記事の本題と無関係の上、横合いからネタを奪うような形で申し訳ないのですが…。
三十路さんの「おジャ魔女どれみ」感想から:
>もっとハジケろ、瀬川おんぷ。
ハ、ハジケたら番組が終わ…!
忘れかけていた恐怖がまざまざと蘇り、ついつい見返してしまいました。
そして懐かしさのあまり、誰かに語りたくなってしまった。ごめんなさい。
・明日のナージャ 第38話「ローズマリー笑顔の陰謀」
【あらすじ】
今から100年と少しむかし。
孤児院出身のナージャお嬢さんは、旅芸人の一座にご就職、ヨーロッパ各地を旅して回っていました。
その途中、彼女は自分がオーストリアにあるプレミンジャー公爵家の娘であることを知ります。
が、それと前後して。
ナージャの幼馴染・ローズマリー嬢(声優:瀬川おんぷ)もそれを知ることに。
プリンセスに病的な憧れを抱いていた彼女は、「私がナージャだ」と偽って貴族の家に入り込んでしまいます。
で、そのことに気が付いたナージャは舞踏会に乗り込むと、偽ナージャ=ローズマリーを問い詰めることに…。
ナージャ:
「…見つけた」
ナージャ:
「あちらで一緒にお話しませんか?」
ずぎゃうん(SE)
ずぎゃうん(SE)
ずぎゃうん(SE)
ローズマリー:
「…ええ。行きましょう」
ヘルマン伯父さん:
「ん?ナージャ?」
くるり×2
同時に振り返るナージャ×2人が怖すぎる。
一触即発、下手なバトルシーンよりも緊迫しきった恐怖展開。
この後、小部屋に舞台を移して直接対決になるのですが…。
ローズマリー VS ナージャ(動画)
ローズマリーが語る打ち明け話は、「いじめられていた」こと以外は嘘です。
いじめられていたのも、ローズマリーが真性の電波でリアルに危なかったからです。
でも愚かなナージャ嬢はあっさりとローズマリーに騙され、大事な母の形見のドレスを奪われた挙句、屋敷から叩き出されてしまいます。
状況が飲み込めず、屋敷の前で右往左往するナージャが見たものは…
「これは…。お母さんのドレス…」
「!!」
「ローズマリー…!」
「ローズマリー?それ、誰のことかしら?」
「私はプレミンジャー公爵の孫娘。ナージャ・プレミンジャーよ」
「想像もしてなかったでしょう?このお人よしが…!」
「優しくて可愛くて、誰からも好かれてるってだけじゃ…」
「幸せになんかなれないのよ!」
「さようなら。どこの誰だか分からないお嬢さん」
「お母さん…お母さんのドレスが…!」
ローズマリーが怖すぎて、もう惚れるしかない。
これで13歳設定なのだから何かが終わってます。
プ、プリキュアさんと同い年か…。そんな馬鹿な。
大敗北を喫したナージャは、その後、数話分を費やして「自分こそがナージャである」という証拠集めに走ります。
破かれた母のドレスは繕いなおしました。(いわゆる二段変身)
母から送られた日記帳やバッグを用意しました。
自分が小さいころから歌っていた曲は、音楽家の父がナージャのために作ったものだとも知りました。
さらには新聞記者や貴族の息子もたらし込み、バックアップも万全。
まぁ、彼女の生い立ちを知る孤児院のみんなは、不可解な事故死や失踪を遂げており、直接証言できる人間が集まらなかったのは痛かったですが…。
なんにせよ、準備万端整えて、いざ決戦!
