今回はガイドの研修に行ってきた。
能楽についての研修
座学の後に実際にすり足で舞台を回り、その後、能面をつけて舞台を一回りした。
能面は目ん玉のところに直径8ミリの穴が開いているだけ。
そこから見る風景はまあるくて、小さい世界
舞台の四隅に立っている柱を目印にすり足で歩くしかない!
結構危ない。
能面のような顔、という表現があるが、あれは正しくない、という。
能面の表情は変らなくても、身体の動きで『悲しみ』『嬉しさ』を表現できるという。
実際に見せてもらったが、確かにそのように見える。不思議だ。
驚いたことに、現代語で語る現代の設定の能がある。
とてもわかりやすくて、面白いと思った。
伝統芸能は廃れないように保護するだけでなく、落語や歌舞伎のように舞台を現代に設定した新しい能を作っていく努力が必要だ、とも。
確かに。
あるいは、オペラや歌舞伎、外国の舞台のように、舞台のそでに垂れ幕をして、訳をつける、あるいは横にスクリーンを設置して、そこに訳を映し出す、ということをしてもいいかも。