穴にハマったアリスたち

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「出番を勝ち取る勇気を!」……これぞ宇宙が授けた光の答え

2006年04月15日 | アニメ・土曜朝 感想その他
・ふしぎ星のふたご姫 Gyu! 第3話 お笑い兄妹☆レモンとメロン

前作の決め台詞:「ゆるゆる~と見てみて~」
今作の決め台詞:「ふたごパワーでー!Gyu!ぽっ!Gyu!!」

そんな感じで台詞からしてアグレッシブな新シリーズ。やる気満々です。
お馴染みファインとレインも元気に初登校。
そんな二人に、随分と久しぶりに聞く声が。

リオーネさん:
 「ファイン!レイン!」

…新作が始まって3週目、やっとまともに台詞を確保しました。

リオーネさん:
 「またよろしくね」

それは視聴者に対する哀願か。なんだか泣けてきます。戦えリオーネ。

さて、3週目にしてこの学園のシステムが説明されました。

先生:
 「この学校はポイント制です」
先生:
 「100ポイントで卒業資格を得、-100ポイントで退学になります」
先生B:
 「授業は全てチーム対抗制。成績がいいと加点。悪いと減点」

……そのシステムだと、卒業できないチームが確定で発生しないか?

まぁ、きっと加点に比べて減点が緩やかとか、そんなところなのでしょうけど、なかなかに過酷な競争社会です。
でもこれで、上級生を名乗っていたノーチェくんが同じクラスなのも納得がいきます。
要は勝ち抜け制なんですね。学年はたいして意味を成さないと。

なお、このシステムを聞いたリオーネさんの反応。

リオーネさん:
 「厳しいのね…」

主に、貴女の出番がな。

前途多難なシステムに唖然とするふたご達。
しかし、そんな二人に注がれる熱視線。
入学初日から目立ちまくりだった二人に、スカウトの声がかかりました。

その名もレモンさん。

芸人を目指す彼女に才能を見出されたふたごたちは、漫才チームの突っ込み役に抜擢されました。
ですが、この二人は天然のボケ殺しと空気を読めない腹ペコ児童。
シナリオのある漫才には向きません。

見込み違いに、いきなり行き詰まったレモンさん、
頭を抱える彼女に、たまたまそばを通りかかった素敵上級生が声をかけました。
「お笑いの練習か?頑張りや」

レイン:
 「ねぇねぇ、今の人誰?」

即座に頬を染めてチェックに走るレイン。
さすが蒼。淫乱レインの名は伊達じゃない。
なお、声をかけてきた男性はレモンさんの兄だそうな。

その後も、ファインに懸想するノーチェ君を加えて漫才の練習に励む彼女たちですが、一向に上達せず。
そもそもこれは配役に問題があったのです。
どう考えても、レモンさんに突っ込みをやらせたがいいに決まってます。

けれど、レモンさんはそれを拒否。

なんでも、元々は突っ込みの鬼才として大活躍してたそうな。
ですが、調子に乗って突っ込みまくっていたところ、相方にして兄のメロンさんをノックアウト。
以来それがトラウマとなり突っ込みを廃業。

ちなみに突っ込みに使っていたのは、実力者に送られる「黄金の」ハリセン。
描写から察するに、比重は水より重いです。
そりゃまぁ、そんなもんで殴ればな。オーバーキルにもほどがある。

とはいえ、レモンさんが突っ込みをやるのがベストなのは事実。
なんとかトラウマ対策を施して、物は試しとライブを決行。
観客には結構な数が召集。その中にはリオーネさんも。

リオーネさん:
 「チーム・お笑い結成記念ライブですって」

必死にポイントを稼ぎにいく彼女がいじらしくてたまりません。

漫才は順調に推移。お客さんの受けも上々。
そのまま無事に終わるかと思われましたが、最中にレモンさんのトラウマが再発。
漫才は一時中断。レモンさんは舞台を捨てて大脱走。

