【プリキュア10周年:キュアトゥインクル】
放送開始前から話題沸騰のトゥインクルさん。
モデルさんとか、中一で芸能活動やってる黄色とか、不安な要素がてんこ盛りなのに、底知れぬ実力者オーラを感じます。
とりあえず来年度は、黄色推しでいってみたい。
■ハピネスチャージプリキュア! 第48話「憎しみをこえて!誕生!フォーエバーラブリー!」
洗脳されてた誠司くんを取り戻しました。
ついでに誠司くんは謎の扮装を手に入れ、謎の惑星でも生存可能になりました。
まさかのここに来ての追加兵装。
地球上でもプリキュアさんらが大挙してサイアークを殲滅しています。
中には以前と違った格好をしてる娘さんもいるような?二段変身とか追加玩具でしょうか。
更にはミラージュ様までプリキュア能力発動し、戦線に加わっていきます。
恐るべき地球人。恐るべき女子中学生ども。
数十、数百のプリキュアさんが、世界の脅威を駆逐していく…。
眼下の殺戮劇を見やりながら、本陣に乗り込んだハピネスチームはレッド様に最終通告をなさります。
さあ、愛を受け入れよ。さもなくば、死を。
この絶望的状況に、しかし赤は不敵に笑います。俺の絶望の深さをお前たちは知るまい!
いや、プリキュアの大群に攻め込まれてるとか、絶望以外の何物でもないことは、よく分かっていますが…。
訳の分からぬことを喋り続ける赤の事情など完全に無視し、ハピネスさんらは殴りかかります。
嗚呼、ケバい化粧をした女子中学生4人が襲ってくる…。
赤は敢然と立ち向かいます。徒手空拳でコスプレ娘をちぎっては投げ、ちぎっては投げ。
だけど小娘共は恐れることなく、わらわらと、わらわらと纏わりついてくる。
初手でお唄結界を張り、音響攻撃を響かせて、平気で1対4の数の暴力に走り、背後や遠距離から躊躇なく攻撃。これが、絶望だ。
それでも赤は予想外の頑張りを見せます。
巨大化するでも武装するでもないのに、果敢にプリキュアさんと渡り合います。
だけどああ無情、姫さんの一撃が赤に直撃。そしてその一瞬の怯みを逃さない。
愛乃さんらはにやりと微笑むと、最大必殺技を容赦なくぶちかまします。
勝った。絶望を、その身で思い知れ。
しかし。驚嘆すべきことに、赤は立ち上がってきました。
勝ち目がないことを理解していないのか。たとえここでハピネスさんを倒しても、地球には数多のプリキュアがいるというのに。
これが憎しみの力なのか。何がそんなに憎いというのか。
赤の語ったところによると、彼の深い深い憎しみの根源は「地球が青かったから」だそうです。
なるほど。逆恨みか。
即座にファイティングポーズをとり、戦闘続行か…と思われましたが、そこは愛の名を冠するラブリーさん。
困惑しつつも、とりあえず話を聞いてあげました。
えっと、良く分からないけど、愛があれば大丈夫じゃないかな?
赤の司っていたこの星は、残念なことに滅んでしまったそうです。
愛があっても、職務熱心でも、神にもできないことがある。
そんな時、やおら目に留まった青い星を覗いてみれば、青い神が若い娘といちゃいちゃやってるじゃないですか。
さすがにこれにはイラッとくる。嫉妬みたいな単純な感情とも多分違う。
自分が必死になっても守れなかったものを持っているのに、なぜそれを守ることに全力を尽くさないのか。
ならば教えてやろう。その平和や愛が、未来永劫続くものではないことを。
…ということだと思うのですが、いまいち時系列が分かりません。
(1)青が巫女のミラージュさんといちゃつく
(2)赤が襲ってくる
(3)ミラージュさん、青に唆され、キュアミラージュさんに覚醒
(4)赤の第一波をしのぐ
(5)赤の事情を知り、青が神の使命を自覚し、ミラージュさんと距離を置く
(6)ミラージュさん、赤に唆され、ミラージュ様に覚醒
(7)青、ミラージュ様と赤を封印
の流れでしょうか?
