辺野古新基地建設ストップ、岸田政権が強行する沖縄の軍事要塞(ようさい)化にノーの審判を下し、「基地のない平和な沖縄」の展望を開くかどうかをかけた16日投票の県議選は13日、大激戦のまま最終盤の「三日攻防」に突入しました。(関連記事)
日本共産党が現職5人の必勝をめざす沖縄市(定数5)、浦添市(同4)、島尻・南城市(同4)、那覇市・南部離島(同11)、新旧交代に挑む糸満市(同2)の各区はいずれも大接戦。各候補、党後援会の奮闘で他陣営を追い上げ、当落線上で勝利へあと一歩というところまで情勢を切り開いています。豊見城(とみぐすく)市区(同2)では前回僅差だった自民現職に勝利しようと力を尽くしています。
県議選全体では、玉城デニー知事を支える与党と、県政転覆を狙う自公維など野党のどちらが過半数を得るかが大きな焦点です。与党の多数議席確保は、共産党候補が全員勝利できるかにかかっており、7人必勝で「オール沖縄」県政を前に進め、政権交代のうねりを沖縄からつくり出す選挙になっています。
自公維の陣営は、幹部を相次ぎテコ入れに投入。自民は、本土大手企業も加わった、かつてない規模の県内企業締め付けを行い、与党を過半数割れに追い込もうと必死です。右翼の街宣車が党候補攻撃の宣伝をするなど“共産党落とし”も図られています。
党7人全員勝利へ親戚や知人らと対話を重ねるAさん(78)は、中学生の給食費無償化の実現などに力を尽くすのが党の議席だと紹介。「周りに声をかけてほしい」と訴え、多くの人が家族や知人に広げると応えています。
自民党の裏金事件への怒りは大きく、共産党の訴えが届けばどこでも期待が広がる状況です。Aさんは「最後まで声をかけ切りたい」と意気込みます。
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