先日のレッスンの際、深沢先生にコントラバスとピアノのバランスについて聞いてみました。
コントラバスは音が低く、発音の仕方がヴァイオリンなんかとは全然違うので、下手をすると、ピアノがコントラバスの音色をかき消してしまうことになりかねません。
ピアニストとしてはもっとも神経を使うところなのですが、これがなかなか難しい。
私「ピアノとコントラバスのバランスはどうですか?」
深沢氏「ミシェックはこれがMAXだね。」
私「迫力は消さないように、もうちょっと音量をおさえたほうがいいということですね」
深沢氏「うん、そうだね。」
私「わかりました。やっぱり難しいですね。音量を下げようと思うと、ピアノが平坦になってきてしまうんですよ・・・。」
深沢氏「そうそう!コントラバスの伴奏は本当に難しいでしょ。ピアニストさんはみんな苦労してるって言うんだよ。音量を意識するんじゃなくて、リートの伴奏みたいに考えるといいと思うよ。いろいろな音色があったほうがいいからね。」
なるほど・・・・!
コントラバスとピアノの立ち位置なども教えていただいたあと、ピアノの蓋の話になりました。
通常は小さく蓋を開けますが、響きの無い会場では、蓋を全開にし、それを反響板代わりにして演奏するのだそうです。
思わず「それでピアノは弱音なしで弾いていますか?」と確認してしまいました。
蓋を全開にしたうえ、その蓋の前にコントラバスが立つということは、ピアニストにはほとんどコントラバスの音は聴こえてて来ません。
できるだけ避けたい状況です。
でも答えは当然「YES」。
ピアニストは、指だけで完全に音をコントロールして演奏するということです。
ピアノって本当に難しいです。
一音だけなら、弱くしようと思えば究極に弱い音が出ますし、強い音を出そうと思えば、他楽器を圧倒するほどの音を出せます。
でも、連続する音に、音色のニュアンスを加え、速くても遅くても、均等に指をコントロールするのは至難の業です。
一般的に、ゆっくりで静かな曲は簡単だと思われがちですが、奏者にしてみれば、速くて派手な曲のほうが、ずっと弾きやすいものなんです。
ソロばかり弾いていた時は「鍵盤の下2cmまで弾きなさい」と言われていましたが、今では「鍵盤の上2mmの範囲で弾きなさい」ということを求められます。
ソロでも時々はそういうタッチを使いますが、全体を通して・・・というのは滅多にありません。
↑(選曲にもよるので悪しからず)
私も、私なりに弾きやすい重さ(タッチ)というのがあり、その範囲外になると、急に指が窮屈になってきます。
それでも演奏できる=多彩な音色を出せるピアニストなのだと思います。
ピアノの音を変幻自在に操れるようになりたいなぁ。。
コントラバスは音が低く、発音の仕方がヴァイオリンなんかとは全然違うので、下手をすると、ピアノがコントラバスの音色をかき消してしまうことになりかねません。
ピアニストとしてはもっとも神経を使うところなのですが、これがなかなか難しい。
私「ピアノとコントラバスのバランスはどうですか?」
深沢氏「ミシェックはこれがMAXだね。」
私「迫力は消さないように、もうちょっと音量をおさえたほうがいいということですね」
深沢氏「うん、そうだね。」
私「わかりました。やっぱり難しいですね。音量を下げようと思うと、ピアノが平坦になってきてしまうんですよ・・・。」
深沢氏「そうそう!コントラバスの伴奏は本当に難しいでしょ。ピアニストさんはみんな苦労してるって言うんだよ。音量を意識するんじゃなくて、リートの伴奏みたいに考えるといいと思うよ。いろいろな音色があったほうがいいからね。」
なるほど・・・・!
コントラバスとピアノの立ち位置なども教えていただいたあと、ピアノの蓋の話になりました。
通常は小さく蓋を開けますが、響きの無い会場では、蓋を全開にし、それを反響板代わりにして演奏するのだそうです。
思わず「それでピアノは弱音なしで弾いていますか?」と確認してしまいました。
蓋を全開にしたうえ、その蓋の前にコントラバスが立つということは、ピアニストにはほとんどコントラバスの音は聴こえてて来ません。
できるだけ避けたい状況です。
でも答えは当然「YES」。
ピアニストは、指だけで完全に音をコントロールして演奏するということです。
ピアノって本当に難しいです。
一音だけなら、弱くしようと思えば究極に弱い音が出ますし、強い音を出そうと思えば、他楽器を圧倒するほどの音を出せます。
でも、連続する音に、音色のニュアンスを加え、速くても遅くても、均等に指をコントロールするのは至難の業です。
一般的に、ゆっくりで静かな曲は簡単だと思われがちですが、奏者にしてみれば、速くて派手な曲のほうが、ずっと弾きやすいものなんです。
ソロばかり弾いていた時は「鍵盤の下2cmまで弾きなさい」と言われていましたが、今では「鍵盤の上2mmの範囲で弾きなさい」ということを求められます。
ソロでも時々はそういうタッチを使いますが、全体を通して・・・というのは滅多にありません。
↑(選曲にもよるので悪しからず)
私も、私なりに弾きやすい重さ(タッチ)というのがあり、その範囲外になると、急に指が窮屈になってきます。
それでも演奏できる=多彩な音色を出せるピアニストなのだと思います。
ピアノの音を変幻自在に操れるようになりたいなぁ。。