シムーン 第3話「遠い戦争」

怒涛の勢いで下落を続けるバンダイビジュアルの株価。
下落を開始したのはちょうど一週間前、第2話の放送直後。
そこから下落すること、実に8万2千円。大不評です。頑張れ「シムーン」。

そんなどんよりした雰囲気を打ち払うように、
我らがテンペスト隊に新しい娘が入りました。
今までのシムーンキャラとはタイプが違う造形です。可愛い。

……今、無意識に、この番組を全否定してしまったような気がしますが、気にしない。

ビジュアルだけでなく、性格も上々。

整備士さん：
　「神の恩寵たるシムーンの機構は解明されてないんだ」
新人さん：
　「は？徹底的に解体して調べればいいんじゃないですか？」
整備士さん：
　「！！」
新人さん：
　「変な遠慮してるからダメなんじゃ？」

そんな革新的発想の新人さん。名前をモリナス。
と、そこにみんな大好きフロエさん登場。
必然性皆無のちょっかいをモリナスさんにかけて去っていきました。

…前回、同じく新人として入隊してきた主人公様にも粉かけてたし、フロエさんは新人食いがお好きなんでしょうか。

　余談ですが、今回の主人公様は微妙に可愛いです。
　慣れなのか、作画の癖が違うのか。
　もういっそ、モリナスさんと百合ってて下さい。キャラが被ってるんで、多分ライバルキャラになるんでしょうけど。

　もう一つ余談。前述の整備士さんですが、
　モリナスさんのお尻を見て大欲情。
　ろくでもない戦闘部隊です。喰うか喰われるか。こいつら腐ってやがる。

新人であるモリナスさんに対し、いろいろとシムーンの説明が行われますが、内容は表面的な話。
いくら新人とはいえ、まがりになりにも正式入隊した身です。
その程度のことは余裕で既知のような気がしますが…。

モリナスさん：
　「（後からは）もう少し、新しいことを教えてもらえるのかしら…！」

やっぱりご立腹でした。
まぁ、これは実質、モリナスさんに対するというより、視聴者に対する説明時間。
そういうつまんない仕事もあるのです。貧乏くじを引いたと思って、しばらく案山子の役をやっててください。

さて、超エリート隊として祭り上げられてきたテンペスト隊ですが、
先立っての戦闘の後遺症で休業状態。
損害は、戦死者3人に加え、除隊者3人。

…ずたぼろです。
しかも体長格のお姉さんは戦意喪失してニート中。
かつてのエリート集団も、実戦の前では脆かった。

とはいえ、誇りだけは失いたくない一行。
新人さんとの交流と、隊長さんの復帰を願い、合同演習を始めることに。
が、リーダー不在の上、無駄に個性がぶつかり合う面々、全くまとまりません。

一体感を高めるはずが、絶望感だけが募ります。
ですが、その様子を見て取ったリーダーさんが、意を決して演習に参加。
おかげで無事に一行もまとまり、何かを見出しました。

一方、外では。

暢気に人情問題に悩んでるエリート部隊を横に、戦争は続行中。
飛来する遠距離砲。叩き落される友軍機。
のほほんと百合ってる場合じゃねぇ。

…なるほど、だから今回のサブタイトルは「遠い戦争」か。
精神面でごちゃごちゃ悩んでるテンペスト隊は危機感がありません。
空気が違うこと甚だしい。

と、思っていたのですが。

次回予告：
　第4話「近い戦争」

なんだその一発ネタ！思わず吹いたじゃないか。
てか、それがやりたかっただけだろスタッフ。
ちくしょう、まんまと引っかかった。

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ところで、必殺兵器シムーンは二人ペアでないと起動できません。
公開情報では、現在の隊員数は奇数。一人いらない娘がいます。
まぁ、劇中に出てこない隊員がいるのかもしれませんが。