■(第14話)ひろがるスカイ!プリキュア「スカイランドへ!憧れのあの人との再会」感想
(「ひろがるスカイ!プリキュア」第14話より)
前回から特に波乱もなく、無事にエルちゃんを送り届けることができました。
そしてソラさんは、恩賞として王国の誇る「青の護衛団」に入団が決まりました。驚愕。
いや本当に、この展開は予想してなかった。
てっきりソラさんの言う「ヒーロー」とは市政のお助けマンだと思ってました。まさか王国の騎士団的なのに憧れていたとは。いや、憧れの人がそうなんだから、そこを目指すのが当たり前ではあるのだけど。
しかも今回のエルちゃんの一件でできたコネと実績を躊躇なく使っています。
そもそも城下町に来たのも、どうにか護衛団に入りたかったからだそうで。
ではこれまでのエルちゃんの救護は、この展開を見越しての打算もあったのか。
もちろん打算があろうが、ソラさんの行動は何ら問題ない。
彼女の根底にある「ヒーロー」像は全く間違っておらず、正しい。
命がけで戦ってきたのも紛れもない事実であり、何一つおかしくない。
のだけど、何だろう。ソラさんの人物像がだいぶ変わる。
彼女は脳筋な正義一直線ではないのです。
思えば事の発端は幼少時に「行くな」の禁忌を破ったこと。
もしや城下街に来たのも、家出や逃走のような暗い背景があったりするんでしょうか。
その上で重ねられる「正しいとは何か」であれば、色々と厄介そうです。
意外と言えば、ましろさんの反応も想像外でした。
異世界ですよ。騎士とか不思議生物がいるんですよ。それなのにあの淡白な反応…!
普通なら「未知の世界スカイランドに目を白黒させるましろさんと、得意気に案内するソラさん」みたいなので丸々1話使うところを、さくっとエルちゃんを帰して護衛団&帰宅の準備です。
新しい敵バッタモンダーは、今回の言動からは「固定観念による押しつけの庇護」が特徴のように見えます。可哀そう可哀そう、だから救ってあげるね。
これはちょっとスタプリを想起します。イマジネーションを以て創造主を超えていくことの是非。与えられた枠内で生きるのが幸せではないのか。
視点により変わる「正しさ」もこの流れか。
そのスタプリからの連想でいえば、ましろさんの反応はやはり変です。キラやばの感度が低すぎる。
第1クールと比較してみると、ソラシド市に興味を持たず、鍛錬やお手伝いに励んでいたソラさんのようなものでしょうか。
その視点でいえば、ましろさんが「学校」というソラのいない世界を持っていたように、ソラが「護衛団」というましろさんのいない世界に入り浸り始めた。
今まで当たり前だった「ソラ・ましろ」の世界が崩れてしまい、ましろさんがジェラシーだかを起こして変化があるのかも。
…ただソラさんが護衛団中心になるのは、別に悪いことではないんですよね。カップリング的な話を別にすれば。
ここで突然ましろさんも護衛団に入りたがる方が、よっぽど変です。来週はましろさんが、ベリィベリーと殴り合うんだ。
エルちゃんの件がなければ、ソラさんはおそらく入団試験に落ちている。そして落ちるたびに力を求める方向に傾倒し、歪んでいったと思われます。
「何度も入団試験に落ちた」ベリィベリーさんは、あり得たかもしれないもう一人のソラ。
そもそもそれ以前の問題で、入団試験的なものを受ける算段もなかったみたいですから、トボトボと城下街を彷徨い、裏路地で残飯を探しながら澱んでいく生活に陥ってもおかしくなかったのかも。
それを思うと、「偶然」の成り行きで今ここにいるありがたさが身に染みます。
同様にましろさんも、ここからの「偶然」で動きがあるのかもしれない。
彼女は「夢がない」的なことを悩んでおり、その根底が今回の反応の薄さ(=好奇心のなさ?)ならば、スカイランド探訪で成長しそうです。
とはいえ、現状だと「次回はそのまま帰宅」で終わってしまうのですけど。どうなるんだろう?
わざわざ描写された「バケツで売られるスカイジュエル」とかも気になります。
次回からは何気に「民間人もプリキュアの正体を知っている」レアな設定で話が進みます。
そこかしこでスタプリを連想するのですけど、クールごとに直近4シリーズを意識してるとかだったりするのかな。第1クールがトロプリ編で、第2クールがスタプリ編とか?
