アッソのバカは、直接現金を配っても7割が貯金に回る等と言っているが90パーセントの庶民は右から左へ即、消費する事は明らか。思案するよりも実行して見よ(笑)
岐阜県内の繁華街、ため息ばかり 飲食業やレジャー、打撃深刻
新型コロナウイルスの感染拡大で外出などの自粛が続き、県内の飲食業やレジャーに深刻な打撃を与えている。普段ならにぎわう繁華街も閑散。開店休業を余儀なくされている店もあり、「早く収束して」との声は切実だ。
◆酔客の姿はなし
新型コロナウイルスの影響で閑散とする玉宮地区=岐阜市で
送別会、卒業式と、何かと宴席が多い例年の三月ならば、会社員や学生で混み合うJR岐阜駅近くの繁華街、玉宮地区。十二日の木曜午後八時、人影はまばらだった。窓越しに居酒屋をのぞいてみても、店員が所在なさげにしている姿が目立つ。いつもの活気は、そこにはない。
「店を開けても、赤字が増えるだけ」。玉宮の中心部にある居酒屋「浜焼き酒場てんてん」の店長、川本博史さん(44)の口からは、ため息しかでない。
団体客でにぎわう繁忙期なのに、予約が全く入らない。週末だと一日で四十万円ほど見込める売り上げは、今はその一~二割ほど。二月末からアルバイトには休んでもらい、川本さんが一人で店に立つ。「もう、どうしようもない。いっそ店を閉めた方が、経費がかからなくていいかも」と自嘲気味に話す。
◆売り上げ見込めず
県内の飲食店経営者ら約二千人が加盟する県飲食組合には連日、資金繰りの相談が寄せられる。予約のキャンセルなどで売り上げが激減し、仕入れや雇用の維持に苦しむ店が多い。
感染者集団「クラスター」の発生防止策として避けるよう注意が呼び掛けられたライブハウスやカラオケは深刻だ。高齢者の憩いの場となっているカラオケ喫茶は、日中も客が寄り付かない。ライブハウスは営業を自粛せざるを得ず、三月の売り上げがほとんど見込めない状態という。
組合の牧野義春専務理事(73)は「これだけ大規模な資金繰りの対応は初めて。飲食店は体力のない業者が多く、この先どうなってしまうのか」と話す。
◆対策しているが…
街に人が繰り出さなくなれば、必然的に交通機関の利用はなくなる。日本タクシー(岐阜市)はタクシー部門の三月の売上高が、例年より三割減ると見込む。取締役統括部長の坂(ばん)政佳さん(58)は「夜のタクシー乗り場は閑散としている」と声を落とす。
観光バス事業も稼働率がいつもの年の二割ほどと、輪を掛けて厳しい。タクシーとバスは全車両で除菌剤を使い、乗客が降りたら手すりや窓の開閉ボタンなどを拭き取っている。運転手には毎日マスクを配り、窓を一センチほど開けて密室にならないよう徹底している。坂さんは「やれることは全てやっている。何とか早く落ち着いてほしい」と祈る。
◆先は見えない
岐阜市の柳ケ瀬商店街にある映画館「シネックス」。ロビーにあるチケット売り場は、上映直前にもかかわらず人影はなかった。客の話し声が聞こえない代わりに、ブーンという自販機の音が響き渡る。
運営する岐阜土地興業の総支配人、大野信浩さん(59)は「開店休業の状態。ここまでの打撃を受けると思っていなかった」。客が来ない一方で、作品を公開延期する配給会社からの電話は鳴りやまない。「先が見えないが、我慢するしかない」と唇をかんだ。(安江紗那子、立石智保)
◆融資の相談件数、3月急増
新型コロナウイルスの影響による企業の資金繰りの悪化を受け、県は十三日、県内の金融機関幹部を集めた金融対策緊急会議を県庁で開いた。今月に入って融資の相談件数が急増しており、飲食や観光、製造、建設など業種が多岐にわたることが報告された。
日本政策金融公庫岐阜支店は、県内の相談が一日二十~三十件で、融資に関するものが九割を占めると説明。十六銀行は県内の相談が十二日現在で五百八十九件に上り、新規で十七件、五億円を融資した。今月上旬から相談件数が増え、今後さらに融資が具体化するとの見通しを示した。
大垣共立銀行は、中国からの水回り品の輸入が滞っており、住宅建設の工期が遅れるケースが出ていると報告。「景況調査の数値が異常値を示している」などの声も上がった。
古田肇知事は雇用への影響に懸念を示し、「円滑な資金供給に特段の配慮をお願いしたい」と述べた。(立石智保)
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