穴にハマったアリスたち

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DIAMOND ONLINEより:「なぜ世間話のできない若手営業マンが増えたか」

2012年09月24日 | 王様の耳はロバの耳
「初訪問なのにいきなり商談」で取引先が激怒!なぜ世間話のできない若手営業マンが増えたか(DIAMOND ONLINE)

[引用]
 取引先と商談などをする際、何の前置きもなくいきなり仕事の話を始められたら失礼…と感じる人は少なくないはず。ところが最近、そんなぶしつけな20代が増えています。

 普通であれば、些細な世間話でもして、具体的な商談の前にお互いの気持ちをほぐす努力をしたいもの。それをしないのは怠慢と言いたいところですが、彼らが世間話をしないのには理由があるようです。実は本当は世間話をしたいと思っていながら、人見知りが激しいために、できずに悩んでいる…のが実情だからです。
[引用終]


荒く要約すると「雑談は大事だ」「しかし、しない若者が増えていてけしからん」「しない理由は苦手だから」。

まず、雑談で得られるものが多々あることは認めます。
無駄と思える経験が、後々から直接的・間接的に役立つなんてことは頻繁にある。
だからそこは否定しません。

…が、今の職場環境ではその「一見すると無駄」を排除することが求められている。

例えば、勤務中の趣味のネット閲覧や、勤務中の読書、勤務中の外出等々が認められているなら、理解できる。
ちょいと立派な文具品の購入や、ちょいと色をつけた出張スケジュールを認めるとかも。
そういったものを「無駄」と切り捨てているのに、「いや客先での雑談は必須だから」と言われても混乱の極みです。

また、リンク先では「飲み会にすら行かない若者が増えている」と嘆いていますが、業務に役立つと認識しているのなら、最低限、残業代と経費支給は必須のはず。(+健康に関する諸手当も)
嘆くべきは「教育体制」が不十分な社内制度と、「教育費」をケチる企業文化であって、啓蒙すべき相手は人事部や経理部だと思う。
若手に飲みの大事さを訴えるよりも、経営陣に訴えて予算を確保する方が、ずっと理にかなってる。

「取引先は雑談を求めている」ことを大前提にしているのも不思議です。
逆に「たらたら喋っていて本題に入らない」と不満を持つ人もいるでしょう。(昨今はそっちの方が多いと思う)
そもそも「若手は雑談を避けている」というのなら、今後はそういった層が主流になっていくのです。

記事中に「上司が30分遅れるので、雑談で場をつないでくれ」という例がありますが、そんなことされたら、私なら激怒ですよ。
私の「常識」だと、遅刻することを詫びた上で、開始時間を30分遅らせてもらうものだと思う。
それと、雑談の例として「平均気温が1℃上がると、御社の製品はどれくらい売り上げに影響するのでしょうか?」とありますが、初対面の営業からこんなこと聞かれたら、「お前は何を聞き出そうとしてるんだ?」と警戒心MAX。
まず、要件を言ってくれ。お互いに忙しいんでしょうから。

ただ冒頭に書いたように「雑談」や「無駄」が大事であることは認めます。
下手な講習会よりも、飲み会の方がずっと学ぶことが多いとも思います。
ですから是非とも会社は、そういった「無駄」に費用を投入して欲しい。「世間話のコツ」とか、そんなのはいらないですから。

【蛇足】

記事中に「職場の同僚とオフォス以外で会っても、何を話していいかわからないので飲みに行きません」との弁が載っています。
仕事の話をすればいいと思う。
なんか私の周りでも「飲みの席でまで仕事の話なんて…」という人もいますが、職場の人と職場の話をしないで、何を話したいんだろう?

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