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YAMACHANの雑記帳

山本太郎のれいわ新選組と立憲の小沢一郎を応援しております。
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◆伊藤詩織さん「公で性被害を話すのは家族から反対され、周囲とは溝も」賠償確定受け涙声で会見

2022年07月20日 15時44分56秒 | ●YAMACHANの雑記帳

会見で時に涙声になりながら語る伊藤詩織さん(撮影・村上幸将)

ジャーナリストの伊藤詩織さん(33)が20日、都内で会見を開いた。元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(56)から性的暴行を受けたとして、1100万円の損害賠償を求めた民事訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は7日、双方の上告を退ける決定をし、山口氏に約332万円の賠償を命じていた。今回の会見は、被害に遭ってから7年、裁判を起こして5年を振り返るという趣旨で開かれた。

伊藤さんは米国の大学に在籍した13年12月に、アルバイト先のバーで山口氏と知り合い、正社員としての就職先を求めるメールを送信したことをきっかけに、帰国した15年4月3日に山口氏と会食した際、意識を失い、ホテルで暴行を受けたと主張。準強姦(ごうかん)容疑で警視庁に被害届を提出。同6月には山口氏の逮捕状が発行されたが、逮捕直前に取り消されたという。一方、山口氏は合意に基づく性行為だと反論し、東京地検は16年7月、嫌疑不十分で不起訴とした。伊藤さんは翌17年5月に不起訴不当を訴えたが、東京第6検察審査会も同9月、不起訴を覆すだけの理由がないとして不起訴相当と議決。それを受けて、伊藤さんは同年9月に山口氏を相手に民事裁判を起こした。

伊藤さんは「5年間、戦ってきた民事裁判に区切りがつきました。被害を受けてから7年…昨日はなかなか眠れず、今日も朝5時に起きて、お散歩して考えた」と現在の率直な心境を語った。17年10月には著書「Black Box」を出版し、都内で会見を開いたが「公で性被害を話すのは家族から反対され、周囲とは溝も出来た」と、涙声になりながら振り返った。

最高裁は、山口氏に約332万円の賠償を命じた一方、伊藤さんの17年の著書「Black Box」などでデートレイプドラッグを使われた可能性があるとされたことで名誉を傷つけられたとして、1億3000万円の損害賠償を求めた山口氏の反訴について、真実性が認められず名誉毀損(きそん)に当たると判断し、伊藤さんにも55万円の支払いを命じた、2審の東京高裁判決が8日までに確定していた。伊藤さんは「今回の最高裁の決断は、1つの決断ですが、今の社会であったり、進むべき方向を示しているものではないと個人的に思っています」と受け止めを語った。

伊藤詩織さん、性被害当時に刑事部長だった中村格警察庁長官に「お話しして欲しい」

ジャーナリストの伊藤詩織さん(33)が20日、都内で会見を開いた。元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(56)から性的暴行を受けたとして、1100万円の損害賠償を求めた民事訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は7日、双方の上告を退ける決定をし、山口氏に約332万円の賠償を命じた。今回の会見は被害に遭ってから7年、裁判を起こして5年を振り返るという趣旨で開かれた。

質疑応答の中で、山口氏に対して伝えたいことは? という質問が出た。伊藤さんは「公で被害を語ることをしてから、自分の中で当事者の観点と、距離を置いてジャーナリストとして2人を作っています。感情としては当事者として伝えたいけれど…」と語った。その上で「感情的な気持ちは、山口氏に対して驚くほどなく、裁判で問いかけたことも、日本の司法裁判で、どういう判決が出るか、ということだった。彼の中の彼なりのコメントとして『違法なこと、犯罪ではない』と繰り返していた。日本では、同意のない性行為は、犯罪ではないかも知れないと大きな声で言える国ということ」と語った。

伊藤さんは、15年4月3日に山口氏と会食した際に意識を失い、ホテルで暴行を受けたと主張し、準強姦(ごうかん)容疑で警視庁に被害届を提出した。そのことについて、複数のメディアの取材に対して、同6月には山口氏の逮捕状が発行されたが逮捕直前に取り消されたと話し「捜査員から『警視庁幹部の指示』と説明を受けた」と語っている。そのことを踏まえ、当時の警視庁刑事部長だった中村格警察庁長官に対しても、言いたいことはあるか? という質問が出た。

伊藤さんの賠償が確定したことが明らかになった8日には、伊藤さんの事件が発生した際、政権を担っていた安倍晋三元首相が、参院選の遊説が行われていた奈良市内で銃撃を受けて亡くなった。そのことを受けて、中村氏は12日の会見で「重く受け止めている」と、警備などの責任を認める発言をしている。