ソフィーさん:
 「チャンスですわ!!」

即座に目を輝かせるソフィーさん。
役者不在のステージを、ここぞとばかりにジャック。
アルテッサと共に舞台横取りの突発漫才を開始。

…流石はソフィーさん。
そうです。レギュラーが増えた今、こうやって積極的に仕事を取りに行くことが求められてるのです。
今、一番危機感を持って行動してるのはソフィーさんに違いない。リオーネさんも見習え。

急遽役者交代の舞台ですが、素で完璧に芸をこなす二人に、お客さんは大盛り上がり。
これには本職のレモンさんたちも呆然として慄くばかり。
ですが、そんな賑々しい雰囲気が癇に障った悪の副会長さんが、謎パワーで妨害。

今日派遣された敵は謎カラス。
ですが、即行でふたご達が変身能力を起動。
三度目ともなると慣れたものです。魔法アイテムから謎波動を連射し、手際よくカラスを除去。

ファイン:
 「ぱらりら♪」
レイン:
 「たらりら♪」

可愛らしい掛け声でごまかしてますが、やってることは射殺。

レイン:
 「殺ったわ!」
レイン&ファイン:
 「いえーい」

謎のカラスの襲撃に沈む一堂を盛り上げるべく、トラウマ克服したレモンさんもステージに乱入。
かくして、アルテッサ・ソフィー・レモンの漫才チームが結成。
バランスが良いような悪いような…。

一方、捨てられた形になったふたごたちは、パーフェクトガール・シフォンに拾われました。
この学校のシステムでは、チームメンバーの成績は一蓮托生だそうなので、彼女と組めたのは上々。
見通しが明るくなったところで次回へ。


…ところでリオーネさんは誰と組むんでしょう。

平々凡々な展開としてはミルロさんやタネタネの姫さんとなんでしょうけど、
それでは今後の出番が確保できそうにありません。
ここは是非、仲良しごっこから離れて、エリザベータチームやマーチチームに潜入してみてください。


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超蛇足:
 今回の話を「赤毛のアン」風に直すと…。

 Aチーム:ルビー(アルテッサ)、エム(ソフィー)、ステラ(レモン)
 Bチーム:アン(レイン)、ダイアナ(ファイン)、フィリパ(シフォン)
 Cチーム:プリシラ(ミルロ)、ティリー(タネタネs)、ジュリア(リオーネ)、ジェーン(マーチ)

 Bチームが圧勝しそうですが、ダイアナが癌ですね。
 Cチーム(未確定)は、プリシラが過労とストレスで倒れそうです。 
 Aチームは…ルビーとエムの喧嘩イベントを、ステラがどう収めるかが肝になりそう。

蛇足2:
 コメントで指摘いただいたり、他の方の感想を見て気づきましたが、
 リオーネさんにはシェイド・ソロと組む選択肢が残ってました。
 なんとなく、男女混合はないと思いこんでた。(…ノーチェは?)

 まぁ、リオーネさんとソロはそこはかとなくいい仲なようなので、これはこれで安定な選択肢です。
 もっとも、そのチームを組んじゃったら、今後、メインのストーリーに復帰するのは多分、無理。
 出番を取るか、安定を取るか。リオーネさんの去就から目が離せません。

蛇足3:
 「全員が芸人の星」の設定、ヤングサンデー掲載のSF漫画と見事に被りました。
 タイミングが完璧に同じなので、どっちが後追いというわけでもないですけど。
コメント (2)
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Fate/stay night 第15話「十二の試練」

2006年04月15日 | アニメ・深夜 NHK シムーン感想その他
ご存知、「Fate」の原作は成人向けゲーム。
そんなわけで、そういうシーンは必要十分条件。
アニメ版も隙あらばそのノルマをこなさないといけませんが、そのままをテレビで流してはクレームの嵐。

ですが、私たちは知っています。
かつて、日曜朝8時半に枕営業を特技にしていたヒロインがいたことを。
まがりになりにも深夜アニメである以上、子供番組に負けるわけにはいきません。頑張れ。


