英最新鋭空母クイーンエリザベス じっくり見せます
米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)で6日、日本に初めて寄港した英海軍最新鋭空母「クイーン・エリザベス」が報道関係者に公開された。 航空管制用の艦橋から見下ろした飛行甲板には、F35B戦闘機などがずらり。航海・作戦用の艦橋にある操舵室の司令官席は、英自動車大手・ジャガー製だった。 ジャンプ式の滑走路最先端から振り返れば、戦闘機の奥に特徴的な二つの艦橋。乗組員は甲板でランニングを行っていた。 この日、視察に訪れた岸信夫防衛相は空母打撃群の司令官と意見交換。日英の防衛協力が「新たな段階」に入ったとアピールした。 視察後、岸氏は記者団に「インド太平洋地域の平和と安定に対する英国の強い意思を感じられた。乗艦することで英国との防衛協力のさらなる進展を国内外に広く発信することができた」と述べた。「自由で開かれたインド太平洋」構想推進に向けた連携も強調した。 クイーン・エリザベスを旗艦とする空母打撃群は5月に英国を出発し、インド太平洋地域に展開。日本近海などで自衛隊や米軍との共同訓練を複数回実施した。
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“英空母入港は違反”
神奈川・横須賀 市民団体など抗議
神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地に4日、英海軍の空母「クイーン・エリザベス」(QE)が寄港したことを受け、「安保廃棄・神奈川県統一促進会議」「原子力空母の母港化を阻止する三浦半島連絡会」などの市民団体が5日、同市の横須賀中央駅で抗議の宣伝を行いました。日本共産党の、沼上とくみつ衆院南関東比例代表予定候補、大村洋子横須賀市議らも参加しました。「原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会」の呉東正彦弁護士は、QEの船内には100人以上の新型コロナ感染者がいるとされているにもかかわらず、日本政府が寄港を許可したことを批判。また、横須賀基地は日米安保に基づいて米国に提供しているのであり、同基地に英国の艦船が入港するのは重大な違反だと指摘しました。沼上氏は、自衛隊が8月にQEを旗艦とする英空母打撃群や米軍、オランダ軍などと共同訓練を行い、今後も数週間QEと共同訓練予定であることをあげ、「自衛隊が海外で戦争する国づくり」が具体化されつつあると指摘。「横須賀を憲法違反の集団的自衛権を行使する拠点にさせてはならない」「憲法9条違反の武力による威嚇ではなく、外交による平和的解決を」と訴えました。
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