あちこち散歩みち

近畿圏内を小さくあちこち歩き・たまに寺社めぐり・日々のとりとめない暮らしなどを書いています

高野山町石道

2016年11月08日 | 感じたままに

公開講座フェスタ「高野山町石道をめぐる歴史と文化」

の講座を聞きました。

講師は高野山大学の坂口太郎氏です。

 

先日、九度山を訪ねた折に、「町石道」の文字が気になっていました。

「町石道」と書いて、「ちょういしみち」 と読みます。

 

仏教寺院の参道に1町(約109メートル)ごとに建てられた、道しるべのための石塔のことです。

町卒都婆(ちょうそとば)    卒塔婆ともいわれている。

 

高野山のふもとにある慈尊院から始まって

高野山の壇上伽藍までに180基の町石(ちょういし)があります。

 

壇上伽藍を中心に数えるそうです。

壇上伽藍から奥の院までは、36基が造立されているそうです。

 

この1基建てるには、今のお金で1億円ぐらい必要。

財力があり権力のある歴史上の有力者たちが施主になったのです。

 

鎌倉幕府の有力な御家人・安達氏や

北条氏や後嵯峨上皇のみならず、民衆たち、女性の寄付など

貴族・御家人・民衆 すべての人々の信仰で成立したもの。

 

古くて長い歴史を綿々と受け継いで、成り立っています。

九度山も魅力たっぷりの場所です。

 

明日もフェスタを二つ受講します。

楽しみが続きます。

 

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