順番次第でかなり事情が変わってくるので、とても大事なところなんですが…。
たとえば(6)と(7)の順番が逆だったら、かなりどうしようもない外道になりますよ。
情報が不足したまま、それでも愛乃さんは会話を続けます。
他のプリキュアさんだったら、迷わず殴りかかってるところですね。。
特にハートキャッチチーム相手だったら、「事情など分からんが、くらえこの愛」とか言い出しかねない。
更に赤、突飛な行動に出ました。
赤:
「俺を、愛せ」
「お前の愛で、俺を救って見せろ」
そう言い放つと、ぎゅむりとラブリーさんを抱きしめる。
反射的に肩をすくめてるラブリーさんが生々しいです。
え?何?やっぱり「くらえこの愛」が正解なの?
赤は言う。愛で救えるなら、俺を愛して救ってみろと。
突飛なようですが、反論としてはかなり王道をいっています。
なるほど、愛によってお前たちは救われた。しかし俺は一人だ。
これでは「愛」では解法になりません。
状況としては「おもちゃの国」の桃園さんでしょうか。
「毎日楽しいことがある」「失敗してもやり直せる」といくら言ったところで、「でも僕たちは捨てられた」と言われてしまえば御終い。
人生山あり谷あり。色々な出来事や失敗も成功もある。でも行き着く先は同じ。人生の終着は等しく死であり、そこから先は、ない。
厳然たる事実として、赤い星は滅んでしまっている。
愛しようにもそれは既にない。
では代わりの何かを愛すれば、問題は解決するのか?
かつて劇場版で、大森さんは「物語は変わってしまったけれど、みんなハッピーならそれでいいじゃない」とおっしゃった。
ではその「みんな」が既にいなければ?
追い詰められた愛乃さんですが、世界各国のプリキュアさんの願いを受け、再稼働なされました。
曰く「一つ一つの愛は小さいけれど、決して消えない」そうで。
ぶっちゃけ各国プリキュアは事情を知りませんから、「あの赤い星の奴をぶっ倒せ」的応援しかしてないと思うのですけどね。
無数の愛が、牙をむく。
愛乃さん:
「世界を照らす永遠の愛・フォーエバーラブリー!」
素晴らしく凛々しくて愛らしいですね。
ドレスアップ風なのに、拳構えてるのがとても良い。
イノセントフォームに求めてたのはこういうのなんですよ。どうして厚化粧しちゃったのかな!
プリキュアさんにおいて「永遠」はかなり強力な特殊ワード。
これまでのシリーズでも、ずっと変わらぬ鉱物的な意味の永遠は否定しています。
彼女らが言う「永遠」は、一つの世代が終わっても次世代に続いていく植物的な永遠。
と、なると赤の救済は「滅びたはずの星に命が残っていた」とかなのかなぁ。
まぁなんだか良く分からないまま殴り倒して、「あなたの愛も忘れないよ」とかそれっぽく締めるのも愛乃さんらしいけれど。
こうしてみると「くらえこの愛」って、すんごい解答だったんだな…。
【今週のモブキュア】
世界各国のプリキュアが共同戦線を張ってるのが熱いですね。
メルシィさんがいるのは、背景に映ってるのがビッグベンだとしたらイギリスでしょうか。
そうだとしたら、フランスを制圧した後、メルシィさんは海を越えて、コンチネンタルさんの援軍に行ったんですね。
他の皆様の所在地は、いまいちはっきりしません。
・ボンバーガールズ
・ワンダフルネット
・サザンクロス、ゴーンナ、パンタローニ、カチューシャ
・偽エコー(?)、マタドール
・ナイル、謎の赤(サザンクロス?)、謎の緑、偽エコー(?)、ワンダフルネット(?)