伊藤さんは、安倍元首相の銃撃について「実際のところ(賠償確定の)話は安倍元首相が撃たれたその日に聞いた。(賠償の確定を)どう受け止めて良いか、分からなかった」と語った。その上で、中村氏に対して、一部には同氏の進退が問われているとの報道があることも踏まえ「中村さんには(警察の)トップに立つ立場として、ここまでいろいろな質問が投げかけられた中で答えを出さない。私の中に気持ち悪いものがある。お話ししてから、辞めて欲しい気持ちがあります」と語った。

伊藤詩織さん性被害裁判賠償確定し「当事者として声を発信するのは、これっきりにしたい」

ジャーナリストの伊藤詩織さん(33)が20日、都内で会見を開いた。元TBSワシントン支局長の山口敬之氏(56)から性的暴行を受けたとして、1100万円の損害賠償を求めた民事訴訟の上告審で、最高裁第1小法廷(山口厚裁判長)は7日、双方の上告を退ける決定をし、山口氏に約332万円の賠償を命じた。今回の会見は被害に遭ってから7年、裁判を起こして5年を振り返るという趣旨で開かれたが「当事者としての声を発信するのは、これっきり、今回限りにしたい」と語った。

伊藤さんは、15年4月3日に山口氏と会食した際、意識を失い、ホテルで暴行を受けたと主張し、準強姦(ごうかん)容疑で警視庁に被害届を提出。同6月には山口氏の逮捕状が発行されたが、逮捕直前に取り消されたという。一方、山口氏は合意に基づく性行為だと反論し、東京地検は16年7月、嫌疑不十分で不起訴とした。伊藤さんは翌17年5月に不起訴不当を訴えたが、東京第6検察審査会も同9月、不起訴を覆すだけの理由がないとして不起訴相当と議決。それを受けて、伊藤さんは同年9月に山口氏を相手に民事裁判を起こし、同年10月には著書「Black Box」を出版し都内で会見を開いた。

伊藤さんは、表に出て発言した当時を振り返り「大きな目的というのは、日本の刑法で同意のない性交はレイプではない、ということに違和感があった。私も、当事者になるまで法の現状を理解していなかった。なので、そこを変えて欲しい、少しでも扉を開ける事が出来たら、という気持ちで公でお話ししました」と語った。その上で「当時の報道は、被害を当事者が話すのが、まだまだ珍しかったのか、報道が服装であったり、違う部分に向けられたのが当時は残念でした」とも語った。その中、同年10月に、米国で大物映画プロデューサーのハーヴェイ・ワインスタインによるセクハラを告発した、#Metoo運動が起きたこともあり「これまで届くと思わなかった声が、少しずつ届くようになったかなと感じています」と振り返った。

最高裁は、山口氏に約332万円の賠償を命じた一方で、「Black Box」などでデートレイプドラッグを使われた可能性があるとされて名誉を傷つけられたとして、1億3000万円の損害賠償を求めた山口氏の反訴について、真実性が認められず名誉毀損(きそん)に当たると判断し、伊藤さんにも55万円の支払いを命じ、2審の東京高裁判決が8日までに確定していた。そのことを受けて、伊藤さんは「今の刑法では、やはり不同意性交は犯罪とイコールではない。それが今の法律の現状であって、、どう向き合っていくかという材料を突きつけられた」と語った。

その上で「残念ながら起こってしまうであろう、同じようなケースに対し、その時は、どういう法が使われ、どういう決断がされるのか、そういうところに目を向けて、刑法の改正に注目していただきたい」と語った。そして「世界ではスタンダードになっている中で、なぜならないのか?」と、刑法で不同意性交が犯罪にならないことに改めて疑問を呈した。

そして、報道陣が集まる席を見渡し「やっと私も、皆さんの席に座って、報道する側に専念して心切り替えられると思うと、7年…長かったけれど、報道される側になったのは私にとって大きな経験。ここで得た経験を生かしつつ、今後も伝えるという仕事に専念したい」と言い、声を詰まらせた。

会見の最後に、伊藤さんは自身の著書名を引き合いに「まだまだ、開いていないブラックボックスが、このケースの中にもあると思いますし、社会の中にも、まだ潜在していると思います。それを1つ、1つ、メディアとしても個人としても、光を当てられるように進んでいきたい」と今後の抱負を語った。


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