飛騨の山猿マーベリック新聞

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◆<東京新聞社説>路面電車の新設 脱・車依存の街へGO

2023年11月06日 09時02分54秒 | ●YAMACHANの雑記帳
8月末に運行が始まった「宇都宮芳賀ライトレール線(ライトライン)」=写真。国内で新たな路面電車が開業するのは75年ぶり。全路線が新設のLRT(次世代型路面電車)は全国初だ。高齢化社会に対応する車に依存しない街づくりのモデルとして注目したい。LRTとは、乗り降りが容易な低床車両を導入し、高齢者にも環境にも優しい、新しいタイプの路面電車。ライトラインは、宇都宮市と、隣接する芳賀町が施設を整備。第三セクターの「宇都宮ライトレール」が運営を担う。JR宇都宮駅から宇都宮大学などを経て、芳賀町の工業団地に至る全長約15キロ。早朝4時台から深夜0時台まで。ピーク時は約8分間隔で運行する。宇都宮市と芳賀町は、LRTを「交通まちづくり」の基本線と位置付ける。キーワードは「つなぐ」。19電停のうち主要5カ所に「トランジットセンター(乗り換え施設)」を設置。駐輪場やパークアンドライドのための駐車場を整備した。路線バスを運行する関東自動車は、LRTの開業に伴う大幅な再編を試みた。重複路線を廃止する一方で、電停から離れた地域とトランジットセンターを結ぶ「フィーダー(支線)」と呼ばれる便を新設。LRTとの一体化による利便性の向上をめざす。電停には電動アシスト自転車や電動キックボードのシェアサービスを誘致して“毛細血管”の拡張も図る。宇都宮だけではない。モータリゼーションの波に追われて住宅や商業施設が郊外に移転。市域が膨らむ一方で中心市街地が空洞化し、利用者が減って公共交通全体の「縮退」が止まらない-。全国の地方都市が抱える問題だ。高齢化が進む中、「車の運転ができなければ暮らせないまち」からの脱却、地域の「足」の見直しは急務である。2006年にJRの廃線をLRT化した富山市では、開業1年で、60代以上の高齢者の利用が平日で3・5倍、休日では7・4倍に増えたという。脱・車依存への新たな試金石として、ライトラインの行く手を見守りたい。

 


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