穴にハマったアリスたち

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Yes!プリキュア5GoGo! 第47話「気持ちをひとつに!青いバラの奇跡!!」

2009年01月20日 | Yes!プリキュア5GoGo!
 

石化したプリキュアさん。
もう彼女たちは動かない。
殴らないし蹴ったりもしない。

 

その前で立ち尽くすのは、2年に渡って戦い続けた一人の社員。
仇敵の変わり果てた姿に、彼は何を思うのか。
何も言わないのが、かえって何かを伝えてくる。

 

その彼の前で、今までもそうだったように不可思議パワーで復活。
しかも唐突に羽根まで生えて。
プリキュアさんは負けない。どんなことがあろうと。

こうして最後のバトルが幕を開けました。

■Yes!プリキュア5GoGo! 第47話「気持ちをひとつに!青いバラの奇跡!!」

「GoGo」の根幹を流れるテーマ「コミュニケーション」。
1年かけてあちこちでその重要性を訴えてきました。
手紙、物語、仲間との絆…。

嗚呼、それなのに。

館長さん:
 「許さないだと?貴様たちに何が…」

 

げふぅ!
会話を遮り夢キュアさんの肘打ちが突き刺さる。
もはや相手の言葉を聞く気すらありません。
暗殺者属性の彼女の前で、のんびり口を開いてる方が悪い。
舌戦が特技の日向さんの天敵みたいな女だ…。

 

かくして壮絶な殲滅戦が始まりました。
どうしてこんなことになったのか。
思い起こせば、平和解決のチャンスは幾度となくあったのです。

スコルプさん:
 「そのパクトをこちらに渡してくれないかな」
夢原さん:
 「キュアローズガーデンに行ったあと、フローラさんが良いって言ったらいいよ」
スコルプさん:
 「そうか。では扉を開くために協力しよう」

あるいはあの時。

アナコンディさん:
 「事情があって、館長にローズパクトを渡したくないの」
夢原さん:
 「じゃあローズガーデンに行ったあと、これフローラさんに返して隠してもらうね」
アナコンディさん:
 「ありがとう。エターナルのことは私が裏から上手くやるから、早くローズガーデンへ向かってください」

そのやりとりさえできてれば、こんな血みどろの戦いをしなくても済んだのに。
夢原さんか。夢原さんが会話のできない娘だったのが悪いのか。
死屍累々の山河を見ながら、戦いの虚しさを噛みしめるばかり。

超プリキュアさんの猛攻の前に、館長さんもズタボロに。
しかしながら彼は立ちあがる。
この女子中学生どもは会話ができない乱暴者ですが、館長さんだって十分乱暴者。

 

真・館長。
思いのほか若いです。
正直、ムシバーンさんとかの方が迫力はあったような…

 

超夢キュアさん:
 「みんな!逃げて!!」

あの夢原さんが撤退指示!
彼女の過敏な敵味方識別機構が、「奴はヤバイ」と全力判断。
プリキュアさんがプリキュアさんに対して「逃げろ」と言うのはかなりレア。

 

反射的に回避行動を取るものの、あえなく粉砕。
最後の電源を振り絞ったミルミルさんの奇襲も失敗に終わり…。
プリキュアさんのラストバトルは、どうして毎回毎回、大ピンチに。
MHの時は最終決戦前にパワーアップアイテムを破壊され、
SSの時は上位互換と思われた月風フォームを破られ…。

館長さん:
 「キュアローズガーデン。またの名を、命の庭」
 「それを消すとバラが司っていた命が失われる」
 「これで世界の全ては永遠に私のものになる」

館長さんの目的はフローラさんかと思っていたのですが、
「命を司るキュアローズガーデン」がお目当てだったようです。
アナコンディ姐さんは何か早とちりしていました。

ローズガーデンを押さえれば、全ての命をコレクションにできる。
それが目的ならば、フローラさんの送った種も理解できないことはない。
命は自分で育て、一緒に育ってこそ意味があるのだから。
まぁそれを言うなら、手紙は相手に伝わってこそ意味があるのだから、ああいう不親切なやり方は良くないと思いますけれど。

 

かつて「鏡の国」を震撼させた蝶フォームが通用しない。
どうしようもない状況で、来週はいよいよ最終回。
来週が早く来て欲しいような、ずっと来ないでいて欲しいような。


(左画像)
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(右画像)
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【今週の会話1】

 

ブンビーさん:
 「さてと。ここからプリキュアの様子を見に行くか・・・」

 

ミルミルさん:
 「罠に決まってるわ」(即決)

ミルミルさん、会話を拒絶。
そのまま扉に突貫し、力尽きてしまいました。
プリキュア5GoGo!、完。

そうなっても全くおかしくなかった。シロップくんがいてくれて、良かった。
あとメルポを介して石化プリキュアさんと会話するって、何かが納得いかない。
メルポ兄さん、そんな見せ場で良かったのか。

【今週の会話2】

 

シロップくん:
 「みんなの前で『はじける』笑顔を絶やさないうららに…」

高難易度の「はじける」を上手くクリア。
イメージソング「明日花咲く、笑顔咲く」は「はじける」を練りこむことを諦めたというのに…。シロップくんはできる鳥。
ただその笑顔は営業スマイルですよ。騙されないように。

【今週の会話3】

ミルミルさん:
 「ねぇ、その羽根…」

 

夢原さん:
 「私にもよくわからないの」
 「だけど体中に力があふれてくる」

未知の器官が生えても動じない。羽根ですよ羽根。
もはや「パワーがあふれる」とかそんな次元の話ではないのですが、あっさり使いこなしてます。
それが夢原さん。何だかよくわかんないけど、勝てばよかろう。

【今週の会話4】

 

夢原さん:
 「エターナル!!」

この期に及んでまだ、名前を呼んでくれない…。

 

ブンビーさん:
 「お前らとずーっとやりあってるうちに感じたんだよ」
 「ひたむきさというか、この組織にかけている何かをね」
 「早く行きたまえ。ぐずぐずしている時ではないだろう」

夢原さん:
 「………。」

 

夢原さん:
 「ありがとう」
 「…ブンビーさん」

夢原さんが、会話を、した!
今まで名前は覚えていたものの、悪意で呼んであげなかった彼女が…。
何故だか無性に救われた気分になりました。人はきっと分かりあえるんだ。

 

ブンビーさん:
 「…早く行け」

彼は実際、悪人だったわけですが、ここから平和な道を歩んで欲しい。
コメント (8)
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