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(第41話)ひろがるスカイ!プリキュア「ましろと紋田の秋物語 」感想

2023年11月23日 | ひろがるスカイ!プリキュア
■(第41話)ひろがるスカイ!プリキュア「ましろと紋田の秋物語 」感想

ソラさんがコミカルに動くのは見てて楽しい。


(「ひろがるスカイ!プリキュア」第41話より)

主人公なのに、脇キャラの立場でわちゃくちゃやってる方が生き生きしている気がする。
あととても表情豊かなのに、バッタモンダーが出てくる回だと表面だけが動いていて内面が分からない不思議さがある。
バッタモンダーフィルターの影響だろうけど、もしかしたら彼の見立ては正しくて、ソラさんは何かがやっぱり欠落してるのかもしれない。

そのバッタモンダーは、現在はバイトで日々を食いつないでいるようで。
アンダーグ帝国でも落ちこぼれだったようです。何で落ちこぼれが重要任務(?)の最前線に抜擢されたのかは謎。

落ちこぼれだったとなると、以前の彼が嘯いていた「弱いのは悲しい」「脇役」云々は、我が事ととして自覚してるが故の言葉だったのか。

ましろさんとの落ち葉談義は、彼にとって救済と言えるほどには届かず。
実際ましろさんは色々と言い換えているだけで、落ち葉が木から切り捨てられたことは変わりません。
養分になるといったところで、強者に吸収されているわけで、落ち葉にとっては救いにはならない。

ただ、ここでのやり取りは、ヒープリの思想にかするものがあるように思う。

ヒープリでは生存競争による淘汰が扱われていました。
ビョーゲンズは悪ではない。しかし共存が不可能であるなら、自分たちが生き続けるために排除するしかない。

落ち葉と違い、ビョーゲンズは他の生き物の糧になったのではない。最初から切り捨てられることが定められていたのでもない。
大事な点がかなり異なるとは思いますが、「他者を犠牲にして前に進む」のは似通っているかなと。

まぁとはいえ「木」の側から「養分にして前に進む」と言われても、落ち葉が納得するとは思えない。
落ち葉側が「私の命にも価値はあったのだ」と自発的に誇りを持つならともかく。

また、それとは別の点でいうと、既存キャラの中ではゴープリのシャットに近いようにも思った。
シャットをもっと思いっきりマイナス方向に振った感じ。

シャットは至らぬ自分を認め、変わらぬまま置いていかれる現状に怒りをもって立ち上がり、大きく前に踏み出した。
バッタモンダーはそういうタイプではないようには思うのですが、何らかの活躍には期待したい。
嘘で取り繕っていた外面を守るために、怯えながらも虚勢を張って見せるとか。

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