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(第43話)デリシャスパーティ♡プリキュア「レシピボン発動!おいしーなタウンの危機」感想

2023年01月16日 | デリシャスパーティ♡プリキュア
■(第43話)デリシャスパーティ♡プリキュア「レシピボン発動!おいしーなタウンの危機」感想


(「デリシャスパーティ♡プリキュア」第43話より)

レシピボンが発動し、世界から料理と食材が消えました。えげつない。
食材そのものが消えているとなると、その辺に生えてる草とかどうなってるんだろう?豚さんや牛さんも消えたのかしら。
古今東西の「料理」ですと、ヒトを食う文化もあったかと思いますので、うっかりヒトまで消滅してしまってたらゴーダッツ様どうするつもりだったのやら。

事態の打開のため、マリちゃんとプリキュアさんらはブンドル団の本拠地へ。だけれど和実さんは動けず。
彼女の背を押したのは、拓海くんから伝えれたお祖母ちゃんの言葉。「迷ったら、大切な人の笑顔に答えはある」。

…お言葉自体は分かるのだけど、これがどう和実さんの奮起に繋がるんだろう?

「大切な人=フェンネルさん」の場合、彼の気持ちに寄り添ってどうにかすると思われますが、方策は不明。
「大切な人=街の人たち(に象徴されるみんな)」の場合、「あなたの気持ちも分かるけど、でも戦う」路線。

どちらも何かこうもう一押しが足りない気がする。次回を待とう。

街の人たちもただただ嘆いていたのではなく。料理を編み出そうと懸命に頭を捻り、和実さんの一言をきっかけに「お結び」の再発明をなさりました。
おそらく最も原初の料理のひとつ「お結び」。人類史に再び戻ってきた。

レシピには想いや文化や歴史があるわけで、そこには人と人との繋がりがある。
「他者との交流の拒否」は、ゴーダッツ(独占)・セクレトルー(完璧主義)・ナルシストルー(アレルギー等に起因する食事の忌避)の背景に共通しています。食事を通じて、周囲や今は亡き祖母とまで繋がっている和実さんとは真逆です。

ただ、言い換えると和実さん自身の根っこが分からないとも。実際、彼女の個人回では、祖母のコピーではマズいとの演出がされました。
ゴーダッツ様は、受け継いだ事を彼なりにアレンジして使っていますから、取りようによっては和実さんより「良い」とすら言える。第三者的には彼の行動は間違っているけれど、それを言い出すと前回の轍を踏んでしまいます。

現状では和実さんがどんな回答を出すのかよく分かりません。
劇場版の「悪い大人に利用された」とは逆パターンの「良い大人(国王やジンジャー達)を利用した」なので、あの時の回答は使えず。
スタプリの時のような、どんでん返しが待っている気がしなくもない。

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