・明日のナージャ 第46話「ふたりのナージャ、対決!」
ふたりのナージャのどちらが本物か。
判定は、現プレミンジャー公爵のお祖父さんに委ねられました。
彼の前でナージャのリベンジが始まります。
まずは軽いジャブ。
ナージャ:
「新聞記者のハービーが…」
お祖父さん:
「私は新聞記者ごときは信用しない」
ナージャ:
「あぅ」
気を取り直して。
ナージャ:
「これは私宛に届いたトランクと、お母さんの日記帳です」
ローズマリー:
「お祖父さま、あれは元々私に届いたものなのです」
「孤児院が火事になった夜、この娘が私からブローチとトランクを奪って逃げたんです!」
ナージャ:
「これはお母さんのドレス。ローズマリーに破かれてしまったけど、なんとかここまで直したんで…」
ローズマリー:
「ひどい!」
「私から奪ったお母さまのドレスをこんなにしてしまうなんて!」
こうなっては水掛け論。
確かにナージャの物だという証拠なんてない以上、彼女の出自の証明にはなりません。
あっさりと追い詰められ、切り札と目されていた「父からナージャに贈られた歌」を披露しますが…
ナージャ:
「そ、それなら私、小さいころから唄っていた歌を唄います!」
ナージャ:
『静ーけきー、森の上~♪』
ナージャ&ローズマリー:
『輝ーける星一つ~ 鳥の歌が~♪』
ナージャ:
(な!?)
(そうか、いつも孤児院で歌ってあげていたから、ローズマリーも…!)
切り札、秒殺。
繰り出される証拠という証拠を、片っ端から粉砕していくローズマリー。
即興でここまで対応できるこの女が心底怖い。
ローズマリー:
(貴女が私に勝てるわけないじゃない。お馬鹿なナージャ)
ローズマリー:
「この娘は昔から空想するのが大好きで、時々本当のことと嘘のこととの見分けがつかなくなることがあったんです」
ナージャ:
(それは貴女じゃない…!)
どんなに歯噛みしても打つ手はなし。
挙句、最後の頼りにしていた貴族の息子も、窃盗容疑で逮捕されてしまいました。
彼を庇ったこともあり、ナージャも投獄。敗北にもほどがある。
なんかもう、勝ち目ゼロでしたが、最終的にはローズマリーの方が「貴族なんてくだらない」と見切りをつけ、去っていきました。
ナージャが実力で完全勝利したわけでも、ローズマリーに罰が下るわけでもないので、なんとも後味の悪いエンドです。
ついでに言うなら、舞台は「20世紀初頭のオーストリア」。この直後、第一次世界大戦が勃発することを思うと、とっとと新天地に向かったローズマリーの方が勝ち組だ。
ちなみに、この第46話の放送日は2003年12月28日。
次の第47話は04年1月4日放送です。
ナージャさんには年末年始休みなんてなかった。そんな贅沢は許されない。
で、その1月4日放送のラストで流れた番宣が、お馴染みのあの方たち。
黒白キュアさん:
「新番組!ふたりはプリキュア!もうすぐ始まるよ!!」
事実上の打ち切りに、緊急発進する羽目になった後番組の二人組。この後の激闘を思うと泣けてきます。
ていうか、何をどう間違えれば、「どれみ」と「プリキュア」の間に、こんな恐怖番組が存在しえたのだろう。
しかも性質の悪いことに、ローズマリーの声優は「どれみ」の人気キャラ・瀬川おんぷさん。
本編ではとんでもない電波をやりながら、CMでは瀬川さんが愛らしくDVD宣伝をやったりと、何かの嫌がらせのような欝展開でした。
そんな感じで、視聴者と東映アニメとバンダイにトラウマだけを残し、ナージャお嬢さんは嵐のように去っていきました。いつの日にか戻ってきて欲しいものです。そしてまた、お茶の間に恐怖を振りまいて欲しい。
当たり前ですが女児さまからの人気は絶大に低く。
ナージャ姐さんは『在庫』の愛称で親しまれることになりました。
ナージャバトンもカタカタレッスンも、まだまだ余裕で売ってるよ!
そんな「ナージャ」も、地元ヨーロッパでは大人気…と長らく信じられてきたのですが…。
先日、ただの都市伝説に過ぎなかったことが判明しました。
どこまでも報われない娘…。
「どれみっちの穴」さんより
『この通り、嘘はいつかバレる。』
私はそんな彼女が大好きです。
あと、その在庫娘ナージャに、視聴率で敗北した美翔さんも大好きです。
あの「ナージャ」以下なんて数字が出たら、そりゃお偉いさんもパニックになるわな…。
三十路さんの「おジャ魔女どれみ」感想から:
>もっとハジケろ、瀬川おんぷ。
ハ、ハジケたら番組が終わ…!
