アンコールワット観光の翌日は、車で1時間ほど行ったところにあるトンレサップ湖に連れて行ってもらいました。水上生活が見られるということ。
この湖はとても大きくて、何でも乾季で琵琶湖の3倍、雨季には10倍以上になるとか… ガイドのキムさんも雨季には乾季の3倍の大きさになると言ってましたが、それを聞いても私の頭の中は?? 大きくなったり小さくなったりする湖があるの? ふ~ん、と思ってもやはり
例のごとく、車をブッ飛ばして船着き場へ…
とにかく無事ボートに乗り込んだのですが、ボートには運転手のいかにも若いお兄さんとガイドのキムさん、それに主人と私の4人が乗っているだけ。いかにも古そうなボートだったので、もし、このボートがひっくり返ったら、ボートの運転手のお兄ちゃんとキムさんは私たちを助けてくれるかな~ などと一瞬不安な気持ちがよぎったのは事実ですが、すぐに岸辺の様子に目を奪われてそんな気持ちはどこへやら、いつも通り矢継ぎ早に質問する私に少し閉口気味のキムさん。
雨季だったので、いつもだったらバイクで爆走しているらしいところもみんな水の下。寺院も水の中、参道も見えず、門も上半分が水の上に見えてるだけ。
は~、こんな世界があるのね、バイクを船にすればいつもと同じように移動できる、のでしょうか。
大きな湖の周りには6つの村があって、そこでは1万人以上の人々が暮らしているとか 立派な教会と立派な学校、日本と同じような紺と白の制服を着た子供たち。それに反して、貧しそうな家々、個人の家は貧しいんだな。このギャップに度肝を抜かれて、どうしてなのと叫びたい気持ちをぐっとこらえ、しかも、どうしてこの人たちは水に浸からない所にお引越ししないの という喉まで出かかった、恐らく大層バカな質問をしたい気持ちを押し殺して、キムさんのガイドを聞いていました。
その気持ちを少しは察したのか、キムさんは、ここの人たちは雨季には魚を釣り、乾季にはお米を植え(何しろ三期作らしい)生活している、と話してくれました。そうなんだ。
3本の高いアンテナは携帯電話の受信をしているとか。携帯も使えます。やっぱり、アンバランスだわ
そして、水平線の見える湖に少し驚きを覚え、こんな自然の営みと共に生活している人たちにあっぱれとしか言えない。
緑色の植物はホテイアオイ 向こう岸に集落が見える 全部水に半分くらい浸かっている 乾季はこのあたりは道でバイクで走るらしい
豚小屋も水の上
船は移動だけでなく、輸送手段としてもいかんなく能力を発揮 女性がよく働く
向こう岸は見えない 広い
後ろに見えるポリタンクに多分ガソリンが入っている