は一緒の場所にいるっぽい。
ワンダフルネットさんの背景はタージマハル風で、マタドールさんの背景はコロシアム風なので、別々の場所のようにも思えますが、サボテン生えてたり同一カットにいるように見えたりと、なんだか良く分かりません。
転戦してる可能性もあるし、よく似たプリキュアが複数いる可能性もあるなぁ…。
他のチームが戦いの余韻冷めやらぬ感じで立っているのに対し、ボンバーガールズさんは一息ついて座ってるのに貫録を感じます。
単純戦闘力はハピネスチームよりも上、とかの設定だったら楽しいな。
あとマタドールさんが思いの外、可愛かった。ハピネスさんはこういう枠外の楽しみがいっぱい眠ってそうなのが良いです。
【今週の愛】
フォーエバーラブリーさんの変身口上は、玩具等では「世界に広がる永遠の愛」だったそうな。
今週の放送では「世界を照らす永遠の愛」。ちょっと言い回しが変わってる。
ノーマルラブリーさんの口上が「世界に広がるビッグな愛」であることを考えると、「文言の被りを避けた」か「『広がる』よりも『照らす』に強い意味を込めた」のでしょうか。
後者だとすると赤への回答が込められているようにも感じます。
愛する存在を失った赤に、愛を「広げる」ことはできない。
愛乃さんが代わりを務められるものでもない。残念ながら、愛はそういう意味では永遠ではない。
ですが愛によって「照らす」ことはできる。
これはお唄による解決と同じですね。歌は人数の制限なく、皆を癒すことができる。
(厳密には音波の限界がありますけど、視覚・味覚・触覚・嗅覚とは比べ物にならない)
「子供の頃に憧れたプリキュアは現実には無力だった」
「でも大人になっても、愛と勇気を忘れないで」
「私たちは無力だけど、ずっと傍にいるよ」
の言葉と合わせると、「赤自身には愛による直接的な救済はない」「が、永遠の愛であるプリキュアが存在することで、救われる」の路線もありかも。
「優しさ」「勇気」「希望」「愛」を否定しつつ、ハピネスさんを薙ぎ払っていく赤の姿は、現実に疲弊した私らを象徴しているかのよう。
消化試合かと思いきや、最後まで気になる展開になってきたなぁ。
放送開始前から話題沸騰のトゥインクルさん。
モデルさんとか、中一で芸能活動やってる黄色とか、不安な要素がてんこ盛りなのに、底知れぬ実力者オーラを感じます。
とりあえず来年度は、黄色推しでいってみたい。
■ハピネスチャージプリキュア! 第48話「憎しみをこえて!誕生!フォーエバーラブリー!」
洗脳されてた誠司くんを取り戻しました。
ついでに誠司くんは謎の扮装を手に入れ、謎の惑星でも生存可能になりました。
まさかのここに来ての追加兵装。
地球上でもプリキュアさんらが大挙してサイアークを殲滅しています。
中には以前と違った格好をしてる娘さんもいるような?二段変身とか追加玩具でしょうか。
更にはミラージュ様までプリキュア能力発動し、戦線に加わっていきます。
恐るべき地球人。恐るべき女子中学生ども。
数十、数百のプリキュアさんが、世界の脅威を駆逐していく…。
眼下の殺戮劇を見やりながら、本陣に乗り込んだハピネスチームはレッド様に最終通告をなさります。
さあ、愛を受け入れよ。さもなくば、死を。
この絶望的状況に、しかし赤は不敵に笑います。俺の絶望の深さをお前たちは知るまい!
