穴にハマったアリスたち

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感想:工藤真由・池田彩ツーマンライブ「Sweet&Bitter」(東京)

2013年03月24日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
みんな大好き工藤真由さんと池田彩さんの、栄えあるライブに行ってきた。
一言でいえば、とても楽しいライブでした。
概ねライブなんてものはどれだって楽しいものですが、なぜか一際強くそう感じました。とにかく笑顔がわいてくる。

■工藤真由・池田彩ツーマンライブ「Sweet&Bitter」(東京)



 日時:2013年03月23日(土)昼の部 開場13時00分/開演14時00分・夜の部 開場18時00分/開演19時00分
 場所:初台TheDOORS
 出演:工藤真由、池田彩
 曲目:
 <昼の部>
  01. プリキュアパーティ NOW!!
  02. ドレミファプリキュア♪
  03. プリキュア5、フル・スロットルGO GO!
  04. ラ♪ラ♪ラ♪スイートプリキュア♪~∞UNLIMITED ver.∞~
  05. Alright!ハートキャッチプリキュア!
  06. Let’s go!スマイルプリキュア!
  07. プリキュア、奇跡デラックス
  08. あしたのあたし
  --. ビデオ上映
  09. ♯キボウレインボウ♯
  10. 17jewels ~プリキュアメドレー2010~
  11. スマイルエール
  --. ハートキャッチ☆パラダイス!
  --. 17jewels ~プリキュアメドレー2010~

 <夜の部>
  01. 17jewels ~プリキュアメドレー2010~
  02. プリキュアパーティ NOW!!
  03. ドレミファプリキュア♪
  04. プリキュア、奇跡デラックス
  05. プリキュア~永遠のともだち~
  06. 人生☆レボリューション
  07. ready go(池田彩さん新曲)
  08. Road
  09. あしたのあたし
  --. ビデオ上映
  10. モーニング娘。メドレー
  11. Come on!プリキュアオールスターズ
  12. スマイルエール
  --. HEART GOES ON
  --. ずっと二人で

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

(どちらか選べと強いて言えば、工藤真由さんのファンなので、視点はそちら寄りです)

【くどまゆ&いけあや】

ライブ名の「Sweet」「Bitter」は、「昼の部」「夜の部」のことだそうで。

それぞれのワンマンライブにゲスト出演したことはあっても、ツーマンライブは初。
二人一緒に歌う曲も多いのに、意外といえば意外です。
この企画の発端も「二人で唄う曲を披露したかったから」だったそうです。

きっかけがそれだったためか、曲目はほぼプリキュアソングから。
演者サイドとしては、結構悩みどころだと思うんですよ。
見に来る人はなんだかんだ言っても「工藤真由、池田彩」よりも、「『プリキュア歌手の』工藤真由、池田彩」に期待してしまってる。
とはいえ、こういう機会に「工藤真由、池田彩」を売り込んでいかないと、今後の幅が広がらない。
バランス加減がシビアですが、今回は随分と思いきった構成だなぁと。

昼の部はお子様の参加も呼びかけていました。
お子様向けに、昼は前方の一部には椅子も用意。
見た感じ、10組弱くらいは来ていた模様。今までの中では、一番多かったかもしれない。

全体の客数は、ざっと見た感じ昼が150くらいで、夜は200強?
少なくとも夜のチケットは売り切れだったとのことです。
おめでたい。

[追記]
 コメントで教えていただきました。
 その方は、夜の部の整理番号310番台後半だったとのこと。
 70~100番までが欠番でしたので、約300人は入っていたようです。大盛況!

【開演前・閉演後】

昼の部の前説はファリーさんがご出演。多分、他のフェアリートーンさん達も楽屋には来てたと思われます。
また、閉演後のアナウンスも、袖に下がった直後のくどまゆさんらがされてました。
細かいところで気合い入ってる。

【OPED】

承知の通り、このお二人が揃うと「5」「GoGo」「ハートキャッチ」「スイート」「スマイル」がカバーされてしまう。
一気に駆け抜けたOPEDを聞いて、改めてしみじみ思いました。
オールスターズ企画も考慮すると、プリキュア史の半分以上を占めてる。

昼の部はお子様を意識してOPEDメイン。
ED曲は特に盛り上がっていました。
お子様的には、OPよりもEDが好きなのかも。踊れるし。

ちょっと面白かったことに、「スマイル」OPを唄い出した瞬間、保護者の方数名が、お子様に耳打ちを始めてた。
多分、「あ。あの曲だよ」的ことを言ってたのだと思うのですが、何故に「スマイル」の時だけそんな反応。
オールスターズ効果でプリキュアさんの名前は浸透していても、旧シリーズのOP曲は(少なくとも保護者的には)あんまり馴染みがないのかも。

【オールスターズ】

コール最難関ソングの一つ「奇跡デラックス」と、個人的にはプリキュアソングNo.1と思っている「永遠のともだち」。
この2曲はやばい。
ただひたすらに胸に響く。

「永遠のともだち」は特定シリーズではなく、プリキュアそのものをテーマにしたお歌。
時を越えて、新しい世界を目指すプリキュアさん達。転んでも立ち上がり、伝説を紡いでいく彼女たち。
格好いいです。痺れます。
だけど格好良くて痺れるが故に、どうしようもない虚無感が沸き起こる。
結局のところ、彼女たちを応援するだけで、私はプリキュアになれないのか。

サビ部分は思わず拳を突き上げて力みまくり。
そして感動・興奮しつつも、同時にやるせない想いが頂点に達したところで、ラストのフレーズ。「みんなもプリキュア」。
プリキュアさんを追いかけてきて、本当に良かった。

【オリジナルソング】

お二人とも振付・コーラスが元気なものから選曲されてた。

池田さんの「ready go」は4月5日発売予定の新曲。
開演前に、有志の方により歌詞とコーラス説明が配られてました(事務所の許可取得済み、とのこと)。
確かに初見で出来るコールじゃない、これ。

有志と言えばお祝のお花も送られてました。写真は撮り損ねた。残念だ。

【イベント:昼の部】

ビデオは吉田仁美さんからの激励メッセージ。
愉快な方です。
池田さん曰く「常に声が聞こえてくる」。

昼の部はビデオ紹介の後、対決コーナーと称してモノマネ合戦が行われました。
勝者にはソロソングを1曲歌える権利。
曲は事前指定されており、くどまゆさんは「ハートキャッチパラダイス」、池田彩さんは「キボウレインボウ」。

お題目は「アニメキャラのモノマネ」。似ていた方の勝ち。
どのキャラクターにするかは指定はなし。自由に決めよとのこと。
となれば一択ですね。モノマネの題材は、

一同:
 「ドドリー」

もはやモノマネじゃない。

さすがにアレだったので(というか「モノマネではない」と、くどまゆさんが拒否られた。確かにそうだ)、テーマはドラえもんになりました。

工藤・池田さん:
 「昔のドラえもんしか分からない」

昼の部はお子様向けだったはずなのに、思わぬところから綻んだ。

しょうがないので大山さんverで行われました。
ぶっちゃけ、どちらもあんまり似てません。
が、客席の評価の結果、くどまゆさんが勝ちに。
モノマネが似ていたというより、「ハートキャッチパラダイス」が勝っただけのような気がする。
楽屋裏で花咲さんが北条さんにクロスカウンター決めてる絵が浮かぶ。花咲さん、そういうとこは強そうだ。

ですが、モノマネの出来そのものに納得いかなかった池田彩さんの希望により2回戦。
持ち芸らしいクレよんしんちゃんをされました。
確かに似てます。(余談ですが、彼は美翔さんと共演してますね)

対する工藤真由さん。

くどまゆさん:
 「キュアミントやります」

予想外のとこから来た。そして結構似てた。
この再度の勝負の結果、今度は池田彩さんが僅差で勝ち。
花咲さん、せっかくカウンター決めたのに、立ち上がってきた北条さんに沈められた。

【イベント:夜の部】

ビデオはリハ風景からのバンド紹介。
なんでもドラムの方は、本日が大学の卒業式。欠席してこちらに駆け付けたそうです。
ちなみに卒業式の会場は武道館。そっちに駆け付けてライブやるのが正解だった。

ビデオ終了後。おもむろにバンド演奏開始。
何かと思ったら、花咲さんの変身BGM。
時間埋めの演出と思いきや。

くどまゆさん:
 「笑顔は永遠不滅・くどうまゆです!」
 「きらーん!」

身を削った芸に走られた。

昼・夜共に、このタイミングで衣装チェンジ。
どちらの服も、自分らで選んだそうですが、夜の衣装は豪快なフリル付きミニスカート。
「意識したわけではないが何かに似ていた」とのことで、こんな演出に。
なお、工藤真由さんは水色。池田彩さんは桃色。
来海えりか役の来海えりかさん(仮名)と、花咲つぼみ役の花咲つぼみさん(仮名)のイメージで考えれば、この組み合わせであってるかも。