忘れかけていた恐怖がまざまざと蘇り、ついつい見返してしまいました。
そして懐かしさのあまり、誰かに語りたくなってしまった。ごめんなさい。
・明日のナージャ 第38話「ローズマリー笑顔の陰謀」
【あらすじ】
今から100年と少しむかし。
孤児院出身のナージャお嬢さんは、旅芸人の一座にご就職、ヨーロッパ各地を旅して回っていました。
その途中、彼女は自分がオーストリアにあるプレミンジャー公爵家の娘であることを知ります。
が、それと前後して。
ナージャの幼馴染・ローズマリー嬢(声優:瀬川おんぷ)もそれを知ることに。
プリンセスに病的な憧れを抱いていた彼女は、「私がナージャだ」と偽って貴族の家に入り込んでしまいます。
で、そのことに気が付いたナージャは舞踏会に乗り込むと、偽ナージャ=ローズマリーを問い詰めることに…。
ナージャ:
「…見つけた」
ナージャ:
「あちらで一緒にお話しませんか?」
ずぎゃうん(SE)
ずぎゃうん(SE)
ずぎゃうん(SE)
ローズマリー:
「…ええ。行きましょう」
ヘルマン伯父さん:
「ん?ナージャ?」
くるり×2
同時に振り返るナージャ×2人が怖すぎる。
一触即発、下手なバトルシーンよりも緊迫しきった恐怖展開。
この後、小部屋に舞台を移して直接対決になるのですが…。
ローズマリー VS ナージャ(動画)
ローズマリーが語る打ち明け話は、「いじめられていた」こと以外は嘘です。
いじめられていたのも、ローズマリーが真性の電波でリアルに危なかったからです。
でも愚かなナージャ嬢はあっさりとローズマリーに騙され、大事な母の形見のドレスを奪われた挙句、屋敷から叩き出されてしまいます。
状況が飲み込めず、屋敷の前で右往左往するナージャが見たものは…
「これは…。お母さんのドレス…」
「!!」
「ローズマリー…!」
「ローズマリー?それ、誰のことかしら?」
「私はプレミンジャー公爵の孫娘。ナージャ・プレミンジャーよ」
「想像もしてなかったでしょう?このお人よしが…!」
「優しくて可愛くて、誰からも好かれてるってだけじゃ…」
「幸せになんかなれないのよ!」
「さようなら。どこの誰だか分からないお嬢さん」
「お母さん…お母さんのドレスが…!」
ローズマリーが怖すぎて、もう惚れるしかない。
これで13歳設定なのだから何かが終わってます。
プ、プリキュアさんと同い年か…。そんな馬鹿な。
大敗北を喫したナージャは、その後、数話分を費やして「自分こそがナージャである」という証拠集めに走ります。
破かれた母のドレスは繕いなおしました。(いわゆる二段変身)
母から送られた日記帳やバッグを用意しました。
自分が小さいころから歌っていた曲は、音楽家の父がナージャのために作ったものだとも知りました。
さらには新聞記者や貴族の息子もたらし込み、バックアップも万全。
まぁ、彼女の生い立ちを知る孤児院のみんなは、不可解な事故死や失踪を遂げており、直接証言できる人間が集まらなかったのは痛かったですが…。
なんにせよ、準備万端整えて、いざ決戦!
