また一年間、戦い抜けたらイイナ！

・おねがいマイメロディ ～くるくるシャッフル！～　第1話「マイメロに会えたらイイナ！」

本作品は、サンリオの大人気キャラクター「マイメロディ」を始めてＴＶアニメ化して大好評だった「おねがいマイメロディ」のシリーズの第２弾となります。のんびりかわいいマイメロディと、ライバルのクロミとの明るく楽しい魔法対決を軸に、さらにさらにパワーアップしたストーリーが展開します。前作で登場した歌ちゃんやピアノちゃん、バクなどのメインキャストは引き続き登場し、活躍するほか、謎の少年潤や、かわいい新キャラクターのバコちゃんなどの、新メンバーもぞくぞく登場！女の子向けの明るく楽しいキュートなラブコメディーアニメ作品となっています。
（ウィーヴ 第18期事業報告書より一部抜粋）

間違ってはいない。
間違ってはいませんが、大事な何かを伝え切れてない気がします。
まぁ、とりあえず、エアマスターや小清水さんがピアノちゃんに劣る評価なことは分かった。

かくして始まった新シリーズ「くるくるシャッフル！」

あいかわらずＯＰの出来が神秘です。
「オトメロディー」もそうでしたが、歌詞中の『マイメロディ』のダブルネーミングや、
副題『くるくるシャッフル』の折込み、前作のセルフパロディが素敵。
この手の「タイトルやキャラ名、内容に絡めてるのに、アニメと切り離して単体でも意味が通じる」のが、
アニメソングとしてはベストな気がする。

そんなＯＰ明け一発目のＣＭは、先ほどお披露目した新曲のＣＤ。
サンリオは商売を覚えた。
やる気満々です。

本編冒頭でははりねずみのハリーくんによる、簡単なおさらい。
初めて見る小さなお子様たちのために、内容の紹介が打たれます。
なかなか細やかな気配り。が、

ハリーくん：
　（投げやりな人物紹介のあと）
　「あとはＤＶＤが発売されてるからそっちで」

やる気ねぇ。

さて、前回ラストで捕まったクロミさんたちは問答無用で投獄。
首謀者の柊先輩も、異国の地にてぬいぐるみたち相手に裁判にかけられてました。
日本の大使館は何をやっている。

弁護士も情状酌量もなく、四面楚歌での報復判決が今まさに下されようとしたそのとき、
突然舞い込むクロミさんたち脱走の報。
急遽中断される極刑。ぎりぎりのところで人権は守られました。

前作と同じく、魔法アイテムを盗んで脱走したクロミさんたちを止めるため、再び召喚されるマイメロ。
そして渡される対抗魔法アイテム。
都合数点、立て続けに提示されます。

王様：
　「まぁ、大体、前のと似たようなもんだ」

玩具を売る気がねぇ。

さすが、かつて自番組の玩具を「くだらない」ものとして演出した「マイメロ」スタッフ。
販促活動をする気がないこと甚だしい。
スタッフ的には、今日のこれでまとめてノルマを達成したつもりなんでしょうか。

今回の仕様では、音符を８個集めれば願いが叶うそう。
今までの１００個と比べるとずいぶんと高性能です。
ちょっと前までの苦労はなんだったんだ。技術革新ってすごい。

一方、無事に人間界へと逃亡したクロミさんたちは、懐かしの柊邸へ。
そこには、ギターをかき鳴らす謎少年の姿が。
誰かと思えば、正体は柊先輩の弟。そして、今回の悪夢魔法（？）のエネルギー源。

…彼の棒読みくささは、ロンドンなまりを意識してのわざとなのか、それとも素なのか。判断に悩みます。

柊先輩もメリーポピンズばりの帰国を果たし、ひとまず前と同じ状況に。
早速魔法のパワーを充填したクロミさんたちは、夢のにおいを頼りに街へと繰り出します。
匂いの先に居たのは、…夢野さん。

夢野さん：
　「マイメロに会いたいな…」

迂闊に夢なんて抱いてはいけない。
そんな、かつての過酷な環境を生き延びた猛者も、すっかりたるんでいます。
こんな調子では、あらためて始まる生き地獄を耐え抜けません。

クロミさん：
　「その夢、叶えてあげるよ」
夢野さん：
　「！？」

一瞬の心の隙をつかれ、再び降りかかる白昼の悪夢。

魔法で異形に変貌したクラスメイトに追い回され、夢野さん絶対絶命。
そんな中、ようやくマイメロが救援に到着。
再会早々いきなり虐待されますが、なんとか対抗魔法を発動。

…今回の魔法アイテムは、ランダムでお助けキャラが出てくる仕様のようです。
ああ、だから「くるくるシャッフル」か。
ネタを織り込める要素が著しく制限されるような気もするけれど、大丈夫でしょうか。

で、第一発目のお助けキャラ。

マイメロ母：
　「あら？」

いきなり最強のカードを切りました。後先考えていません。
事態を見て取ると、暴走するクラスメイト一人一人に毒舌を浴びせかけ、精神的にノックアウト。
無事に悪夢を収拾しました。

……もしかしてこれは、旧キャラクターの紹介のつもりなんでしょうか。

流れる気まずい空気の中、それでもマイメロと再開できた夢野さんは大喜び。
無事に桃音符が放出されました。
しかも8個。いきなり揃った。

…最初からアクセル全開です。
これ、本当に一年続けるつもりなんでしょうか。
1話限りの特別編でやりそうな展開です。

夢野さん：
　「マイメロとずっと一緒にいたいです！」

そんな夢野さんの願いに応え、音符から湧き出る桃色の糸。
それがマイメロと夢野さんをぐるぐる巻きに。
って、騙された！これもトラップか！！やっぱり夢なんて抱いちゃダメなんだ！

