先回の話を続けます。
トイレの水が真っ赤になった原因、それはズバリ、「下血」
でした。
いったいなぜ「下血」が起こったのか。
可能性の一つは、「痔」からくる出血。
そしてもう一つは……大腸ポリープによる出血です。
実は、私はその時すでに、大腸ポリープ切除を経験してい
ました。
その「下血」からさかのぼること9年。「痔」をきっかけに発見
された、直腸にできたポリープを、内視鏡を使って取ってもら
ったのです。
一泊二日で済む治療でした。
そのとき手術をしてくださった担当医の方が、こうおっしゃっ
たのを覚えています。
「あなたはポリープができやすい体質だから、定期検診を受
けないといけませんよ。」
専門医からの、ありがたい警告でした。
それなのに……
切除から一年後の検査は受けたものの、その後はご無沙汰
してしまったのでした。
喉元過ぎれば何とやら、ということもありますが、それ以上に、
検査の準備でお腹を空っぽにするために飲む下剤の水薬の
味が、ほんとうに苦手で……。
(世界で一番嫌いな飲み物だと本気で思っていました。ちな
みに、今は味がかなり改善されて、ずっとよくなったみたい
ですね。)
そんなわけで、しばらく検診をさぼっていた私でしたが、「下
血」の真っ赤な色に、ハッとさせられました。
しかも、ちょうどその時期に読んだ新聞記事の中に、こうい
う内容のものがあったのです。
大腸ポリープは、再発する例が多いと。
(これは当時購読していた中日新聞の記事です。もしこれ
を読んでいなかったらと思うと、記事を書いてくれた記者
の方は、命の恩人かもしれません。今でも感謝しています。
これをアレンジしてくれたであろう天使さんか、ガイドさん
にも。)
さて、これはもう、病院に行かないわけにはいきません。
私は修士論文をなんとか書き上げて提出すると、検診を
受けるため、すぐにアパートの近くの総合病院へ行きま
した。
(当時、私は、今住んでいる実家ではなく、大学の近くの
アパートで一人暮らしをしていたのです。)
早速受けたバリウム注腸検査の結果は……
やっぱり、ありました。
見せてもらったレントゲン写真の直腸の部分に、ポリープ
らしい瘤がくっきりと写っているではありませんか。
これは、何らかの治療が必要ということで、瘤の正体を詳
しく調べるため、即、検査入院することになりました。
そしてこの検査入院こそが、私にとって未知の世界への
扉を開くことになるのです。
(次回に続きます。)
トイレの水が真っ赤になった原因、それはズバリ、「下血」
でした。
いったいなぜ「下血」が起こったのか。
可能性の一つは、「痔」からくる出血。
そしてもう一つは……大腸ポリープによる出血です。
実は、私はその時すでに、大腸ポリープ切除を経験してい
ました。
その「下血」からさかのぼること9年。「痔」をきっかけに発見
された、直腸にできたポリープを、内視鏡を使って取ってもら
ったのです。
一泊二日で済む治療でした。
そのとき手術をしてくださった担当医の方が、こうおっしゃっ
たのを覚えています。
「あなたはポリープができやすい体質だから、定期検診を受
けないといけませんよ。」
専門医からの、ありがたい警告でした。
それなのに……
切除から一年後の検査は受けたものの、その後はご無沙汰
してしまったのでした。
喉元過ぎれば何とやら、ということもありますが、それ以上に、
検査の準備でお腹を空っぽにするために飲む下剤の水薬の
味が、ほんとうに苦手で……。
(世界で一番嫌いな飲み物だと本気で思っていました。ちな
みに、今は味がかなり改善されて、ずっとよくなったみたい
ですね。)
そんなわけで、しばらく検診をさぼっていた私でしたが、「下
血」の真っ赤な色に、ハッとさせられました。
しかも、ちょうどその時期に読んだ新聞記事の中に、こうい
う内容のものがあったのです。
大腸ポリープは、再発する例が多いと。
(これは当時購読していた中日新聞の記事です。もしこれ
を読んでいなかったらと思うと、記事を書いてくれた記者
の方は、命の恩人かもしれません。今でも感謝しています。
これをアレンジしてくれたであろう天使さんか、ガイドさん
にも。)
さて、これはもう、病院に行かないわけにはいきません。
私は修士論文をなんとか書き上げて提出すると、検診を
受けるため、すぐにアパートの近くの総合病院へ行きま
した。
(当時、私は、今住んでいる実家ではなく、大学の近くの
アパートで一人暮らしをしていたのです。)
早速受けたバリウム注腸検査の結果は……
やっぱり、ありました。
見せてもらったレントゲン写真の直腸の部分に、ポリープ
らしい瘤がくっきりと写っているではありませんか。
これは、何らかの治療が必要ということで、瘤の正体を詳
しく調べるため、即、検査入院することになりました。
そしてこの検査入院こそが、私にとって未知の世界への
扉を開くことになるのです。
(次回に続きます。)