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(第5話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「流れ行く歳月」感想

2025年02月09日 | 魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~
■(第5話)魔法つかいプリキュア!!~MIRAI DAYS~「流れ行く歳月」感想

朝日奈さんは呑気にご学友とカラオケをなされてました。
常人の感覚ではリコ先生と別行動するのはとてつもなく怖いと思うのですが、そういうの彼女は気にしない。
前作でもほいほい単独行動をなさってる。例えばリコさんの転入初日に、友人とバレーで遊んでるとか。

急激に成長していくひーちゃんがバレそうなので、一同はお引越しすることに。
しかしながら家電やら家具やら手続きやらで大わらわ。
魔法界における魔法は、ナシマホウ界における科学なので、「初めての魔法」と何かひっかけてるのかもしれない。

あと、まゆゆさんがご健在でした。さすがに再登場は厳しそうですが…。
前作のソルシエール先生といい若干あざといねじ込み方がされてるけど、ファンサービスが素直に嬉しいです。
過去を覗き見るギミックも、以前のエピソードの補充や前作キャラの登場に活きてるな。

未来を見た朝日奈さんは、アイルくんの所在は図書館だと特定。例によって変身アイテムを連れずに赴きます。朝日奈さんはそういう子だ。
そしてアイルくんもびっくり。こんな未来は知らん。

未来が確定していて何をどうやっても変えられないのなら、先の未来を知る意味も実は特にはない。結局行動は同じです。
が、人間心理としてはやっぱり怖い。
「この後の未来は見たのか?」と朝日奈さんに確認するあたり、アイルくんも動揺してそう。「見たよ。あなたが裸踊りしてた」とかハッタリかまされたらどうなってたんだろう。いや、自由意志がないのでどうもこうもないんですけど。

朝日奈さんは図書館で会う未来を見た。だから実際に図書館で出会えた。
パラドックスが気持ち良いです(厳密にいうなら、過去現在未来が同時に存在するとするなら、パラドックスではない。現実世界でも起こりうる)。

その後の展開を朝日奈さんが見ていないことを確認できたので、とりあえず自分が見た未来を目指してアイルくんは職場放棄。たぶん後で怒られてる。
コンビニでの買い物だの犬の散歩だの、端々で庶民臭いところを見せるのは何なんだろう…。
眷属のような異次元存在ではないとの描写と思われますが、これらを見ると意味深態度が精いっぱいの背伸びみたいで気の毒になってくる。

結局大きなトラブルもなく、自分の見た未来に合流できたので、そのままその通りにスマホンを見せつけたりしてみた。
この挑発行為に何の意味があるんだ…?殴られたらどうしよう…?
アイルくんの胸中を思うと心が痛む。

一方、朝日奈さん側も怖い。リコ先生(呼びつけた)と共にピンクダイヤを起動。サファイアは使えない。使うと負ける可能性があるので。
ではダイヤなら安心かといえばそうでもない。「サファイアを使えない」と分かってるのに使ってるのだから、それ以前にダイヤを破壊される等の展開がありうる。
ですが今回はそもそも戦闘にならず。変身バンクの入りで再びあの未来を見ました。そして場所が特定された。魔法学校だ。

これで魔法学校にも立ち寄れなくなった。近づくとあの未来が実現する。
尤も、未来不変なら避けようが何しようが必ずそうなるので、知っても知らなくても結果は変わらない。

しかもアイルくんによれば、それは明日らしい。
この一言、おそらくアイルくんのアドリブです。この瞬間の未来を見ていないので。
彼は彼で、何がどうなって明日の展開になるのか分かってないと思われる。

この辺りの時間ギミックは好き。何かがあって、魔法学校に行き、サファイアを使う。が、そんなことをする動機が朝日奈さんにはなく、むしろ積極的に避けるはず。
アイルくんにとっても、何がどうなってそうなるのか皆目分からない。
今日のこの戦いでダイヤを破壊するとかかな?と一瞬思ったに違いない。結果は戦闘にすらならず。どうすればいいんだこれ。僕が何かをしなきゃいけないのか?

未来不変であれば、嫌でも必ずそうなるので悩む意味はない。極論をいえば、自殺しようとしても何故かできない(但し「魔法学校に現れたのはアイルのゾンビでした」等はある)。
とはいえ怖いわけで、「明日だよ」と教えたのは若干パニック気味で漏らしたんじゃないかしら。いや彼が何をどこまで知ってるのか、本心が何なのかが分かりませんけど。

こうして「明日」「魔法学校で」「サファイアを使う」と負けると分かりました。明日は一日家で引きこもっていよう。
それでも何やかやでそれは実現するはず。予告を見るに、リコ父がひーちゃんを連れて行ったとかでしょうか。
この避けようとした未来が起きてしまう「何やかや」は時間ギミックの華ともいえる。しょぼいネタでもそれはそれで美味しいので、楽しみです。

次回でいよいよ全12話の半分が終わり。
時間モノが好きなのでここまでは異様な厚みで楽しめてます。今回の同棲ネタやまゆゆ等、ファンサービスも織り込んできてくれてる。
ただ端々で出てくる「老い」の描写がよく分からない。今のところ、ストーリーには関係しない。

OPで子供姿が出てくるのは、歌詞に合わせたお遊びかと思いきや、今回本編でも登場しました。
以前のエピソードを出すサービスと共に、「老い」との対比らしきものになってたり、闇の魔法に時間に関するものがあったことが例示されたり。時間ギミックのおかげで、無理なく過去の回想を出せるのは良いな。オトナプリキュアでもこれをできてたら、もっとスムーズだったと思う。前作のことを、公式が思うよりも私らは忘れてる。

モフルンがほつれたりしてたのも今後に関わるんだろうか。朝日奈さんの口ぶりから、今回初めてというわけではなさそう。
冒頭で「ぬいぐるみを持ち歩くのは奇妙」とわざわざ触れており、時間の経過=モフルンの経年劣化?はつい連想もする。シンプルに続きが気になります。
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