穴にハマったアリスたち

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秘書技能検定2級を受けてみた

2010年02月19日 | 王様の耳はロバの耳
先々週の2月7日といえば、「ハートキャッチ」さんの放送開始日。
ですがそれを見終わった後、ぼんやり資格試験を解いてみてました。
受験したのは秘書技能検定2級

ぶっちゃけ事務職ではないので取ったところで何の意味もないのですが、嫌がらせにはなる気がしたので受けてみました。
冷静に考えたら、全て自腹なので丸損ですが。
そんなモチベーションだったのでろくに勉強する気もなく、それどころか試験中に「ハートキャッチ」さんのことばかり考えているという有様。

とはいえ腐っても社会人、無事に合格していました。
正直なところ「取れて当たり前。落ちたら恥」の類の試験なので、自慢にはなりません。
でも合格したことは素直に喜ばしいです。万歳。

試験の性質としては、大方の予想がつく通り、学生さんが就職を有利にするために取るような試験です。
公式ページにサンプル問題があります。
お暇な方は覗いてみると分かるのですが、社会人なら普通に解けます。

この程度の難易度で、合格ラインは満点の6割。
多少クセはあるので傾向をつかむ必要はあるものの、素で受けてどうにかなります。
2級の合格率は例年40%強だそうです。難易度の割には低い気もする。申し込みだけして受けない人もいるだろうから、こんなものかもしれない。

ただ、散々舐めた書き方していますが、これを学生時代に解けたかというと無理だった。
実際、ネット上の感想を見ると「かなり難しかった」「合格して本気で泣いた」等、かなり初々しい感想が目立ちます。
問題内容がなまじ「常識」に分類されるものだから、ルールが分かってないと「正解を聞いても理由が全く分からない」とかそんな状況に陥りそう。

で、それらを踏まえつつ、この資格の感想。

とりあえず、新社会人にビジネス研修がてらに受けさせるのは効果がありそうです。
「いつも忙しい部長が出張から帰ってきた。あなたは既に帰り支度をしている。このとき、すぐに報告すべき事柄は以下の内どれか?」とか。
そんな感じの割と実戦的な問題が出るので役には立ちそう。

また、状況の想定が「秘書」のため、生産部門とは違う考え方をしてるのも興味深かった。
例えば「上司が完全なる勘違いであなたを叱責している。このときの対応として誤りはどれか?」というのが頻出問題であります。
これの解答として、「誤解であるとその場で訂正する」が「誤った行動」とされています。

おそらく秘書業務においては早急に上司の誤りを正す必要がないんだろうと思う。
「失敗した事柄」は既に済んだことであり、これから被害が拡大する要素がないとかで。
これが実戦部隊だと、勘違いされたままだと二次被害がガンガン広がるので違う対応しないといけないはず。

設問の登場人物が、「秘書A子」と女性の設定だったのも何やら落ち着きません。
まぁ「子」がついてるから女性、というのも偏見ですけれど。
一方で上司は基本的に男を想定していたのも、奇異な印象を受けました。

問題文がそんな想定なだけあって、受験者の大半は女性。
試験会場は華やかな雰囲気と香りに包まれていました。
ずっと共学でしたけど、女子校はこんな感じなんでしょうか。

繰り返し「楽勝だった」と書いてますけど、「楽勝と感じることが出来た」それ自体が受験した一番の成果だったと思います。
何だかんだで社会に出て、それなりに成長はしていたらしい。
普通に生活している分には、成長の実感が全く得られない分野なだけに、受かったと分かった時は意外と嬉しかったです。
学生の受験者の方には偉そうな記事に見えるかもしれませんが、社会に出て10年後に受けたら多分同じように感じるはず。
(蛇足ですが、私自身は学生時代に資格を取ろうともしなかった不勉強家なので、受験されていた学生さんの向上心は素直に尊敬します)

ちなみに設問は「理論」と「実践」に分かれており、それぞれで6割以上の正答率が必要です。
「理論」はほぼ満点だった。(「ほぼ」であり、満点ではないのが情けないですが)
一方、「実践」は結構ギリギリだった。確かに秘書業務はやってない。地味に鋭い設問レベル。

何はともあれ、結構良い刺激になったので、調子に乗って色々受験してみようと言う気がしてきました。
定番どころで、危険物取扱とか簿記とかやってみるか。
いずれも業務とは直接は絡みませんけど、知ってて損する知識じゃないでしょうし。
コメント
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