いや、プリキュアの大群に攻め込まれてるとか、絶望以外の何物でもないことは、よく分かっていますが…。
訳の分からぬことを喋り続ける赤の事情など完全に無視し、ハピネスさんらは殴りかかります。
嗚呼、ケバい化粧をした女子中学生4人が襲ってくる…。
赤は敢然と立ち向かいます。徒手空拳でコスプレ娘をちぎっては投げ、ちぎっては投げ。
だけど小娘共は恐れることなく、わらわらと、わらわらと纏わりついてくる。
初手でお唄結界を張り、音響攻撃を響かせて、平気で1対4の数の暴力に走り、背後や遠距離から躊躇なく攻撃。これが、絶望だ。
それでも赤は予想外の頑張りを見せます。
巨大化するでも武装するでもないのに、果敢にプリキュアさんと渡り合います。
だけどああ無情、姫さんの一撃が赤に直撃。そしてその一瞬の怯みを逃さない。
愛乃さんらはにやりと微笑むと、最大必殺技を容赦なくぶちかまします。
勝った。絶望を、その身で思い知れ。
しかし。驚嘆すべきことに、赤は立ち上がってきました。
勝ち目がないことを理解していないのか。たとえここでハピネスさんを倒しても、地球には数多のプリキュアがいるというのに。
これが憎しみの力なのか。何がそんなに憎いというのか。
赤の語ったところによると、彼の深い深い憎しみの根源は「地球が青かったから」だそうです。
なるほど。逆恨みか。
即座にファイティングポーズをとり、戦闘続行か…と思われましたが、そこは愛の名を冠するラブリーさん。
困惑しつつも、とりあえず話を聞いてあげました。
えっと、良く分からないけど、愛があれば大丈夫じゃないかな?
赤の司っていたこの星は、残念なことに滅んでしまったそうです。
愛があっても、職務熱心でも、神にもできないことがある。
そんな時、やおら目に留まった青い星を覗いてみれば、青い神が若い娘といちゃいちゃやってるじゃないですか。
さすがにこれにはイラッとくる。嫉妬みたいな単純な感情とも多分違う。
自分が必死になっても守れなかったものを持っているのに、なぜそれを守ることに全力を尽くさないのか。
ならば教えてやろう。その平和や愛が、未来永劫続くものではないことを。
…ということだと思うのですが、いまいち時系列が分かりません。
(1)青が巫女のミラージュさんといちゃつく
(2)赤が襲ってくる
(3)ミラージュさん、青に唆され、キュアミラージュさんに覚醒
(4)赤の第一波をしのぐ
(5)赤の事情を知り、青が神の使命を自覚し、ミラージュさんと距離を置く
(6)ミラージュさん、赤に唆され、ミラージュ様に覚醒
(7)青、ミラージュ様と赤を封印
の流れでしょうか?
順番次第でかなり事情が変わってくるので、とても大事なところなんですが…。
たとえば(6)と(7)の順番が逆だったら、かなりどうしようもない外道になりますよ。
情報が不足したまま、それでも愛乃さんは会話を続けます。
他のプリキュアさんだったら、迷わず殴りかかってるところですね。。
特にハートキャッチチーム相手だったら、「事情など分からんが、くらえこの愛」とか言い出しかねない。
更に赤、突飛な行動に出ました。
赤:
「俺を、愛せ」
「お前の愛で、俺を救って見せろ」
そう言い放つと、ぎゅむりとラブリーさんを抱きしめる。
反射的に肩をすくめてるラブリーさんが生々しいです。
え?何?やっぱり「くらえこの愛」が正解なの?
赤は言う。愛で救えるなら、俺を愛して救ってみろと。
突飛なようですが、反論としてはかなり王道をいっています。
なるほど、愛によってお前たちは救われた。しかし俺は一人だ。
これでは「愛」では解法になりません。
状況としては「おもちゃの国」の桃園さんでしょうか。
「毎日楽しいことがある」「失敗してもやり直せる」といくら言ったところで、「でも僕たちは捨てられた」と言われてしまえば御終い。
人生山あり谷あり。色々な出来事や失敗も成功もある。でも行き着く先は同じ。人生の終着は等しく死であり、そこから先は、ない。
厳然たる事実として、赤い星は滅んでしまっている。
愛しようにもそれは既にない。
では代わりの何かを愛すれば、問題は解決するのか?
かつて劇場版で、大森さんは「物語は変わってしまったけれど、みんなハッピーならそれでいいじゃない」とおっしゃった。
ではその「みんな」が既にいなければ?
追い詰められた愛乃さんですが、世界各国のプリキュアさんの願いを受け、再稼働なされました。
曰く「一つ一つの愛は小さいけれど、決して消えない」そうで。
ぶっちゃけ各国プリキュアは事情を知りませんから、「あの赤い星の奴をぶっ倒せ」的応援しかしてないと思うのですけどね。
無数の愛が、牙をむく。
愛乃さん:
「世界を照らす永遠の愛・フォーエバーラブリー!」
素晴らしく凛々しくて愛らしいですね。
ドレスアップ風なのに、拳構えてるのがとても良い。
イノセントフォームに求めてたのはこういうのなんですよ。どうして厚化粧しちゃったのかな!
