穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua「ももいろSP」(なかよし2022年3月号)感想

2022年02月06日 | マーメイドメロディー ぴちぴちピッチ
■マーメイドメロディーぴちぴちピッチ aqua「ももいろSP」(なかよし2022年3月号)


なかよし 2022年3月号 [2022年2月3日発売]【電子書籍】[ 雨川透子 ]

今月もショート掲載。
るちあ母の素晴らしきセーラー服コスプレを拝めます。母とその友人の痴態に、無言で立ち去る るきあさんの心境やいかに。

しかもただのセーラー服ではなく、あくまで「アイドル」と言い張ってマイクを握ってるのが良いです。
「ぴっち」は人魚ものであると同時にアイドルもの。人魚ジャンルからすればアイドル要素が、アイドルジャンルからすれば人魚要素が特異的だったわけで、マイクは大変に重要です。

「るちあはアイドル態への変身能力を保持しているのか」がいまだ謎のままですが、いざ変身したらるきあさんはどう思うんでしょうね…。
30台半ばと思われる母の、スーパーアイドル姿。娘的には相当にきつそうです。それも含めて第三者としてはとても見たいです。がんばれ、るちあ&るきあさん。

巻頭の特集ページに掲載の「前作「ぴっち」を娘に勧めるるちあさん」の図も良いですね。ウザ痛い母キャラは数多くあれど、るちあさんは前作のヒロイン様なので破壊力が違う。

2月上旬にイメージソングコンテストの結果が発表されるとのことで、次回はいよいよ変身およびお歌のお披露目でしょうか。
個人的には「なないろメモリー(視聴サイト)」を推しています。(以前に書いた記事:「「なないろメモリー」(優莉)に投票した理由」

他の応募曲は「人魚」や「恋物語」を中心に据えたものが多かった印象ですが、この曲は「アイドル」を組み込んでくれていました。
直接的に「マーメイド」のような単語を用いずとも、ぴっち脳の我々は「なないろ」と言われたら人魚を連想できる、だからその分を他の要素の描写に使える。そんな境地を上手くお歌にしてくれていてとても好き。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

(第01話)デリシャスパーティ♡プリキュア「ごはんは笑顔♡変身!キュアプレシャス」感想

2022年02月06日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第01話)デリシャスパーティ♡プリキュア「ごはんは笑顔♡変身!キュアプレシャス」感想


(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第1話より)

今作の中心ギミックは「ごはん」。特殊なネタでもないので特には気にせず見始めたのですが、思いのほか重かった。
OPに出てくる「パーティ料理をテーブルに並べてみんなで」「おにぎり」「並べ売られたパン」「ハンバーガーや点心もって食べ歩き」「皆で同じ皿をつつく」は、いずれも現代では無理です。多大な制約がある。

これらはコロナが収まれば解決するかといえば、そんな単純な話でもなく、おそらくは元には戻りません。
例えば「皆で同じ皿を『直箸で』食べる」のは、今の衛生観念では無理でしょう。コロナ以外の感染症の他、生理的に厳しいものがあります。直箸は前々から無作法とはされているものの、親密さの象徴のような面もあったわけですが、今となっては創作の中でないと肯定的には見られない。
(※OP映像では直接には直箸は描写されていませんが、取り箸が用意されていない)

無論「だから悪い」「だから古い」のではなく、何気ないはずの日常だったものが幻想世界と化していることが純粋に衝撃です。
多分それもあって「ごはん」をテーマにしたと思うのですけど、「やっぱり皆で食べると幸せだよね」のシンプルな方向性なのか、「そこに拘る必要はない」に行くのか。

現実の社会では確かに以前のような食べ方はできなくなりましたが、自宅での食の楽しみは充実したとも言え、必ずしも悪いことばかりではありません。特に「料理を作る」にフォーカスするなら重要性が増しています。

敵の目的が不明なれど、「ぶんどる」からすると占有などを連想します。「皆で食べる」に対する「孤立化」のような対立軸でしょうか(敵の叫びがコロナ禍で伸びた宅配サービス業者を連想するのはご愛敬)。
「レシピ本を独占する」を逆にするなら「レシピを公開する」。これが「自宅でも料理できるようになる」なのか「自由に店舗に行けるようになる」なのかで、受ける印象はだいぶ変わるな。

劇中には何故か閉まっている飲食店が出てきます。これらもどう関わるのか。
ぶんどられると味が落ちるようですからそのせいなのか、それとも全く関係なく不景気的なやつなのか。後者だと辛いですね…。

お約束の謎の異空間を作るのが、味方側なのも面白い。意図的な孤立。これが後々「街の人みんなで戦う(みんなで食べると美味しいね)」的な布石になったりするのかしら。ペンダントが壊れたっぽいので、今回一発限りのネタかもしれませんけれど。

その孤立結解を、主人公がぶち破って侵入してくるのも象徴的です。マリちゃんは良かれと思って結解を張ったんでしょうし、次回の「さよなら」も「迷惑をかけたくないから」とかだと思うのですが、それをぶち破って侵入してくる。

現実でいえば、仮にコロナが終息しても今までみたいな会社の飲み会をしたいかといえばNOです。ただ飲み会全部を否定はしないし、それはそれで楽しさや大事さも分かる。
良かれと思っての孤立をぶち破り、「みんなで」「協力」そして「パーティ」は重要な要素になりそう。あるいは逆に、「パーティ(みんなでやる)ばかりが大事ではない」の方向で、逆説的にパーティの良さを描くのか。

以前のシリーズでも当たり前にあった食べ物描写が、今作は「ごはん」を全面に出しているのでかなり刺さってきます。
新しいプリキュアさんはどう切り進むんだろう。今年も1年、楽しみです。

【転げ落ちるベビーカー】

人助けの定番「ベビーカーの救出」。奇しくも料理つながりの宇佐美さんも経験されました。
これはリスペクトなのか、それとも肉体派の和実さんの人助け描写としてやりやすかったので、たまたま被ったのか。
料理とは遠い存在(離乳食は食べてそうですが)の赤ちゃんネタで、料理のプリキュアに共通点があるのはちょっと不思議。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする