穴にハマったアリスたち

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ハピネスチャージプリキュア! 第16話「私はマスコミよ!!プリキュアの秘密全部見せます!!」

2014年05月18日 | ハピネスチャージプリキュア!感想
【プリキュア10周年:キュアベリー】



mktn:
 「キュアベリーよ」
 「プリキュア10周年って完璧よね」
 「これからもよろしく!」

輝くベリーソード!
いつまでも支給されなかったり、囮に使われたりと話題には事欠かなかったあの伝説の玩具が帰ってきた!
パッションハープやラブギターロッドと並び、玩具で人気投票やったら上位に来るんじゃないかしら。



その使い手・ベリーさん。今日のご挨拶も実に完璧でした。
何がどうと説明するのは難しいですが、とにかく全身から完璧臭が漂っています。
アタシ、完璧!

彼女が事あるごとに「カンペキ」とおっしゃられるのは、他ならぬ自分自身が「自分はまだ完璧ではない」と思っているから。
自戒と目標の確認を込めて、より高みを目指すための鼓舞の言葉なのですよね。
桃園さんの「幸せゲットだよ」が必ずしも無欠の幸せ状態ではないのと同じように、フレッシュ組らしい「迷いながらも進む」を表している名台詞だと思う。

…と、思うのですが。

いかんせん、水着シーンで怒られるとか弟を彼氏と言い張ったりとか「ベリーソードは囮よ」とか、なんだかいろいろと微妙すぎたせいで、いつの間にやらお茶の間に人気の庶民派になられてしまいました。
その後、トップモデルの来海家とか大アイドルのまこぴーなんかが出てきたせいで、立場が更に切ないことに。
こんなに格好いいお姉さんなのに、どうして。。

桃園さんとのコンビも、過度に依存しない、でもちゃんと横で見守ってる感じの素敵な関係なのになぁ…。

■ハピネスチャージプリキュア! 第16話「私はマスコミよ!!プリキュアの秘密全部見せます!!」

プリキュア・くるりんミラーチェンジ!



愛乃さん:
 「世界に広がるビックな愛!」
 「キュアラブリー!!」

自室で変身。それも一般人の目の前で。
しかも彼女は、よりにもよって報道関係者です。
どうしてこんなことになったんだろう。。

ある日、登校したところ学内にマスコミが入っていました。
目的はハピネスチャージの正体解明。
出現地域と背格好から、ぴかり中学の生徒と目星をつけたようです。鋭い。

更にマスコミさんは、極めて常識的な推理により、愛乃さんに疑念の目を向けられました。
仲良し3人組で行動してて、個々の性格がハピネスさんに合致し、おまけに動くぬいぐるみを頭に乗せています。
はい、この子たちですね。誰がどう見ても、この子たちですね。

疑念を持ったらとことん追求、マスコミさんは愛乃さんの自宅にもやってきました。
こんなこともあろうかと誠司くんも来てくれていましたが、ちょっと目を離した隙に愛乃さんが暴走。
レポーターのコスプレして逆取材をしたところまでは良かったものの、マスコミさんの「私もプリキュアになりたいの」の一言にあっさり懐柔され、正体をバラしてしまいました。

幸いにして彼女のプリキュア願望は真実だったようで。
神もどきの人でなしのいる大使館に連行し、プリキュア化を嘆願してみました。
なんでも以前にプリキュアさんに助けられたことがあり、自分もあんな格好いいヒーローになりたいのだとか。

マスコミさんをじっくり吟味した神もどきは、しぶしぶながらもプリキュア化を承諾。アイテムを出してくれました。
あからさまに「年が行き過ぎているね。好みじゃない」的オーラを出してやがりましたが。
ここはお世辞でも、もう少し「協力者が増えて嬉しいよ」とか何とか歓迎ムードを出してくれ。