プリキュアさんにおいて「永遠」はかなり強力な特殊ワード。
これまでのシリーズでも、ずっと変わらぬ鉱物的な意味の永遠は否定しています。
彼女らが言う「永遠」は、一つの世代が終わっても次世代に続いていく植物的な永遠。
と、なると赤の救済は「滅びたはずの星に命が残っていた」とかなのかなぁ。
まぁなんだか良く分からないまま殴り倒して、「あなたの愛も忘れないよ」とかそれっぽく締めるのも愛乃さんらしいけれど。
こうしてみると「くらえこの愛」って、すんごい解答だったんだな…。
(左画像)「ハピネスチャージプリキュア!」ボーカルアルバム2 (右画像)2015カレンダー ハピネスチャージプリキュア! Twitterアカウント:http://twitter.com/RubyGillis |
【今週のモブキュア】
世界各国のプリキュアが共同戦線を張ってるのが熱いですね。
メルシィさんがいるのは、背景に映ってるのがビッグベンだとしたらイギリスでしょうか。
そうだとしたら、フランスを制圧した後、メルシィさんは海を越えて、コンチネンタルさんの援軍に行ったんですね。
他の皆様の所在地は、いまいちはっきりしません。
・ボンバーガールズ
・ワンダフルネット
・サザンクロス、ゴーンナ、パンタローニ、カチューシャ
・偽エコー(?)、マタドール
・ナイル、謎の赤(サザンクロス?)、謎の緑、偽エコー(?)、ワンダフルネット(?)
は一緒の場所にいるっぽい。
ワンダフルネットさんの背景はタージマハル風で、マタドールさんの背景はコロシアム風なので、別々の場所のようにも思えますが、サボテン生えてたり同一カットにいるように見えたりと、なんだか良く分かりません。
転戦してる可能性もあるし、よく似たプリキュアが複数いる可能性もあるなぁ…。
他のチームが戦いの余韻冷めやらぬ感じで立っているのに対し、ボンバーガールズさんは一息ついて座ってるのに貫録を感じます。
単純戦闘力はハピネスチームよりも上、とかの設定だったら楽しいな。
あとマタドールさんが思いの外、可愛かった。ハピネスさんはこういう枠外の楽しみがいっぱい眠ってそうなのが良いです。
【今週の愛】
フォーエバーラブリーさんの変身口上は、玩具等では「世界に広がる永遠の愛」だったそうな。
今週の放送では「世界を照らす永遠の愛」。ちょっと言い回しが変わってる。
ノーマルラブリーさんの口上が「世界に広がるビッグな愛」であることを考えると、「文言の被りを避けた」か「『広がる』よりも『照らす』に強い意味を込めた」のでしょうか。
後者だとすると赤への回答が込められているようにも感じます。
愛する存在を失った赤に、愛を「広げる」ことはできない。
愛乃さんが代わりを務められるものでもない。残念ながら、愛はそういう意味では永遠ではない。
ですが愛によって「照らす」ことはできる。
これはお唄による解決と同じですね。歌は人数の制限なく、皆を癒すことができる。
(厳密には音波の限界がありますけど、視覚・味覚・触覚・嗅覚とは比べ物にならない)
「子供の頃に憧れたプリキュアは現実には無力だった」
「でも大人になっても、愛と勇気を忘れないで」
「私たちは無力だけど、ずっと傍にいるよ」
の言葉と合わせると、「赤自身には愛による直接的な救済はない」「が、永遠の愛であるプリキュアが存在することで、救われる」の路線もありかも。
「優しさ」「勇気」「希望」「愛」を否定しつつ、ハピネスさんを薙ぎ払っていく赤の姿は、現実に疲弊した私らを象徴しているかのよう。
消化試合かと思いきや、最後まで気になる展開になってきたなぁ。