Risa’s 音楽雑記

ピアニスト 山形リサのブログです。
音楽の話を中心に、日常の出来事などを気ままに綴っています。

九州交響楽団 首席コントラバス奏者 深沢功氏

2007-04-13 22:04:14 | Weblog
先日、九州交響楽団 首席コントラバス奏者 深沢功氏のレッスン兼オーディションに、伴奏者として同行してきました。


ピアノの先生と比べると(あくまで私の主観です)、なぜか他楽器の先生は、気さくでフレンドリーな方が多いような気がします

特に、現役演奏家の方たちは、ほとんどのみなさんがとっても謙虚で、驚いてしまうことがあります。


深沢先生は、ダンディーで、明るくて、とってもやさしい素敵な方でした


またこんなにすばらしい音楽家と知り合いになることができ、本当に幸せです


レッスン後は、一緒に飲みながら、音楽の話で大盛り上がり


コントラバスの良さ、持ち味について、音楽教育について、クラシックとジャズについて・・・などなど、本音の音楽トークがとっても楽しかったです


楽器が違えば、本当に知らないことだらけ。

音楽用語ひとつとってもそうですし、奏法の話になると全くついていけません

ピアニストから見れば、ひとつの同じ高さの音を、いろいろな弦で出すことができることから驚きなんです。
(ピアノは鍵盤ひとつにつき、はじめから決まっている高さの音しか鳴らせませんので。)

ピッチカートの時の弓の固定の仕方とか、音程をはずさない指使いの研究とか、
楽器のメンテナンスの問題とか、ピアニストにとっては不思議の連続。

ですが、音が出ると「あ!なるほど!!」と違いがわかります。

こういうことを、いろいろ知ることができるのは伴奏の醍醐味ですね

今回はミシェックのソナタを初めてやりましたが、深沢先生のゾクゾク迫ってくるような緊迫感、コントラバスならではの迫力ある音色がたまりませんでした

ミシェックのソナタは、ピアノパートの音が多く、派手な作りになっています。

ピアニストとしては、コントラバスとのかけひきの難しさが面白い、弾きがいのある曲です。
(↑こわくもあります

こういう曲をぜひたくさんやりたいな


ピアノ伴奏について思うことはまた明日・・・・・



深沢先生のサイトはこちらです
http://www.h7.dion.ne.jp/~if-kbc/fukazawa/isao_main.htm