(「ひろがるスカイ!プリキュア」第14話より)
前回から特に波乱もなく、無事にエルちゃんを送り届けることができました。
そしてソラさんは、恩賞として王国の誇る「青の護衛団」に入団が決まりました。驚愕。
いや本当に、この展開は予想してなかった。
てっきりソラさんの言う「ヒーロー」とは市政のお助けマンだと思ってました。まさか王国の騎士団的なのに憧れていたとは。いや、憧れの人がそうなんだから、そこを目指すのが当たり前ではあるのだけど。
しかも今回のエルちゃんの一件でできたコネと実績を躊躇なく使っています。
そもそも城下町に来たのも、どうにか護衛団に入りたかったからだそうで。
ではこれまでのエルちゃんの救護は、この展開を見越しての打算もあったのか。
もちろん打算があろうが、ソラさんの行動は何ら問題ない。
彼女の根底にある「ヒーロー」像は全く間違っておらず、正しい。
命がけで戦ってきたのも紛れもない事実であり、何一つおかしくない。
のだけど、何だろう。ソラさんの人物像がだいぶ変わる。
彼女は脳筋な正義一直線ではないのです。
思えば事の発端は幼少時に「行くな」の禁忌を破ったこと。
もしや城下街に来たのも、家出や逃走のような暗い背景があったりするんでしょうか。
その上で重ねられる「正しいとは何か」であれば、色々と厄介そうです。
意外と言えば、ましろさんの反応も想像外でした。
異世界ですよ。騎士とか不思議生物がいるんですよ。それなのにあの淡白な反応…!
普通なら「未知の世界スカイランドに目を白黒させるましろさんと、得意気に案内するソラさん」みたいなので丸々1話使うところを、さくっとエルちゃんを帰して護衛団&帰宅の準備です。
新しい敵バッタモンダーは、今回の言動からは「固定観念による押しつけの庇護」が特徴のように見えます。可哀そう可哀そう、だから救ってあげるね。
これはちょっとスタプリを想起します。イマジネーションを以て創造主を超えていくことの是非。与えられた枠内で生きるのが幸せではないのか。
視点により変わる「正しさ」もこの流れか。
そのスタプリからの連想でいえば、ましろさんの反応はやはり変です。キラやばの感度が低すぎる。
第1クールと比較してみると、ソラシド市に興味を持たず、鍛錬やお手伝いに励んでいたソラさんのようなものでしょうか。
その視点でいえば、ましろさんが「学校」というソラのいない世界を持っていたように、ソラが「護衛団」というましろさんのいない世界に入り浸り始めた。
今まで当たり前だった「ソラ・ましろ」の世界が崩れてしまい、ましろさんがジェラシーだかを起こして変化があるのかも。
…ただソラさんが護衛団中心になるのは、別に悪いことではないんですよね。カップリング的な話を別にすれば。
ここで突然ましろさんも護衛団に入りたがる方が、よっぽど変です。来週はましろさんが、ベリィベリーと殴り合うんだ。
エルちゃんの件がなければ、ソラさんはおそらく入団試験に落ちている。そして落ちるたびに力を求める方向に傾倒し、歪んでいったと思われます。
「何度も入団試験に落ちた」ベリィベリーさんは、あり得たかもしれないもう一人のソラ。
そもそもそれ以前の問題で、入団試験的なものを受ける算段もなかったみたいですから、トボトボと城下街を彷徨い、裏路地で残飯を探しながら澱んでいく生活に陥ってもおかしくなかったのかも。
それを思うと、「偶然」の成り行きで今ここにいるありがたさが身に染みます。
同様にましろさんも、ここからの「偶然」で動きがあるのかもしれない。
彼女は「夢がない」的なことを悩んでおり、その根底が今回の反応の薄さ(=好奇心のなさ?)ならば、スカイランド探訪で成長しそうです。
とはいえ、現状だと「次回はそのまま帰宅」で終わってしまうのですけど。どうなるんだろう?
わざわざ描写された「バケツで売られるスカイジュエル」とかも気になります。
次回からは何気に「民間人もプリキュアの正体を知っている」レアな設定で話が進みます。
そこかしこでスタプリを連想するのですけど、クールごとに直近4シリーズを意識してるとかだったりするのかな。第1クールがトロプリ編で、第2クールがスタプリ編とか?