のーざんぷらんつ

庭のこと、ばらのこと、植物全般

上高地 -2-

2014-07-08 | お散歩



徳沢に宿をとり、一晩過ごしました。
夜中、目が覚めると目の前の漆黒の森の中から、
「ヒュー」・・・・・・「ピェー」・・・・「ヒュー」・・・・と
口笛を吹いたような鳴き声が一定の間隔で聞こえてきます。
しかも、一つは低く、一つは高く。
交互にずっと鳴くのです。
静かで、もの悲しい鳴き声・・・とても不思議な夜でした。

翌日は涸沢方面、行けるところまで行きたかったのですが、
上の子の体調が悪くて、ゆっくり戻ることにしました。



マムシがいたるところに咲いています。



ショウマの仲間もきれいな花穂を伸ばしています。




梓川の流れ。帰りの方向と逆の槍方面の谷です。
ああ、行きたいなあ~^^ と後ろ髪を引かれつつ・・・




切り株の鉢植え。自然が作るものは美しいですね。




途中、湧水の泉が所々に。




沢からは冷気が降りてきて非常に気持ちがいいです。




梓川対岸にある明神池



初めて寄ってみましたが、なんとも美しいところです。
その昔、上高地を世に知らしめたW・ウェストンの山案内人、上條嘉門次は
この池の横に山小屋を建て、今も嘉門次小屋として残っていますが、
こんな素敵な所に毎日暮らしていたなんて。

でも、サルとか熊とか沢山いるんです。




明神を後にして、河童橋まで戻ります。



途中、岳沢に合流




大きな岩魚が沢山泳いでいました。




歩道にあるとても立派なイチイの木。
これで樹齢どれくらいなのかな~



サンカヨウの株も沢山ありました。
花は終わって青い実がついています。




あっ! ここにもマムシ君




昨日より天気が悪く、ぽつぽつと雨が降ってきました。
夏山シーズン到来までもう少しのようです。



河童橋を何度も振り返りつつ、後にしました。
ゆっくりと回った上高地散策。
久々にとても楽しかったです。


さて、真夜中の森で聞いた不思議な鳴き声が忘れられず、
調べた結果、正体はヌエだと分かりました。

ヌエの正体は・・・・?  ^^