穴にハマったアリスたち

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感想:週刊少年マガジン(2010年2月3日)

2010年02月03日 | 週刊少年漫画「マガジン」「サンデー」感想
栄えある単行本第1巻の発売日は2月17日(水)!

波打際のむろみさん 1 (少年マガジンコミックス)

■波打際のむろみさん #30「内輪もめとむろみさん」

人魚さん:
 「あいつは魚類やない」
 「肺呼吸の哺乳類なんやでぇ!!」

哺乳類でありながら海で生活する。
そもそも肺呼吸を獲得したのは陸に上がるためだったはずなのに。
頑丈な骨格を手に入れたら、再び母なる海に出戻りですか。なんたる我儘。

そんなわけでクジラを狩り立てる人魚さんと、物を知らぬ小魚の争いのお話。
「肺呼吸のくせに」が罵倒として成立することに違和感を覚えない体になったのはいつからだろう。
海の平和のためにも、淡路さんには頑張っていただきたいものです。

…サカナの癖にメイド服着たりしてるのは、肺呼吸生物が海に潜るより何かを冒とくしてる気がしないでもないような。
というか、扉絵は延々コスプレシリーズなわけですが、メイド服や学生服に混じってシュモクザメのコスプレだの唐揚げプレイだのが混ざってます。
むろみさん的には全部並列なんだろうか。サカナの考えることは分からない。


ところで対クジラの話が出たので。
個人的には賛成反対どちらの意見も持ってないのですが、捕鯨関連のニュースを見て思うことがあります。
特に最近のオーストラリアあたりの捕鯨反対に対する批判について。

 1. クジラは可哀そうだと言うのに、カンガルーを殺しているのは欺瞞だ。

 →彼らは「クジラは賢いから」という理由で贔屓しているのであって、「動物を殺すな」を主張してるわけではない。
  だからこの反論は的外れ。

 2. 他国の文化に文句を言うな(その1)
 
 →日本近海ならいざ知らず、人の家の庭先でやってる時点で「文句を言うな」は成立しない。
 
 3. 他国の文化に文句を言うな(その2)
 
 →捕鯨自体は昔からやっていても、「最新装備で南極近辺まで行って捕鯨」なんてごく最近の話です。
  伝統文化でもなんでもない。
 
 4. 他国の文化に文句を言うな(その3)
 
 →そもそも、文化だからと言えば何でも通るわけではない。
 
 5. 捕鯨で生計を立てている人がいる。
 
 →それは国内の労働問題であって、職の斡旋なり援助なりで解決できる話。

私自身は本気で「クジラが怖い」と感じてる人なので、食おうが食うまいが特に意見は持ってない。実際、普通に食べるし。
ただ理屈になってない理屈はイライラするので書いてみた。
(蛇足。「日本近海ならどうなんだ」とか「賢いとはどういう基準だ」とかは主題と外れた話なので扱いません。くどいようですが、捕鯨反対を主張したいわけではないので)

■進撃の巨人 ~特別編~「リヴァイ兵士長」

別冊マガジンさんで連載中の絶望漫画。
巨人さんが人を取っては食い、取っては食いするそんなお話。
私の選ぶ「作者さんは先の展開を何も考えてないだろ」漫画部門の第1位です。

今回は週刊の方に宣伝で短編掲載。
「もうしま」でも取り上げられているし、編集部さんの期待が伺えます。
個人的にも別マガさんを購入する原動力の一つなので応援したい。

掲載された短編の感想。
何が驚いたって、兵士長さんが食われなかったことにびっくりですよ。
もはやこの漫画は、

 「主人公が悲壮な決意を固める」→「巨人に食われる」
 「輝かしく夢を語る」→「巨人に食われる」
 「期待の最新兵団が出撃!」→「巨人に食われる」

という一連のオチが約束された漫画だと思っていたのに。
この兵士長さん強い。本当に人間かと思うほど強い。だって食われなかったんだもの。
今までの壮大な食われ劇は、この演出効果のためだったんだろうか…。

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