、カービー賞、アイズナー賞、ヒューゴー賞特別部門など数々の賞を受賞。
2005年には、タイム誌の長編小説ベスト100に選出された「ウォッチメン」。
しかし日本では、ごく一部のマニアにしか知られておらず、一般の方はほとんどご存知ないかと。
映画の方も、数年前から実写化が囁かれていたのですが、配給会社や監督・俳優交代などなど問題が勃発。
度重なる製作中断に、ファンの間では「お蔵入りなのでは?」と噂が(^-^;
ですので完成まで後数年かかるのかと思っていたのですが、まさかこんなに早く鑑賞できるとは(^-^)
米ソ冷戦時代の真っ只中、そこに活躍するヒーローたちを描いた本作。
ここに登場するヒーローたちは、Dr.マンハッタン以外は、宇宙人でもミュータントでも超能力者でもなく特殊能力を持たないコスチュームに身を包んだ普通の人間(そのわりには人間離れした身体能力を持っていて、明らかに普通じゃないけど(^-^;)。
それぞれに悩みや問題、トラウマを抱え、非常に人間臭い。
しかも驚くことに、ヒーローとして決してやってはいけない行為が(^-^;
ベトナム戦争に投入され、ベトコンを次々と破裂死。
戦地で自分の子供を身篭った女性を射殺。
デモに参加していた民間人を女子供かかわらず発砲、虐殺。
犯罪者は容赦なく処刑。
仲間をレイプ未遂などなど、今までのヒーローとは一線を画すアンチヒーロー。
R-15指定だけあり、暴力描写やグロシーン、濃厚なSEXシーンなども満載。
内容の方は、かなりダークで、大人向け。
ヒーローとは?何が正義で何が悪なのか?などなど奥が深く、結構考えさせられるものが。
情報操作、自作自演、同じ敵を作り結束を促すなど、やっている事は現在の大国と変わらない・・・。
しかし164分という上映時間は長過ぎ(^-^;
やたらとムダなシーンも多く、90分程にまとまる内容を、無理矢理崇高な作品に仕上げようとしている気が(^-^;
ナレーションが多く、そのためかなかなか物語に入り込めず(^-^;
テンポも悪く、後半まではこれといって盛り上がりもなく淡々と進むため、少々退屈に感じてしまう(^-^;
これは確実に好みが分かれる作品ですね。
アメコミがなかな定着しない日本では、苦戦しそうな予感。
「スパイダーマン」や「アイアンマン」、「スーパーマン」などここ数年公開されているような派手なアメコミ作品を期待して観ると、肩透かしをくらう恐れが(^-^;
そもそも“ソ連”や“冷戦時代”を知らない世代も多いので、あまりピンとこないのでは?(それはそれで問題ありだけど(^-^;)(汗)
(原題:WATCHMEN)
監督:ザック・スナイダー
出演:マリン・アッカーマン、ビリー・クラダップ、マシュー・グード、カーラ・グギーノ、ジャッキー・アール・ヘイリー、ジェフリー・ディーン・モーガン、パトリック・ウィルソン、スティーヴン・マクハティ、マット・フルーワー、ローラ・メネル、ロブ・ラベル、ゲイリー・ヒューストン、ジェームズ・マイケル・コナー
1986年、DCコミックから出版されたアラン・ムーア原作、デイヴ・ギボンズ作画による大人気グラフィック・ノベルを「ドーン・オブ・ザ・デッド」、「300<スリーハンドレッド>」のザック・スナイダーが実写映画化。
黒い模様が浮かび上がるマスクにフェドーラ帽子、薄汚いトレンチコートに身を包む“顔のない男”ことロールシャッハ(ウォルター・ジョゼフ・コバックス)を演じるのは「オール・ザ・キングスメン」、「俺たちダンクシューター」のジャッキー・アール・ヘイリー。
この方、70年代に日本でも人気を博したTVドラマ「がんばれ!ベアーズ」シリーズで不良少年ケリーを演じてた俳優さんだったんですね。
すっかりオッサンに・・・全く気づきませんでした(^-^;
“顔のない男”ことロールシャッハは、幼い頃娼婦である母に虐待を受け、母に対する憎悪、悪に対する怒りとトラウマをもつようになる。
成長し、ヒーローとして凶悪犯罪と戦うようになった彼は、1975年の少女誘拐事件を切欠に人間に絶望。
以前に増して悪を憎悪することに。
青く輝く超人・Dr.マンハッタン(ジョナサン・オスターマン)には「あの頃ペニー・レインと」、「M:i:III」のビリー・クラダップ。
科学者であったジョナサン・オスターマンは実験の失敗により全身を粒子分解された、青く輝く原子意識体Dr.マンハッタンとして復活。
瞬間移動や未来を見通す力、あらゆる原子を操作できる能力を持ち、時間も年齢も超越。
アメリカ政府の下、ベトナム戦争やソ連に対する抑止力、国防の要のヒーローとして活躍。
しかし、彼の人智を超越した意識は、徐々に人間性を喪失していくことに。
同じヒーローである初代シルクスペクターと、その娘・二代目シルクスペクターとは親子で恋仲。
このDr.マンハッタン、基本はビキニパンツ一丁で素っ裸なんですが、後半はモロチ○コ丸出し状態(^-^;
