穴にハマったアリスたち

生きてれば楽しい事がいっぱいある!の証明の為のページ。ぴちぴちピッチを大応援。第三期をぜひ!
→新章開始!ありがとう!

(第10話)キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜「サイゴノヤクソク」感想

2023年12月10日 | オトナプリキュア
■(第10話)キボウノチカラ〜オトナプリキュア’23〜「サイゴノヤクソク」感想

意外にレアな「夜間に街中に外出している」シーン。
ないわけではないけど、本編では中学生なので夜間外出はあんまりなく、あったとしても主にはキャンプや星空観察。街中でとなるとGoGoのOP等々、かなり限られる気がする。
特にSSの、しかも自然に美を見出した元滅びの戦士が、人工の明かりの中で車を見下ろすのはとても印象的。良い物を見た。


(「オトナプリキュア」第10話より)

夢原さんが繰り返し倒れた。タイムフラワーの影響…なのかはよく分からない。

ナッツの調べによるとタイムフラワーは国や生物の滅亡を予知するかの如くに現れ、時針が進んで枯れるその時に滅びが訪れるらしい。
その説明通りなら、タイムフラワーは予知して同期しているだけで、タイムフラワーそのものは滅びをもたらしてはいません。
原理不明なれど若返りはタイムフラワーの副作用とのことですが、「(タイムフラワーが現れて)プリキュアになるから破滅する」のではなく「破滅するから(タイムフラワーが現れて)プリキュアになれる」です。話がちょっと複雑になってきた。

それとも「プリキュアになるためにタイムフラワーを咲かせたので破滅する」のだろうか。言葉の組み合わせで意味合いが大きく変わってくるので、ちょっと慎重になった方がよさそう…。

とりあえず体に悪影響が来てるのは確かなので、変身は控えようと決議。そしてすぐに覆して、皆様、変身なされた。
これも絶妙なバランスというか、プリキュアが呪いと化さないように上手い運びだったと思います。
プリキュアにならない選択肢もあった。だけど自ら決断してプリキュアになった。その先に問題が待っていても選択肢があるのは素晴らしいことで、その選択を決めるのは自分。

ココの台詞「のぞみはプリキュアだから」もとても良かった。
第一義は「夢原のぞみはプリキュアだから」という事実そのままのこととして、「望み(希望)はプリキュアだから」の意味にもとれる。
「プリキュアとは希望だ」ではなく「希望とはプリキュアだ」。漠然とした「希望」という概念を具体化すると「プリキュア」になる。
希望にはもちろんリスクもあるのだけど、選択肢があるのは良いことで、プリキュアはその具体的な手段としてある。

ベルがいうには、この街は遠くない未来で滅びるらしい。
プリキュアの世界観としては「未来は不変」だと認識しています。「可能性がいくつもある」とは、自分の意志で選べる(そして自分の意志は重要なので何度繰り返しても同じ選択をする)とか、同じ現象でも心持ち次第で受け止め方が変わるといった意味で捉えている。

したがってベルが予知ではなく正真正銘タイムトラベラーで見知っていたなら、この街は実際に滅びることは確定していると思う。その上で、どう未来を生きるか。
「変身したら死ぬがそれでも希望を抱く」と似た話にも思えます。
あと残り2話。どういう決着をつけるんだろうか。

意味深に登場された黒白先輩は、変身したりなさるんだろうか?美墨先輩、だいぶ若い格好なさってる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする