立民 幹事長に小川淳也氏 政調会長に重徳和彦氏【詳しく】
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立憲民主党の野田新代表は、新たな執行部人事で、幹事長に小川淳也氏、政務調査会長に重徳和彦氏などを起用することを両院議員総会に提案し、承認されました。
記事後半では新執行部に選ばれた議員のプロフィールも紹介しています。
野田代表 新執行部を提案し承認される
立憲民主党は、23日の代表選挙で野田新代表が選出されたことを受けて、24日午後1時から国会内で両院議員総会を開きました。
この中で、野田氏は新たな執行部人事で
▽幹事長に小川淳也氏
▽政務調査会長に重徳和彦氏
▽国会対策委員長に笠浩史氏を起用するとともに
▽大串博志 選挙対策委員長を続投させることを提案し、承認されました。
また▽代表代行は大串氏が兼務するとともに
▽長妻昭氏を新たに起用し
▽辻元清美氏が続投することになりました。
野田氏は、27日の自民党総裁選挙のあと、早期に衆議院が解散される可能性もあるとみて、小選挙区の候補者のさらなる擁立など、選挙準備を急ぐことにしています。
- 注目
《立民 新執行部 プロフィール》
◇幹事長:小川淳也(おがわ・じゅんや)氏
幹事長に起用された、小川淳也氏は衆議院香川1区選出の当選6回で、53歳です。旧自治省、いまの総務省を経て、2005年の衆議院選挙で初当選し、民主党政権では、総務政務官や党の政務調査副会長などを務めました。
2017年の衆議院選挙の際に、当時の民進党が分裂し、希望の党に参加しますが、その後、無所属で活動し、2020年に立憲民主党に加わりました。この年には自身の政治活動を追ったドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」が公開され、話題となりました。
3年前、2021年の衆議院選挙での党の敗北を受けて行われた、代表選挙に立候補し、泉前代表にやぶれましたが、政務調査会長に起用されました。その後は、党の税制調査会長などを務め、今回の代表選挙では、野田新代表を支援しました。
◇政調会長:重徳和彦(しげとく・かずひこ)氏
政務調査会長に起用された、重徳和彦氏は、衆議院愛知12区選出の当選4回で、53歳。総務省の官僚出身で、2012年の衆議院選挙に日本維新の会から立候補して初当選しました。その後、民進党や無所属を経て、2020年に野田新代表とともに、立憲民主党に参加しました。
党内では、中堅・若手議員のグループ「直諫の会」(ちょっかん)を率いて、今回の代表選挙では、野田氏に立候補を要請するなど、全面的に支援しました。
政策立案能力に定評があり、今回の代表選挙で野田氏が訴えた、社会課題の解決に企業などの資金を活用する投資の促進などの政策は、重徳氏らのグループの提言がもとになりました。
◇国対委員長:笠浩史(りゅう・ひろふみ)氏
国会対策委員長に起用された、笠浩史氏は衆議院神奈川9区選出の当選7回で、59歳。民放の記者を経て、2003年の衆議院選挙で初当選し、民主党政権では文部科学副大臣などを務めました。
その後、当時の民進党や希望の党、無所属を経て、3年前に立憲民主党に加わり、安住国会対策委員長のもとで、国会対策委員長代理を務めました。国会対策の経験が豊富で、今回の代表選挙では野田新代表の推薦人を務めました。
◇選対委員長:大串博志(おおぐし・ひろし)氏
選挙対策委員長を続投する大串博志氏は衆議院佐賀2区選出の当選6回で、59歳。旧大蔵省、いまの財務省の官僚を経て、2005年の衆議院選挙で初当選しました。
民主党政権では野田総理大臣のもとで総理大臣補佐官を務めました。その後、民進党や無所属などを経て2019年に立憲民主党に参加し、おととしから泉代表のもとで党の選挙対策委員長を務めています。
【立民代表選 結果】野田新代表 党役員骨格人事「刷新感重要」
立民 野田代表 要職に中堅議員を起用する方針
立憲民主党の野田新代表は、執行部の骨格となる人事を24日中に決める方針で、午前中は議員会館の事務所でみずからに近い議員と意見を交わすなど、調整を進めています。
野田氏は23日「私にはない刷新感を骨格人事の中でどうやってつくるかは重要な観点だ」と述べました。
これまでに国会対策委員長に笠浩史国会対策委員長代理を起用する意向を固めたほか、要職に中堅議員を起用する案などが出ています。
このあと午後1時から開かれる両院議員総会で人事案を発表し、承認を得たい考えです。
野田氏としては新執行部の骨格人事をかためた上で、早期の衆議院解散に備えて、小選挙区の候補者のさらなる擁立や、公約づくりなど選挙に向けた準備を急ぐ方針です。
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