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ニュース:「サマータイム、評価は半数「かえって増エネです」 導入企業・社員アンケート」

2011年06月15日 | 王様の耳はロバの耳
サマータイム、評価は半数「かえって増エネです」 導入企業・社員アンケート

[引用]
 メリットは「自分の時間が増える」が41・0%、「家族と過ごす時間が増える」が28・0%など。デメリットとして「睡眠時間が短くなった」が23・3%あった。自由回答欄で「家での照明使用時間がかえって長くなった。増エネです」との書き込みもあった。
[引用終]

サマータイムの目的として挙げられるのは、大体こんな感じだと思う。

 1.健康に良いから
 2.仕事終わりのプライベート時間の内、明るい時間が増えるから
 3.省エネになるから
 4.ピーク時の電力使用量を減らせるから

それぞれの主張の正しさもかなりの疑問符ですが、それぞれが矛盾したり否定したりする点も忘れちゃいけない。
で、厄介なのが「朝早く起きることは無条件に良いことであり、他の全てを犠牲にしてでも達成すべきだ」という神話に取りつかれている人がいること。
おかげで都合よく4つの主張を切り替えるものだから、まともな話し合いにならなくてとても困る。

アンケートの結果にも、混乱ぶりが出ていますね。
メリットが「自分の時間が増える」で、デメリットが「睡眠時間が減る」とか意味が分かりません。
それって普通に夜更かししてるのと同じだから、サマータイムとは本質的には関係ない。(メリットがメリットとして成立していない)
「家族と過ごす時間が増える」に関しては、「企業だけがサマータイム」なら成立するけど、全国一斉に時計を動かしたら無効。
(しかも「時計が早まっているので、他の家族よりも早く寝る」ケースなどのように、「企業だけがサマータイム」でも意味がない場合もある)

上がっている主な感想がリンク先の通りなのだとしたら、「サマータイムなんぞに意味は無い。意図した意味すら伝わってないレベルで意味が無い」が答えなのだと思う。

ついでに。

岐阜県庁は昼寝作戦 シエスタ休暇で電力20%削減

[引用]
 夏の節電対策で、岐阜県は15日までに、庁内の電力消費量がピークとなる午後1~3時に「シエスタ休暇」として、時間単位で年次有給休暇を積極的に取得するよう全職員に呼び掛ける方針を決めた。
[引用終]

こういうのはとても良いと思う。
昼間に業務を止めて近場に外出していれば、それだけで電気の節約になる。
(パソコンの電源オフなどの他、フロアにいる人員が減れば室温の上昇も抑えられる)
実業務的には、「1日休むのは難しいが、1時間×数回なら休める」なんてのはよくある話。
端切れの空き時間を効率よく休めるのなら、社員にもメリットがある。節電になるから、企業としてもお得。

「サマータイム」のような一方的に社員に負担を押し付け、待遇を悪化させるような方法ではなく、ちゃんと企業や公共機関が対応していって欲しいです。

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