立民・泉代表の選挙協力に対する発言について
小池書記局長が会見
日本共産党の小池晃書記局長は11日、国会内で記者会見し、総選挙での選挙協力への対応について問われ、基本的な立場を3点にわたって述べました。
第一は、立憲民主党の泉健太代表の姿勢についてです。この問題では、5月に泉代表が、「共産党とは選挙協力はしない。候補者調整もしない」と表明していましたが、先週、同党の岡田克也幹事長が「候補者調整の取り組みを徹底的に追求したい」「(共産党との調整も)できれば行いたい」「これは泉代表の指示だ」と発言しました。これに対して、日本共産党の志位和夫委員長が、6日の会見で、一連の発言の整合性について「立憲民主党に党としての説明を求めたい」と具体的に提起していたものです。ところが泉氏は、7日の会見で、志位委員長の問いかけに対して説明するつもりがないという態度を表明しました。こうした同氏の対応について小池氏は、「あまりにも誠実さを欠いているのではないか」と述べました。
第二に、泉代表が「候補者調整は行うが、選挙協力はしない」「(選挙協力とは)1人の候補者を複数の政党が応援するイメージ」「街頭に立ってビラを配るとか、演説をするだとか一緒になって選挙をすること」と会見で述べたことについて、「自民、公明が結束してかかってくるときに一緒になってたたかわずして勝てるわけがない」と指摘。「選挙で野党が勝つためには、政党間で共通政策、対等平等、相互尊重の選挙協力、政権協力などについて話し合い、前向きの合意を得て進める『本気の共闘』が必要だというのが、わが党の立場だが、その土台となるのが『協力の意思』だ。協力する意思がないというならば勝てるわけがない」と指摘しました。
第三に、「候補者調整も選挙協力の一つだ。そして候補者の調整とは、一方的なものでなく、お互いに譲り合うものだ」「『選挙協力はしない候補者調整』ということは、結局、共産党に一方的に候補者を降ろしてほしいということになるのではないか。そのようなことは到底受け入れることはできない」と述べました。
その上で、「岸田政権の暴走、それを自民、公明、国民民主、維新の4党が推し進める中、暮らしを守り、改憲を食い止めていくためには市民と野党の共闘の発展が必要であるとの立場に変わりはなく、私たちのほうから門戸を閉ざすつもりは全くない」と述べました。
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