のーざんぷらんつ

庭のこと、ばらのこと、植物全般

バラの蕾と新緑

2020-05-11 | 原種・原種交配バラ

オオタカネバラ(草笛株)の蕾

晴れ→雨→晴れ→雨と続き、暖かいやら寒いやら。

満開の桜や梅は、雨に打たれ、早くも花弁が散り始めました。

 

オオタカネバラーAの蕾

 

北国は桜の開花と新緑が一気に来ます。

また、モクレンやレンギョウといった本州ならば一足早く咲く植物も

みな今の時期に同時に開花します。

カナリーバードの蕾

スプリングエフェメラル達のお花も樹木の新緑も同じ時期。

要は、雪解けが目覚めのスタートなのだから皆同じになるのかな~と思いますが、

北国の春は、とても忙しくてせわしないですね。

 

バラは、オオタカネとカナリーバードが葉がでてくると同時に蕾を出し始めています。

 

オオタカネバラーHの蕾

 

一方、原種バラの新葉はみな個性的

ロサ・ポミフェラ

深いグリーンの大きな葉がでてきました。

 

実生のロシア野バラは、逆に細く色も薄いです。

 

タカネバラは、沢山の葉が芽の中にいっぱい詰まっていて、

とても窮屈そう。

細い枝に小さな芽なのに、どこにそんなエネルギーがあるのしょう?

不思議です。

 

それに比べ、サラリと出てきた富士タカネの実生

 

 

茜富士も沢山の葉が畳まれて出てきました。

 

ダビディ・’フェンヤ’はいつも下を向いて「こんにちは!」と出てきます。

 

トンボが脱皮して羽を広げて乾かしているように

ペンデュリナの葉が広がりはじめました。

まだシワシワです。

 

シャルル・ド・ミルの花は濃いピンクなのに葉はきれいな緑色

 

ラネイの花は藤色に近い色ですが、葉も銅味を帯びて、味わい深いです。

 

蕾を出しているバラから、まだ芽の状態のバラまで色々ありますが、

いよいよ葉がでてきて、毎日変わる表情を見ているのが楽しいです。

同時にアブラムシ、葉巻虫との戦いも始まり、毎日パトロールが欠かせなくなってきました。