昨日、特に何も予定のない土曜日。近くをぶらぶらと散歩した。
桜はまだほとんど咲いていなかったけれど、近所の大学の入学式があったようだ。
実は私の母校でもあるけれど、ほとんどの学生が皆黒いスーツを着ているのにびっくりした。
親も一緒の親子連れもちらほらと見えたが、ほとんど全員が真っ黒のリクルートスーツなのには本当に驚いた。あれは入学式ではなかったのかな?どうして皆真っ黒の同じスーツなの?個性の尊重なんてものはどっかに飛んでいったのでしょうか?私たちの年代には考えられないことですが、今では皆と一緒であることが何にもまして重要なんでしょうか?
自分を主張するような服装は式典には不似合いなのかしら。スーツを買う余裕のない人はどうするのかしら?それともそんな人は今時いないのかしら・・・
色んな思いが頭をよぎりました。個性は主張するものではなく、自分の中にしまいこむものになっちゃったのでしょうか?今じゃ、小学校のときから個人に合わせた学習をしていると思ってたけど。だからもう個性を主張する必要がなくなったのかしら。
震災ボランティアでは、『今自分にできること』、が合言葉。
ボランティアの視座も『自分』です。もちろんそれがはっきりしない限りボランティアなんてできないですけど。そのためにはまず『自分』に向き合うことが必要で、そういうことをしたくない人はボランティアもできないんだなあ。AC広告機構が何度も繰り返す、『今自分にできること』という言葉に少なからず心がうずいた人間の一人です。
今、私に何ができるだろうか???
何もできない自分に唖然としているのは私だけ?
義援金もまだしていない私は本当にダメ人間です。
テレビで映し出される被災者を見て、心を痛めるだけの私。
やっぱり、明日、郵便局に行ってこようかな・・・