夢野さん：
　「あはははは！」
マイメロ：
　「わーい、歌ちゃーん」

…あれ？
内容はほとんど悪夢魔法と変わらないのに、何故か喜ぶ二人。
不思議です。つうか釈然としません。

…そもそも、『魔法で願いを叶える』というのは前作のテーマを完全否定してしまうような。

色々と不安な空気を垂れ流しながらひとまず第1話が終了。
次回は「アニキに勝てたらイイナ！」。
柊弟のその夢が叶ったら、いきなり話が終わります。まぁ、さすがにフェイクなのでしょうけど。

　追記：
　　知人から「（アニキに勝てたら～は）スタッフの本音だ」と指摘された。
　　なるほど。確かに。
　　異常な好評を博した裸バイオリンと比べ、弟は酷い評価の受けよう。頑張れ新キャラ。


ところで、今回のマイメロの魔法アイテム。
この設定だと、マイメロ家族やハリーくんは当然として、キティの召喚も可能ですね。
悪夢魔法を笑顔で粉砕するシナモン。存在だけで相手を威圧するチャーミー。見たいような見たくないような。

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1.オトメロディー 2.シアワセの羽 3.愛・終列車(Original Version) 4.クロミパンク 5.クロイヒトミ 6.ちびメロのテーマ ふえたらイイナ!	7.ときめきドキドキハッピーラブ 8.美・Guilty 9.おねがいクリスマス 10.マイドリーム!マイメロディ! 11.夢見るチカラ 12.ドリーム!ドリーム!ドリーム♥

大人気、御礼中。

ぶっちゃけはっちゃけ汚れ営業

・ふたりはプリキュア Splash Star 第9話「朗読会を邪魔しちゃダメ！」

昨日は「ふしぎ星のふたご姫」第2期が放送開始。
1時間後には、同じく「おねがいマイメロディ」第2期が開始。
女児番組の、限られたパイを奪い合って熾烈な戦いが始まってます。

今ではすっかり女王様きどりの彼女たちですが、元々はマイナスからのスタート。
今の地位はひとえに、ＥＤで必死に、チアリーダーや眼鏡、白衣のコスプレの汚れ営業を頑張っていた雪城さんや、
「ヒロイン？ヒーローだろ」「むしろついてない方が不自然」と嘲れながらも、身を削って戦った美墨さんのおかげなのです。

そんなわけで頑張れ新生プリキュア。暢気にＯＰを撮りなおしてる場合じゃない。


今日のサブタイトルは「朗読会を邪魔しちゃダメ！」
なんだか猛烈にすわりが悪いです。いつもの定型文にするのを諦めてます。
頑張ってない！

ひょんなことから人形劇をやることになったいつもの二人＋クラス委員。
ですが、そのままでは人手が足りません。
そこで日向さん、もう一人のクラス委員の男子を引き込むことに。

美翔さん：
　「ん？」

男と遊ぶ日向さんに、超反応する美翔さんが微妙に怖い。
この娘から漂う負のオーラはなんなのでしょう。
中の人のイメージが強すぎるのか。

一方の日向さん。

日向さん：
　「一緒に（人形劇をやる）図書館に行こ！ね！ね！」

畳み込むように男を誘惑。
この娘は将来、魔性の女になると思った。
さすが美翔さんの相方。

　閑話休題、ＣＭ。
　おなじみのキャラデコケーキが今年も発売されるようです。
　それに出演してる娘は……前にルミナスのコスプレやってた娘？

　何気に続投を決めていたのですね。
　ルミナスが人気なかったせいか、売り上げ伸ばすためにヘービーローテで恥を晒していましたが、その甲斐があった。
　なんか一番体を張って頑張ってるのはこの娘のような気がする。

ところ変わってＢパート。
お約束どおり、新しい敵幹部との戦闘に突入。
今度の幹部は火。

雨あられと降り注ぐ火の玉を前に、
かろうじて空中に逃れるプリキュアさんですが、
すかさず追撃をくらい地面に墜落。

なんとか着地に成功する羽キュアさん。
その直後、体勢を立て直せず、そのまま地面に激突する花キュアさん。
……今度の共闘体制はなかなかスパルタです。自分の身は自分で守れ。

一時追い詰められるプリキュアさんたちですが、
前述の人形劇を守るため、気合を入れて踏みとどまります。
みんなは私たちが守る！一気に間合いをつめて…

花キュアさん：
　「やー！！」

勢い良く振りかぶる腕。
それはまずい！
パンチしちゃダメー！

（ぱりん）

砕けるウザイナーの体がアップで大写し。
ただし「何で割れたのか」の描写はなし。
カメラワーク、ナイスフォロー。

あいかわらず日向さんたちは、暴力シーン禁止ということを分かってくれません。
「だって殴ったほうが早い」とかそんなことを言ってる場合ではないのです。
もう少し頑張ってもらわないと困るのです。

そんなことを思っていると、最後のＣＭ枠。
キャラクターもののお約束、ふりかけの宣伝が流れました。
そこには、戦い終わって営業に駆り出される日向さんが。

日向さん：
　「プリキュア、すきすきふりかけ～♪」（くねくねと奇妙なダンス）

頑張ってる！

美翔さんまで、乾いた笑いを浮かべながら、
不思議ダンスと謎ソングでカレーの販促活動を。
なんて汚れ仕事。

なんだか妙に心が和みました。この調子で頑張れ。

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入浴剤に練りこまれての営業活動。超頑張ってる。