・明日のナージャ 第46話「ふたりのナージャ、対決!」
ふたりのナージャのどちらが本物か。
判定は、現プレミンジャー公爵のお祖父さんに委ねられました。
彼の前でナージャのリベンジが始まります。
まずは軽いジャブ。
ナージャ:
「新聞記者のハービーが…」
お祖父さん:
「私は新聞記者ごときは信用しない」
ナージャ:
「あぅ」
気を取り直して。
ナージャ:
「これは私宛に届いたトランクと、お母さんの日記帳です」
ローズマリー:
「お祖父さま、あれは元々私に届いたものなのです」
「孤児院が火事になった夜、この娘が私からブローチとトランクを奪って逃げたんです!」
ナージャ:
「これはお母さんのドレス。ローズマリーに破かれてしまったけど、なんとかここまで直したんで…」
ローズマリー:
「ひどい!」
「私から奪ったお母さまのドレスをこんなにしてしまうなんて!」
こうなっては水掛け論。
確かにナージャの物だという証拠なんてない以上、彼女の出自の証明にはなりません。
あっさりと追い詰められ、切り札と目されていた「父からナージャに贈られた歌」を披露しますが…
ナージャ:
「そ、それなら私、小さいころから唄っていた歌を唄います!」
ナージャ:
『静ーけきー、森の上~♪』
ナージャ&ローズマリー:
『輝ーける星一つ~ 鳥の歌が~♪』
ナージャ:
(な!?)
(そうか、いつも孤児院で歌ってあげていたから、ローズマリーも…!)
切り札、秒殺。
繰り出される証拠という証拠を、片っ端から粉砕していくローズマリー。
即興でここまで対応できるこの女が心底怖い。
ローズマリー:
(貴女が私に勝てるわけないじゃない。お馬鹿なナージャ)
ローズマリー:
「この娘は昔から空想するのが大好きで、時々本当のことと嘘のこととの見分けがつかなくなることがあったんです」
ナージャ:
(それは貴女じゃない…!)
どんなに歯噛みしても打つ手はなし。
挙句、最後の頼りにしていた貴族の息子も、窃盗容疑で逮捕されてしまいました。
彼を庇ったこともあり、ナージャも投獄。敗北にもほどがある。
なんかもう、勝ち目ゼロでしたが、最終的にはローズマリーの方が「貴族なんてくだらない」と見切りをつけ、去っていきました。
ナージャが実力で完全勝利したわけでも、ローズマリーに罰が下るわけでもないので、なんとも後味の悪いエンドです。
ついでに言うなら、舞台は「20世紀初頭のオーストリア」。この直後、第一次世界大戦が勃発することを思うと、とっとと新天地に向かったローズマリーの方が勝ち組だ。
ちなみに、この第46話の放送日は2003年12月28日。
次の第47話は04年1月4日放送です。
ナージャさんには年末年始休みなんてなかった。そんな贅沢は許されない。
で、その1月4日放送のラストで流れた番宣が、お馴染みのあの方たち。
黒白キュアさん:
「新番組!ふたりはプリキュア!もうすぐ始まるよ!!」
事実上の打ち切りに、緊急発進する羽目になった後番組の二人組。この後の激闘を思うと泣けてきます。
ていうか、何をどう間違えれば、「どれみ」と「プリキュア」の間に、こんな恐怖番組が存在しえたのだろう。
しかも性質の悪いことに、ローズマリーの声優は「どれみ」の人気キャラ・瀬川おんぷさん。
本編ではとんでもない電波をやりながら、CMでは瀬川さんが愛らしくDVD宣伝をやったりと、何かの嫌がらせのような欝展開でした。
そんな感じで、視聴者と東映アニメとバンダイにトラウマだけを残し、ナージャお嬢さんは嵐のように去っていきました。いつの日にか戻ってきて欲しいものです。そしてまた、お茶の間に恐怖を振りまいて欲しい。
(左画像) 明日のナージャ ナージャバトン (右画像) 明日のナージャ かたかたナージャパソコン |
当たり前ですが女児さまからの人気は絶大に低く。
ナージャ姐さんは『在庫』の愛称で親しまれることになりました。
ナージャバトンもカタカタレッスンも、まだまだ余裕で売ってるよ!
そんな「ナージャ」も、地元ヨーロッパでは大人気…と長らく信じられてきたのですが…。
先日、ただの都市伝説に過ぎなかったことが判明しました。
どこまでも報われない娘…。
「どれみっちの穴」さんより
『この通り、嘘はいつかバレる。』
私はそんな彼女が大好きです。
あと、その在庫娘ナージャに、視聴率で敗北した美翔さんも大好きです。
あの「ナージャ」以下なんて数字が出たら、そりゃお偉いさんもパニックになるわな…。