先見えず生活保護申請は最後の頼み コロナ直撃で仕事奪われ…
新型コロナウイルスが仕事や暮らしを直撃し、今後の増加が懸念される生活保護の申請。職を失い、六月に新たに受給を申し込んだ愛知県内の二人は苦しい現状を打ち明けつつ、最後のセーフティーネットとなる生活保護を頼りに生活の立て直しを目指す。 (植木創太、白名正和)
「コロナが追い打ちになった」。今月中旬、愛知県一宮市で申請した派遣社員の女性(53)は、同市の困窮者支援団体「のわみ相談所」でうなだれた。
二月から市外のタクシー会社の配車センターで働いていたが、感染拡大の影響で利用客が減り、仕事が激減。六月末で契約を打ち切ると派遣元の会社から告げられた。
高校卒業後、長く派遣社員として中部地方の工場などで働いてきた。足が不自由で、五年ほど前からつえが手放せない。思うように体が動かず、派遣先の工場を二週間で解雇されたこともある。
両親とは死別し、自身は十年ほど前に離婚。子どもはおらず、月十数万の収入で切り詰めた生活を続けてきたため、貯金もない。現在は相談所の施設で暮らし、食料支援を受けている。
↑生活保護申請は、国民のけんりであるる。
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