公開講座フェスタ「高野山町石道をめぐる歴史と文化」
の講座を聞きました。
講師は高野山大学の坂口太郎氏です。
先日、九度山を訪ねた折に、「町石道」の文字が気になっていました。
「町石道」と書いて、「ちょういしみち」 と読みます。
仏教寺院の参道に1町(約109メートル)ごとに建てられた、道しるべのための石塔のことです。
町卒都婆(ちょうそとば) 卒塔婆ともいわれている。
高野山のふもとにある慈尊院から始まって
高野山の壇上伽藍までに180基の町石(ちょういし)があります。
壇上伽藍を中心に数えるそうです。
壇上伽藍から奥の院までは、36基が造立されているそうです。
この1基建てるには、今のお金で1億円ぐらい必要。
財力があり権力のある歴史上の有力者たちが施主になったのです。
鎌倉幕府の有力な御家人・安達氏や
北条氏や後嵯峨上皇のみならず、民衆たち、女性の寄付など
貴族・御家人・民衆 すべての人々の信仰で成立したもの。
古くて長い歴史を綿々と受け継いで、成り立っています。
九度山も魅力たっぷりの場所です。
明日もフェスタを二つ受講します。
楽しみが続きます。