その後に唄ったのはモーニング娘。メドレー。
世代的に(特にくどまゆさんは)ダンスも含めてマスターしてるとのことで、とても楽しげに踊ってました。
というか、この時のくどまゆさんの表情は、今回のライブで一番輝いてたように見えました。
動きのキレも違った気がする。
何か「プリキュア」さんの呪縛から解き放たれたかのようだ…。原点回帰大事。

【17jewels ~プリキュアメドレー2010~】

全く予想もしてなかったメドレー。

工藤真由さん&池田彩さんのお二人で唄われました。
記事冒頭で「プリキュア史の半分以上を占めてる」と書きましたが、このお歌の存在により「MH」「SS」「フレッシュ」もカバー。
もはや縁がないのは「ドキドキ」さんだけだった。恐ろしい。

曲が始まった直後、「OPは単独で既に唄ってるし、あんまりありがたみがないかな」とちょっと思った。
大変に失礼で申し訳ない。
そして実際に唄っているのを聴いたら、すぐに己の間違いに気付いた。

まずふたりで唄うので、雰囲気がかなり違う。
「ハートキャッチ」のダンスを踊る工藤さんとか、その逆とかとても楽しい。
しかもふたりで立っていると、「DX2」のEDを想起します。おぉ、花咲さんと来海さんだ…。

そして本来は持ち歌ではない「MH」「SS」「フレッシュ」が熱い。
「MH」「SS」のオリジナルは「TEUCHI」ライブ等々で散々聞いてますが、だからこそこのお二人で唄い、踊る光景が新鮮で凄い。
また「フレッシュ」にいたっては希少度が高すぎです。気のせいか、「フレッシュ」パートは会場の温度が一際上がったような。幸せ、ゲットだよ。

【プリキュアさん】

曲を聴きながら、唐突に悟りました。

歌詞中に「プリキュア」という単語は何度も出てきます。
ふと、その「プリキュア」は、固有名詞ではなく普通名詞として認識してる自分に気付いた。
例えば10年前、「プリキュア」と聞いたら、それは黒白先輩のことを指してた。でも今は「プリキュア」なる概念存在を指してるんですよね。

もちろんOP曲などでは、特定プリキュアを指してます。
「ハートキャッチ」OPで「プリキュア」といえば、花咲さんや月光さんを指すのであって、美翔さんや星空さんを連想する人はまずいない。
だけど例えば「あしたのあたし」でバックコーラスに流れる「プリキュア」は、必ずしも花咲さん特定個人を意味してるわけじゃない。

歌詞の意味としては「プリキュア」ではなく「スーパースター」とか「ヒーロー」でも意味が通じるんですよね。
言うまでもなく「スーパースター」や「ヒーロー」にはない、重要な意味合いが「プリキュア」にはあるので、「プリキュア」である必要性はあるのですけれど。
これって、何気に凄いことですよ。今まさに、一つの概念の誕生に立ち会ってんですから。

今回、プリキュアソングで固めた演目でした。
でも番組前提のイベントか?と思うと、何かが違うように思う。
理由の一つは、多分こういうことなんじゃないかな。
要は「ヒーローライブ」(特定年の仮面ライダーや戦隊さんではなく、ヒーローと言う概念をテーマにしたライブ)みたいなものかなと。
夢原さんや北条さんをテーマにしたライブではなく、「プリキュア」(という普通名詞)をテーマにしてるというか。

大げさにいえば、こうやって信仰や概念は生まれるんだなと実感した。

【オールスターズその2】

上記のことは、「Come on」でも顕著です。
「We got a Power」「Precure AllStars!」とか、よくよく噛みしめると凄い歌詞ですね。
「We」が「美墨先輩から相田さんら」を指してるのでしたら普通ですが、まさしく私らを意味するのだとしたら…。

今にして「Come on」を聞くと、「NS1」に続く流れを感じます。
1番の歌詞は圧倒的パワーのプリキュアさんらを称えるもの。
そこに2番は「玩具箱の夢を現実にするために」「与えられてばかりなんて嫌だと思ったんだ」と続く。
プリキュアさんに守られ、プリキュアさんに憧れた人たちが、自分たちもプリキュアを目指していく…。
当時はあまり意識しませんでしたが、歌の主体を桃園さんや夢原さんらとすると、意味が通じないんですよね。
(「与えられてるばかりなんて嫌だ」を主たる動機として変身した子はいないはず)