そんな神もどきの消極さが表に現れたのか、肝心の変身宝石はぴかりとも輝かず。
マスコミさんの願いも虚しく、プリキュアになることはできませんでした。
分かっています。大人ですから。就職面接を顔や年齢で落とされたような、行き場のない怒りと悲しさが彼女を包む。。

肩を落として去って行くマスコミさん。それを見送る小娘共の空気も重い。
まさか審査を落とされるとか。この人手不足なのに、落とす奴がいるなんて。
非難の目が神もどきに集まる中、奴は叫んだ。サイアークが出たぞ、と。
今までテレビ見て出現に気付いて出撃とかしてたのに、こんな時に限って報告ですか。
これまでも出来ていたのに黙っていましたね。今日は誤魔化すために知らせてきましたね。はいはい。

微妙な空気を振り払い、現場に駆け付けてみれば、そこにいたのはサイアーク化したマスコミさん。
ご覧、あれがプリキュアになれなかった娘の末路なのだよ…。
あんなにプリキュアが大好きだったのに、プリキュアの敵になっちゃった。

プリキュアさん大好きなだけに、彼女たちの戦略は把握済み。
的確な対処でハピネスさんに立ち向かいますが、そこはファンの悲しさ。
見たことない攻撃バンクに目を奪われている内に敗退してしまいました。そのためのココナツサンバ温存か…。

こうして幻影帝国は撃退しましたが、肝心のマスコミさんは落ち込んだまま。
そこに女児様方がやってきた。お友達を引き連れてやってきた。
そしてマスコミさんを取り囲むと、口々に賞賛の声を上げた。



お子様:
 「あの、サイン頂戴」
 「俺たち毎週プリキュアウィークリー見てるんだ」
 「お姉ちゃん、プリキュアのこと沢山知ってて凄いね」
 「プリキュアを見てると、すごくわくわくして元気が出てくるの」
 「だからこれからも、いっぱいプリキュアのこと教えてね」

毎週、分かりやすい切り口でプリキュア情勢を伝えてくれるマスコミさんは、子供たちの憧れ。
本来ならば世界はかなりの危機のはず。首相は襲撃され、各国でプリキュアさんは敗退を重ねている。
だけどマスコミさんの前向きな報道のおかげで、お子様たちは希望を捨てず、諦めない意思を持ち続けています。

神もどき:
 「彼女はもう」
 「世界に光を与える大切な役目を持っていたのだね」

一見子供だましに見える「プリキュアウィークリー」も、実際はかなり重要な番組なのだろうと思われます。
何せ首相に取材するようなレポーターが務めているのですよ。
人類存亡の戦いの中、子供たちに不安を与えないためにも、こういう番組は超貴重。
まさに私たちが毎週見ている、この「プリキュア」さんのように。
そこで活躍するマスコミさんの姿こそヒーロー。コスプレして戦うだけがプリキュアではないのです。

思えば今年はプリキュア10周年。初放送時に4歳だった女の子は、今ではプリキュア適齢期の14歳に。
それと同時に、当時14歳だった学生さんは、今では24歳の立派な社会人。
初代・増子さんの「5」から数えても、約5年以上が経過しています。
プリキュアを追いかけるばかりだった好奇心の塊の中学生は、情報を発信して人に勇気を与えるまでになった。

『いつか大人になった時も 忘れないでね愛と勇気』の言葉通り、プリキュアさんから貰った愛と勇気を胸に、私たちは私たちの場所で戦っていきたいものです。


(左画像)
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(右画像)
データカードダス プリキュア スマイル01 03/60 【Sレア】 キュアベリー&キュアマリン

Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis


作画が圧巻ですね。青山さん凄い…。

【プリキュア10周年】

「不可能があると分かった上で、だからこそ理想を目指して戦う」というマスコミさんの姿勢は、mktnの「カンペキ」に通じるものがあったかなぁと。

あと「ベリーソードは囮」改め「ココナツサンバは囮」。
一応、ココナツサンバは攻撃効果を発生させてはいましたが。

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