■(第39話)トロピカル~ジュ!プリキュア「みつけて!さんごのきらめく舞台!」感想
(「トロピカル~ジュ!プリキュア」第39話より)
絶大な人気を誇りながらも、ここに至るまで今一つ明確な立ち位置が見えなかった涼村さんのまとめ回。
余談ですが先日イベントに参加してみたところ、来ていたお子様の装いがコーラルコーラルコーラルコーラルラメールコーラルぐらいの比率で、訳の分からない無双ぶりでした。この子の何がそこまで幼児様を惹きつけるのか…。
「明確な立ち位置が見えない」ことはご本人様も気にしていたようで、ふと見つけたモデルオーディションに申し込まれました。ついでに当然のごとくローラも申し込んでいて、合理的に失格なされていた。シナリオの手際の良さが素晴らしいです。
結果的にトロピカる部代表かのようになった涼村さんは、破竹の勢いでオーディションを勝ち残る。面接に至っては、しどろもどろな受け答えだったにも関わず、持ち前の顔面力だかコネだかで突破。最終審査も出席さえすれば合格してたんじゃなかろうか。
ですが涼村さんは最終審査を辞退。
面接の前に成り行きでした他の方のメイクが楽しかった。戦闘では「防御担当のコーラルがいるから戦える」と皆が信頼してくれていた。
立ち位置が見えていなかったのは自分だけで、しっかりと周囲の支えになっていたのです。まぁ確かに、日常パートでも涼村さんがいるかどうかで安心感が違うもの。
裏方として皆を支えることで、自分を見せていく。自分のカワイイを言えなかった涼村さんが、そのカワイイを人に伝えて託せるようになった。
ちょっと歴代の防御担当の方々を振り返ってみる。
まず古のミントさんとは若干違う方向性です。
劇中では明確には語られていませんが、こまち先輩はおそらくは姉にコンプレックスを持ってる。自由奔放な姉のせいで、自分は控えめになるのを強制され、割りを食っているように感じてるっぽい(こまちちゃん人形の悪夢や、ダークミントとの会話から推察するに)。
彼女のバリアは「閉じこもっている」負のイメージで、だからメイン回ではそれを吹き飛ばすような使い方をし、GoGoでは形態も変わったんじゃないかな。
戦闘の立ち位置が似ているサンシャインさんは、最初から補佐担当に自負を持っていたように思う。
彼女の決め台詞「私の光で照らして見せる」は太陽のイメージ的に派手ですけど、主役は照らされている側ですから涼村さんのメイクと同系です。「誰に言われたわけでもないのにカワイイと思う気持ちを抑えていた」のも、涼村さんと酷似。
いつきさんがかなり早期に自分の立ち位置を認識していたのに対し、涼村さんは終盤までかかったのは「問題を認識したらそこにフォーカスを当てて行動する」ハトプリと、「行動を通じて解決したかった問題にフォーカスが当たる」トロプリのテーマの違いかなと思います。もちろん優劣ではなく。
ロゼッタは徹底して裏方を務めていた。「幸せの王子」のツバメの覚悟。
「守られる女王様」ポジションのルミナスが、防御とサポート特化なのもイメージは繋がります。
今にして思えばアンジュの「女優」は、「防御担当」のスタイルと性質が異なります。女優ではなく医師(人を支える側)の道を選んだのは、今回のコーラルと同様の帰着とも。
ハニーの調理は、「カワイイを伝える裏方」のメイクに対し「オイシイを伝える裏方」の調理と言えそう。大森さんは自分一人でも幸せごはんしてるので、若干イメージが違いますが。
こうして見ると防御・サポート担当は、戦闘スタイルに本体の背景を反映しやすいのかも。
(「トロピカル~ジュ!プリキュア」第39話より)
絶大な人気を誇りながらも、ここに至るまで今一つ明確な立ち位置が見えなかった涼村さんのまとめ回。
余談ですが先日イベントに参加してみたところ、来ていたお子様の装いがコーラルコーラルコーラルコーラルラメールコーラルぐらいの比率で、訳の分からない無双ぶりでした。この子の何がそこまで幼児様を惹きつけるのか…。
「明確な立ち位置が見えない」ことはご本人様も気にしていたようで、ふと見つけたモデルオーディションに申し込まれました。ついでに当然のごとくローラも申し込んでいて、合理的に失格なされていた。シナリオの手際の良さが素晴らしいです。
結果的にトロピカる部代表かのようになった涼村さんは、破竹の勢いでオーディションを勝ち残る。面接に至っては、しどろもどろな受け答えだったにも関わず、持ち前の顔面力だかコネだかで突破。最終審査も出席さえすれば合格してたんじゃなかろうか。
ですが涼村さんは最終審査を辞退。
面接の前に成り行きでした他の方のメイクが楽しかった。戦闘では「防御担当のコーラルがいるから戦える」と皆が信頼してくれていた。
立ち位置が見えていなかったのは自分だけで、しっかりと周囲の支えになっていたのです。まぁ確かに、日常パートでも涼村さんがいるかどうかで安心感が違うもの。
裏方として皆を支えることで、自分を見せていく。自分のカワイイを言えなかった涼村さんが、そのカワイイを人に伝えて託せるようになった。
ちょっと歴代の防御担当の方々を振り返ってみる。
まず古のミントさんとは若干違う方向性です。
劇中では明確には語られていませんが、こまち先輩はおそらくは姉にコンプレックスを持ってる。自由奔放な姉のせいで、自分は控えめになるのを強制され、割りを食っているように感じてるっぽい(こまちちゃん人形の悪夢や、ダークミントとの会話から推察するに)。
彼女のバリアは「閉じこもっている」負のイメージで、だからメイン回ではそれを吹き飛ばすような使い方をし、GoGoでは形態も変わったんじゃないかな。
戦闘の立ち位置が似ているサンシャインさんは、最初から補佐担当に自負を持っていたように思う。
彼女の決め台詞「私の光で照らして見せる」は太陽のイメージ的に派手ですけど、主役は照らされている側ですから涼村さんのメイクと同系です。「誰に言われたわけでもないのにカワイイと思う気持ちを抑えていた」のも、涼村さんと酷似。
いつきさんがかなり早期に自分の立ち位置を認識していたのに対し、涼村さんは終盤までかかったのは「問題を認識したらそこにフォーカスを当てて行動する」ハトプリと、「行動を通じて解決したかった問題にフォーカスが当たる」トロプリのテーマの違いかなと思います。もちろん優劣ではなく。
ロゼッタは徹底して裏方を務めていた。「幸せの王子」のツバメの覚悟。
「守られる女王様」ポジションのルミナスが、防御とサポート特化なのもイメージは繋がります。
今にして思えばアンジュの「女優」は、「防御担当」のスタイルと性質が異なります。女優ではなく医師(人を支える側)の道を選んだのは、今回のコーラルと同様の帰着とも。
ハニーの調理は、「カワイイを伝える裏方」のメイクに対し「オイシイを伝える裏方」の調理と言えそう。大森さんは自分一人でも幸せごはんしてるので、若干イメージが違いますが。
こうして見ると防御・サポート担当は、戦闘スタイルに本体の背景を反映しやすいのかも。