前回、アーチャーさんの特攻により時間を稼いだ一行。
しかし、魔力切れでろくに動けないセイバーさんを連れてでは、
思うように逃げられません。

なお、今回の騒動のおさらい。

 士郎くん:無防備に一人で出歩いて拉致られる。諸悪の根源。
 セイバーさん:半病人で戦力外。

遠坂&アーチャーペアが報われません。

そのまま逃げ切ることを断念した遠坂さんたちは近くの廃屋へ。
イリヤさんが到着する前に、セイバーさんの魔力の回復を試みます。
やり方は言わずもがな。

…どうでもいいですが、横で一晩見守ってた遠坂さんがやるせなさ過ぎます。

一線を越えた甲斐もあって、無事に魔力回復の儀式は成功。
ついでに士郎くんとセイバーさんの仲も前より親密になってしまいました。
嗚呼、二人の間に流れる微妙だけど不快ではない空気。

…やっぱり、横で見ている遠坂さんがやるせなさ過ぎます。一番苦労してるのに、一番割に合ってない。

失ってはいけない何かを失ったものの、これでセイバーさんも戦線復帰。
早速、イリヤさんを迎撃するべく作戦を練ります。
指針は単純。『セイバー&士郎ペアがバーサーカーを足止めしてる間に遠坂さんが不意打ち』

方針は決まったものの、初々しい二人はいちゃつくばかり。
緊張感がないこと甚だしい。
お前ら、犠牲になったアーチャーさんのことを既に忘れてるだろ。

たまらず遠坂さんも激昂。

遠坂さん:
 「こら!何やってるの!?」
士郎くん:
 「…行こう。また文句を言われるからな」
セイバーさん:
 「凛は士郎に文句を言うのが趣味のようですから」

…頼むから、もう少し遠坂さんに優しくしてくれ。

そんなやるせない空気を割ってイリヤさん登場。最後の説得も空しく、戦闘開始。
セイバーさんも、愛用の『見えない剣』で応戦しますが、相手は腕力馬鹿。
武器が見えようが見えまいが関係ありません。あっという間に劣勢に。

士郎くん:
 「(俺にも)注意をそらすくらい(はできる)!」

セイバーさんを支援すべく、数少ない特技をいかして弓と矢を作成するとバーサーカー目掛けて投射。
狙いたがわずその矢はバーサーカーの顔面に直撃し…

かん。

直撃したのに弾かれました。相手は余裕で無傷。お前、本当に役に立たないな。

士郎くん:
 「結局俺は何もできなかったのか。セイバーを守ることも共に戦うことも…」

既に過去形。

敗戦は濃色。ですが、間隙をついて、遠坂さんの奇襲が見事に炸裂。
狙いたがわずバーサーカーを仕留めます。
やった!勝った!

イリヤさん:
 「残念でした。バーサーカーは12回殺されないと死ねないの」

相手は転生システムの持ち主でした。
まぁ、世の中には101回死んだ猫もいます。
それに比べれば10分の1。可愛いものです。

イリヤさん:
 「今ので1回死んじゃったけど、あと7つの命があるの」

…?

前回のアーチャーさんとの戦闘で、「5回死んだ」とか言ってたような気が。
一瞬錯乱しましたが、「12個の予備命があって、13回殺されないと死なない」ってことですか。
イリヤさん、嘘は言ってないが、紛らわしい表現。

そんな、死んでも死なないバーサーカーさんの特技が明らかになったところで次回。
不意打ち失敗で大ピンチになった遠坂さんに明日はあるのか。
つうか、この娘、貧乏くじを引きすぎです。


…あと、今回からOPが変わりました。
冒頭の、カメラ目線の間桐さんが怖いです。
出番が貰えないからって、視聴者を脅すのは止めてください。


タイナカ サチ きらめく涙は星に-CD-(5/31)新OP:タイナカ サチ きらめく涙は星に(5月31日発売)

その他、Fate 関連アイテム
および、同、オークション

OPラストのおめかしセイバーさんが斬新で素敵。
コメント (2)
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