初めて見ました、チン○丸出しのヒーロー(^-^;
額には水素原子をモチーフにしたマークがあるのですが、劇中ずっとフジテレビのマークに見えて仕様がなかった(^-^;
二代目シルクスペクター(ローレル・ジェーン・ジュスペクツィク)には「最凶家族計画」、「幸せになるための27のドレス」のマリン・アッカーマン。
初代シルクスペクターの娘であり、彼女によって英才教育を施され、後を継ぎヒーローとなる。
母の元彼であるDr.マンハッタンと恋仲になるも、彼の超人的な思考回路と人間的感情の欠落に戸惑いを覚え、すれ違いが多くなり、彼のもとを去ることに。
フクロウをモチーフにしたコスチュームに身を包み、飛行艇を操り夜空を飛ぶナイトオウル二世(ダン・ドライバーグ)には「ハード キャンディ」、「いつか眠りにつく前に」のパトリック・ウィルソン。
正義感が強く、オーソドックスタイプなヒーロー。
真面目で精神的な抑圧が強いせいなのか、インポテンツに悩む一面も(^-^;(笑)
Dr.マンハッタンのもとを離れた二代目シルクスペクターと恋仲に。
世界一の天才・オジマンディアス(エイドリアン・ヴェイト)には「マッチポイント」、「敬愛なるベートーヴェン」のマシュー・グード。
ラムセス2世を崇拝し、大企業ヴェイト社の若き社長である彼は、その頭脳を武器に数々の難事件を解決。
頭脳だけではなく、肉弾戦にも長けており、ロールシャッハ、ナイトオウル二世、二代目シルクスペクター3人がかりでも凌駕するパワーを持つ。
キーン条例を可決後は、自らの正体を明かし引退するも、コメディアンに続き、“ヒーロー狩り”第二のターゲットとなり狙われることに。
“ヒーロー狩り”第一の犠牲者となる古参のヒーロー・コメディアン(エドワード・モーガン・ブレイク)には「ホテルゾンビ」、「P.S. アイラヴユー」のジェフリー・ディーン・モーガン。
彼にとってこの仕事は、正義のためでなく自らの暴力や欲望を満たす為の行為であり、その粗暴は荒く、自らの子を宿した女性を無慈悲にも殺したり、市民を無差別に発砲。
過去には初代シルクスペクターをレイプしようとしたりと、ヒーローとはほど遠い人物。
本国アメリカでは、絶大な人気を誇り、カービー賞、アイズナー賞、ヒューゴー賞特別部門など数々の賞を受賞。
2005年には、タイム誌の長編小説ベスト100に選出された「ウォッチメン」。
しかし日本では、ごく一部のマニアにしか知られておらず、一般の方はほとんどご存知ないかと。
映画の方も、数年前から実写化が囁かれていたのですが、配給会社や監督・俳優交代などなど問題が勃発。
度重なる製作中断に、ファンの間では「お蔵入りなのでは?」と噂が(^-^;
ですので完成まで後数年かかるのかと思っていたのですが、まさかこんなに早く鑑賞できるとは(^-^)
米ソ冷戦時代の真っ只中、そこに活躍するヒーローたちを描いた本作。
ここに登場するヒーローたちは、Dr.マンハッタン以外は、宇宙人でもミュータントでも超能力者でもなく特殊能力を持たないコスチュームに身を包んだ普通の人間(そのわりには人間離れした身体能力を持っていて、明らかに普通じゃないけど(^-^;)。
それぞれに悩みや問題、トラウマを抱え、非常に人間臭い。
しかも驚くことに、ヒーローとして決してやってはいけない行為が(^-^;
ベトナム戦争に投入され、ベトコンを次々と破裂死。
戦地で自分の子供を身篭った女性を射殺。
デモに参加していた民間人を女子供かかわらず発砲、虐殺。
犯罪者は容赦なく処刑。
仲間をレイプ未遂などなど、今までのヒーローとは一線を画すアンチヒーロー。
R-15指定だけあり、暴力描写やグロシーン、濃厚なSEXシーンなども満載。
内容の方は、かなりダークで、大人向け。
ヒーローとは?何が正義で何が悪なのか?などなど奥が深く、結構考えさせられるものが。
情報操作、自作自演、同じ敵を作り結束を促すなど、やっている事は現在の大国と変わらない・・・。
しかし164分という上映時間は長過ぎ(^-^;
やたらとムダなシーンも多く、90分程にまとまる内容を、無理矢理崇高な作品に仕上げようとしている気が(^-^;
ナレーションが多く、そのためかなかなか物語に入り込めず(^-^;
テンポも悪く、後半まではこれといって盛り上がりもなく淡々と進むため、少々退屈に感じてしまう(^-^;
これは確実に好みが分かれる作品ですね。
アメコミがなかな定着しない日本では、苦戦しそうな予感。
「スパイダーマン」や「アイアンマン」、「スーパーマン」などここ数年公開されているような派手なアメコミ作品を期待して観ると、肩透かしをくらう恐れが(^-^;
そもそも“ソ連”や“冷戦時代”を知らない世代も多いので、あまりピンとこないのでは?(それはそれで問題ありだけど(^-^;)(汗)