【HEART GOES ON】

「工藤真由&池田彩のツーマンライブ」と聞いて、おそらく多くの人が「唄われるはず」と予想した曲。
私もなんとなくそう思ってた。
ですが予想に反し、昼の部では採用されませんでした。

よくよく考えてみれば、既に3年前の曲なんですよね。
確かに劇中で使用された曲(それも本人出演で…!)なのでインパクトはありますが、その後にも様々な曲を二人で唄ってるわけで。
「劇中で使った」という意味では、直近のミュージカルで唄った曲も同様です。(少なくともお二人の視点では)
「これを唄って当然」と思い込んでしまったのは、知らず知らずの内に、懐古主義に走ってたかもしれない。自己反省。
若々しいつもりでいた花咲さんも、気がつけば結構なお年です。ほら、あんなところに小皺が。月日がたつのは早いな…。

ただそうはいっても、いざ唄われると盛り上がります。

代表曲のように認識されてはいるものの、立ち位置的にはハートキャッチの裏芸「チェンジ」を前面に押し出した異色の曲。
テーマ的には「プリキュア5」あたりのイメージソングと言われた方が、しっくりきます。
というのも、第三者視点が特徴的な「ハートキャッチ」さんなのに、このお歌は当事者視点なんですよね。
歌詞がどうこう以前に、「劇中に本人出演して唄った」関係で。

おかげでこのお歌は、花咲さんらではなく、工藤真由・池田彩本人が唄ってると強烈に認識できる。
当たり前だろとも思いますが、歴代OPは、なんだかんだでそのシリーズのプリキュアさんの影がちらつくんですよね。
「17jewels」のところにも書きましたけれど。

言うなれば、OP唄ってるときは、楽屋裏に花咲さんらがいる感覚がする。
でも「HEARTS GOES ON」の場合、観客席にいるような気がする。
「共演」ではなく、きっちり独立して唄ってるというか。伝わってる気がしませんが、とにかくそんな感じ。

この曲は、私の知ってるところだと池田彩さんのワンマンライブでも、ゲスト参加のくどまゆさんと唄ってます。
今回のは、その時よりも破壊力が高かった。
下衆の勘ぐりですが、多分この曲、唄う側としては相当怖かったと思うんですが、素晴らしかった。

【ずっと二人で】

夜の部のラストソング。イベントで唄われるのは今回が初。

曲の途中、くどまゆさんも涙されてました。
どういった意味での涙かは定かではありません。
「ぜひこの曲を歌いたい」と思っていたそうなので、色々な思い入れもあったのでしょうし。
他にも長年戦ってきた彼女らにしか分からない、何かがあったのかもしれない。
私らでさえ様々なことを「プリキュア」さんから思うのだから、まさに当事者のあの方々の想いは、簡単に分かるようなもんじゃないんだろうな。

くどまゆさんはタフそうに見えますけど、ファンクラブイベントでの様子を見ると、普段は頑張って奮い立たせているように思う。
震災の影響で崩した調子は、まだ完全復活はできておらず。
でも気勢の乗った曲はパワー抜群でした。やっぱくどまゆさんは素晴らしい。

【お土産】

物販は特製Tシャツと池田さんのCDおよび6月のワンマンライブチケット。
ひとまず一通り購入しました。
そして購入してから気づきましたが、ワンマンライブ、開催日が平日だ。頑張ろう。

今後の予定ということでは、5月連休最終日に、愛媛で工藤真由さん・池田彩さん・うちやえゆかさん・宮本佳那子さん・森口博子さんでイベントがあるそうです。
四国か…。
まだ行ったことないので、この機会にとも思いますが。。

【全体感想】

色々なことが頭をよぎったライブでした。

くどまゆさんを知ったのは「5」の頃ですので、既に5年以上前。
ですがライブの楽曲の大半は、そのずっと後のもの。
強力な定番曲を持つ人が、同一のテーマの元にライブをやってるのに、マンネリにならずに進化していってる。
プロなんだから当然と言えば当然とはいえ、「ああ応援してきてよかったな」と思います。
同時に、その進化に自分らもついていかなきゃなとも。

ごちゃごちゃ書きましたが、冒頭に書いたとおり、とても楽しいライブでした。
自然と笑顔がわいてくる不思議。
何はともあれ、来週も大阪でライブなので、また楽しんできたいです。

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